カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

お洒落な中国茶のカフェ CHASHINE

2024年09月15日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンにある中国茶のカフェ「CHASHINE 国色茶香」です。国色とは、その国で最も美しいものを指すそうです。お店は、かなり広く、店内なのに砂利がひてあったりします。昔の中国風のインテリアです。メニューには様々な中国茶や中国茶を使ったドリンク類が並んでいます。今回は、カフェラテ、桂花烏龍、老鹽檸檬等を頼んでみました。お客さんは、地元の若い方が多いようでした。店内が映えるので、写真や動画を撮っていました。お値段はプノンペンとしては中堅です。お試しください。

CHASHINE
https://web.facebook.com/profile.php?id=100095104964775

店内は独特の雰囲気です。



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高級韓国料理 Ember

2024年09月14日 | 生活環境
 プノンペン北部ヴァタナックタワーに繋がるヴァタナック・ライフスタイル・パーク地下1階に開店した高級韓国料理「Ember」です。外装・内装ともに高級感が溢れています。個室もいくつもあるようです。メニューは、焼き肉を中心とした韓国料理です。焼き肉には韓牛を使用していて、結構なお値段です。今回は、ランチでしたので、キムチチゲ(12ドル)をお願いしました。辛いものが苦手な人も多いカンボジアに合わせたのか、辛さを抑えた上品な感じでした。日曜の昼に伺ったので、ゆったりでしたが、平日は近くのビルにお勤めの方で賑わうようです。お値段は、プノンペンとしてはかなり高級です。お近くにお出での際は、お試しください。

Ember Korean BBQ
https://web.facebook.com/emberkoreanbbq

キムチチゲはボリュームたっぷりです(これにご飯が付きます)。


内装も高級な感じです。日曜の昼だったのでゆったりです。



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AMRO カンボジアとの年次協議報告書2024を発表 不動産不況を懸念

2024年09月13日 | 経済
 9月5日、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(ASEAN+3 Macroeconomic Research Office:AMRO)は、2024年5月2日~13日にカンボジアで実施した年次協議の報告書を発表しました。AMROは、この地域の経済・金融の監視・分析を行うとともに、ASEAN10か国と日本、中国、韓国による外貨融通の取り決め「チェンマイ・イニシアティブ(CMIM)」の実施を支援するために設立された国際機関です。
 カンボジアのGDP成長率については、2023年の5.0%から2024年5.6%、2025年5.9%と回復を続けると見ています。衣料品セクターの回復、非縫製製造業の輸出拡大、観光業の回復が、引き続き景気回復を後押しするとしています。しかし、回復の軌道は、特に不動産セクターの長期にわたる弱含みと信用力の低下というリスクにさらされていると懸念しています。
 物価上昇率は、ウクライナ危機等の影響による国際資源価格・食料価格の高騰を受けて2022年6月には7.8%まで上昇しました。その後は落ち着き、2023年には2.1%にまで下落し、2024年2.2%、2025年2.3%と安定的に推移すると見ています。
 対外収支については、経常収支(対GDP比)は、貿易赤字の大幅な縮小もあって2023年に1.3%の黒字に転じました。引き続き、2024年0.6%、2025年0.1%の黒字となると予測しています。また、2023年の海外直接投資(FDI)流入額はGDPの9.3%と底堅く推移しました。外貨準備も潤沢で、2024年末204億ドル(輸入の7.6か月分)、2025年末209億ドル(同7.1か月分)に達すると予測しています。
 リスクとしては、中国等の主要関係国の経済減速、欧米の貿易政策の転換、世界的な一次産品価格の高騰等を挙げています。また、不動産開発業者の金融危機が深まれば、銀行セクターの信用リスクが高まる可能性があると指摘しています。
 政策提言としては、財政健全化を進めつつ、開発に必要な資金を確保するための歳入を増やすことが重要であるとしています。中央銀行(NBC)の金融政策については、引き続き正常化の方向を継続すべきとしています。特に、不動産関係等の不良債権を注意深く監視し、銀行の健全性維持を図る必要があるとしています。中央銀行の規制・監視が十分に浸透していないノンバンク等による不動産向け融資については、監督を強化する必要があると提言しています。
 長期的課題として、成長を確保するために、人的資本を育成し、海外直接投資を誘致する必要があるとしています。そのためにも、物流等のハードインフラとデジタルインフラの拡充を促進すべきと提言しています。
 AMROとCMIMは、アジア通貨危機の際の国際通貨基金(IMF)の対応が失敗続きであったために、日本が主導して設立したアジア版IMFです。2016年の設立協定発効以降、活動を本格化しており、アジアの視点に立った経済分析・監視を実施していくことが期待されます。

AMROの新聞発表(英文です)
https://amro-asia.org/amros-2024-annual-consultation-report-on-cambodia


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アジア開発銀行 カンボジアの地方上水・衛生改善を支援

2024年09月12日 | 経済
 8月30日、アジア開発銀行(ADB)は、カンボジアに対し、9360万ドル(約133億円)の支援を供与することを承認しました。対象となるのは、地方上水衛生改善セクター開発プログラムで、対象9州の農村部において安全で管理された手頃な価格の飲料水、衛生サービス、衛生施設へのアクセス改善を目指すとしています。支援の内訳は、アジア開発銀行の借款9000万ドル、日本特別基金(贈与)300万ドル、技術支援60万ドルとなっています。
 カンボジアでは、水供給、衛生、衛生サービスへのアクセスが大きく改善されてきました。改善された水供給へのアクセスが2015年の77%から2020年には85%に、改善された衛生設備へのアクセスが60%から77%に、基本的な衛生サービスへのアクセスが67%から74%に改善しました。
 しかし、農村部と都市部の間には大きな格差があり、カンボジアの農村部の改善は、都市部に遅れをとっています。2020年、水道水へのアクセスは都市部80%に対し、農村部では17%でした。農村部の住民のほとんどは浄化槽とトイレを使用しており(64%)、下水道に接続されているのは6%のみとなっています。都市部の下水接続率は48%でした。
 カンボジアでは、道路や港湾、電力、通信等のインフラの改善が進められています。これと同時に。都市部だけでなく農村部での社会インフラの整備が課題となっています。アジア開発銀行や日本の支援を得つつ、カンボジア政府がこうした課題に取り組んでいくことが期待されます。

アジア開発銀行のサイト
https://www.adb.org/projects/55220-001/main


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中央銀行 不良債権対策を再導入 預金準備率の維持も表明

2024年09月11日 | 経済
 8月21日、中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、金融機関の健全性を維持しつつ貸付を促進する政策に関する通達を発出しました。この通達では、資本保全バッファー比率を2025年末まで1.25%とする、リエル建ての預金準備率を2025年末まで7%で維持する、返済が困難になっている借入人の債務条件緩和を許可するという3政策が通達されました。
 資本保全バッファーは、自己資本の最低所要比率に加算されるもので、国際的なバーゼル規制では2.5%となっていますが、カンボジアでは1.25%となっています。今回の通達では、2025年末までこの比率を引き上げないと表明することにより、金融機関が貸付に回す資金を増やす効果があるものと見られます。
 預金準備は、預金引き出しに備えて預金の一定割合を金融機関が準備しておくものです。カンボジアではリエル建ての預金の準備率は7%ですが、これも2025年末まで引き上げないと表明することで貸付を後押しする効果が期待されます。
 返済が困難になっている借入人の債務条件緩和については、新型コロナ対策として実施されていましたが、2022年6月に終了していました。その再導入を許可したものです。詳細については、8月29日に更に通達が発出され、こちらも2025年末まで規制緩和を継続すると表明されています。
 カンボジア経済のエンジンである縫製品等の輸出は回復しつつありますが、建設・不動産不況は深刻な状況が続いています。観光業も、新型コロナの影響からの立ち直りが遅れています。こうした中で、金融機関では不良債権比率が高まってきており、新規貸し付けが伸び悩んでいました。
 カンボジアは高度にドル化した経済であるため、中央銀行が実施できる金融政策には限りがありますが、金融機関が貸付を伸ばすマインドを後押しする今回のような政策は効果があるものと期待されます。カンボジア国立銀行の地道な努力が継続されることが期待されます。
(写真は、商業銀行最大手のACLEDA銀行本店)

カンボジア国立銀行のフェイスブック(クメール語)
https://web.facebook.com/nationalbankofcambodiaofficial/posts/pfbid0vsNt14QoxNSpKaoy5nC1R3yN7s5diMhZGohVytD5MToTagmCh9SpaN7dHGfNnxNWl


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日本政府 プノンペンの送配電網整備に80億円の円借款供与

2024年09月10日 | 経済
 9月6日、プノンペンにおいて、植野篤志大使と、ソック・チェンダ・サオピア・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣との間で、プノンペンで変電所及び送電線・配電線を新増設するための「プノンペン首都圏送配電網拡張整備事業(フェーズ2)(第三期)」向けの円借款(供与限度額79億8800万円)に関する書簡の署名・交換が行われました。
 借款の供与条件は、金利は変動金利(TORF+0.4%。コンサルティングサービス部分は年0.4%)、償還期間30年(10年の据置期間を含む)という大変譲許的なものです。
 プノンペン首都圏送配電網拡張整備事業では、電力需要が集中する首都プノンペンにおいて、変電所の新増設、送配電線の整備及び系統安定化装置等を導入します。2015年3月に第一期(供与限度額38億1600万円)、2018年1月に第二期(供与限度額92億1600万円)として円借款を供与しており、今回はそれに続く第三期の供与となります。
 この事業により、送変電・配電設備の容量不足が解消され、日本の約100倍以上となっている一戸あたりの停電回数と停電時間が格段に減少し、首都プノンペンの電力供給の安定化が図られます。送電ロスについても約10%削減し、気候変動緩和に資することが期待されます。また、カンボジアでは、プノンペン近郊の経済特別区を中心に日系製造業の進出が増加しており、入居する日本企業にも裨益することが期待されるとしています。
 カンボジアに進出する日系企業にとって、電力の安定供給や電力料金の水準は重要なポイントの一つとなっています。こうした課題に対応するカンボジア政府を日本の円借款が支援することは大きな意義があるものと見られます。
(写真は交換公文署名式典。AKPより)

外務省の発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_01134.html


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第28回日本カンボジア官民合同会議 投資環境改善に向けて

2024年09月09日 | 経済
 日本とカンボジアは、日本・カンボジア投資協定に基づき、概ね1年に2回の定期協議会(官民合同会議)を実施しています。9月4日に第28回官民合同会議がハイブリッド方式で開催されました。植野篤志日本大使とスン・チャントール副首相兼カンボジア開発評議会(CDC)第一副議長が共同議長を務めました。会議には、カンボジア側は関係省庁の関係者、日本側は日本人商工会、JETRO、JICA等の関係者等、多数が参加しました。
 この合同会議では、カンボジアの投資環境を改善するために、日本企業が直面する問題について、政策・法律といった大きな課題から、事務手続きの改善といった個別の課題まで、幅広く取り上げられてきています。今回の会議では、税制関連(非居住者取締役に対するみなし課税、VAT 還付の進捗、改正税法における株式譲渡/事業譲渡)、物流関連(CNSW の推進:通関手続きの電子化・簡素化、タイ・ベトナム国境通関の迅速化、プノンペン新空港における物流機能の理解)、投資関連(カーボンニュートラル/電力料金低減・停電モニタリング、並行輸入・偽造品に関する諸問題、国境地区・シハヌークビルでの治安に対する懸念)、プロジェクト(産業人材育成)等の分野を中心に報告・議論されました。
 多数の問題があり、すぐには解決できないものもありますが、個別の課題について一つ一つ地道に取り組んで解決していくことが重要と見られます。また、日本側も、問題を指摘するだけでなく、解決案を提示したり、各省庁担当者と詳細な個別協議を行う等、カンボジア側と協力して対応する姿勢です。この会議を通じてこれまでも、カムコントロールの国境検査廃止、電力料金の引下げ方針等、いくつもの問題が解決されてきています。こうした地道な取り組みが、カンボジアの投資環境の改善とカンボジアでの日系企業の発展、更には、カンボジア経済の成長と日本・カンボジアの二国間の友好関係の深化に繋がることが大いに期待されます。
(写真は、CDCのフェイスブックより)

CDCのフェイスブック
https://web.facebook.com/cdc.gov.kh/posts/pfbid03W1tqcD1RiJKdYxsgvxAtzb25wTrb388KHGL7zP4YkgjQSi91nC5Zn6LxpBaLHNPl


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2024年09月09日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、またはブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

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プノンペンで松茸土瓶蒸し くずし割烹 安達

2024年09月08日 | 経済
 プノンペン中心部バンケンコンの高級和食店「くずし割烹 安達」で、松茸の土瓶蒸し(写真上)を堪能しました。お店の内装は、高級和食店らしい造りで、個室もありますし、カウンター席も良い感じです。お料理は、松茸の土瓶蒸し(9.8ドル)に加えて、日本産の生ガキ(7.8ドル)、だし茶漬け(7ドル)をお願いしました。松茸の土瓶蒸しは素晴らしく、松茸もたくさん入っていました。生ガキも美味しく、〆のだし茶漬けも秀逸です。お値段は、プノンペンとしては高級ですが、東京と比べるとリーズナブルです。ここはお勧めです。ぜひお試しください。

くずし割烹 安達
https://web.facebook.com/Adachijprestaurant/

ぷりぷりの生ガキ。和風にポン酢でいただきます。



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ジェラートが美味しい Gelato Café

2024年09月07日 | 生活環境
 プノンペン南部123通り沿いにあるジェラート屋さん「Gelato Café」です。向かいにあるギリシャ料理のERIAの系列店とのことです。内装は落ち着いた感じで、2階席も素敵です。メニューはもちろんジェラート中心ですが、ドリンク類も豊富です。今回は、メニューにはなかったのですが、コーヒーフロートをお願いしてみました(写真上:3.5ドル)。暑いカンボジアにはぴったりの飲み物です。お値段は、ジェラートは1スクープ1,5ドル(約220円)と中堅です。お勧めです。お試しください。

Gelato Café
https://web.facebook.com/GelatoFactoryKh

店内はイタリアンなん感じです。



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カンボジアの観光回復に向けて 首相が様々な改善指示

2024年09月06日 | 経済
 カンボジア経済にとって、観光業は重要なエンジンの一つですが、新型コロナの影響を最も厳しく受けて不況も厳しいものがありました。訪問客数は、次第に回復しつつありますが、観光業は引き続き厳しい状況にあるため、フン・マネット首相は8月下旬に様々な支援策を指示しました。
 まず、観光業に対する課税ですが、付加価値税と所得税を除く税の免税措置を、2025年6月末まで延長するとしています。また、観光ガイドのライセンス更新手数料も2024年末まで免除するとしました。また、観光業を支援するため、中小企業銀行が5000万ドル(約73億円)の融資枠を設定しています。
 次に、観光客の誘致を進めるための改善として、遺跡の開場時間を延長しました。朝日を見るツアーが人気のアンコールワットについては、開場時間を朝の5時からに前倒しました。また、夕日の名所のプノンバケン等は、閉場時間を午後7時まで延長しています。
 また、外国人がアンコール遺跡に入場するのに必要なチケット購入は、必要書類や写真が必要で、時間・手間が負担になっているとの指摘に応えて、チケット購入時のパスポートや写真の提出を、9月末から不要とするとしています。また、モバイルでの購入も可能としたいとしています。
 一つ一つは細かい改善ですが、不況から回復の途上にある観光業にとっては、大きな支援となるものと見られます。今後とも、官民協力しての観光業の回復に向けての支援策が期待されます。
(写真は、アンコールワット)



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カンボジア銀行会議2024

2024年09月05日 | 経済
 8月22日・23日に、カンボジア銀行会議(Cambodia Banking Conference)がプノンペンで開催されました。今回は、「金融の融合:強靭な金融セクターのための協力強化」をテーマとしています。
 中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)の銀行監督副局長は、開会の辞で、不確実な時代における強靭性の重要性を強調しました。「世界経済が地政学的な緊張や経済の減速などに直面し続ける中、カンボジアの銀行セクターは堅調であり続けるために適応し、革新を成し遂げなければならない」と述べています。特に、デジタルトランスフォーメーション、人工知能(AI)やフィンテックなどの新技術に期待するとしています。
 世界銀行のシニアエコノミストは、世界経済の不確実性に直面しているカンボジアの銀行システムの強靭性を強調しました。「銀行システムは以前ほど強力ではないにしても、依然としてうまくいっていることは明らか」と指摘しました。
 銀行セクターについては、貸付の伸びが2.6%と過去20年間で最低のレベルとなりました。また、不動産不況の影響も色濃く、不良債権比率も6.8%と急速に上昇してきています。しかし、カンボジア国立銀行の銀行監督の効果もあって、銀行の健全性指標は十分な状況にあります。
 中央銀行の監督を受けつつ、カンボジアの銀行セクターが新たなイノベーションに挑戦し、引き続き健全性を維持しつつ発展を続けていくことが期待されます。

カンボジア銀行協会のサイト
https://www.abc.org.kh/events/cambodia-banking-conference-2024/


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中央銀行のチア・スレイ総裁 中央銀行総裁賞で高評価

2024年09月04日 | 経済
 8月19日、世界的な金融誌であるグローバルファイナンスは、2024年ベスト中央銀行総裁賞を発表しました。この賞は、物価コントロール、経済成長達成度、為替安定度、金利操作等の観点から、100か国近くの中央銀行総裁を評価して、AプラスからFまでの等級で評価するものです。カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)のチア・スレイ総裁は、Aマイナスの高評価を得ました。
 最高等級のAプラスには、デンマーク、インド、スイスの中央銀行総裁が、A等級にはブラジルやベトナム等の7つの中央銀行の総裁が選定されています。カンボジアのチア・スレイ総裁が入っているAマイナスには、米国FRBのパウエル議長や欧州中銀のラガルド総裁等の15人が選ばれています。
 チア・スレイ総裁は、総裁になる以前から、カンボジア信用機構の立ち上げ、銀行間即時決済システムFASTの導入、中央銀行デジタル通貨バコンの開発と導入、統一QRコードであるKHQRの導入等において、大きな功績を残しています。また、カンボジア・フィンテック協会でも重要な役割を果たしています。日本ではしがらみがあって困難な課題である中央銀行デジタル通貨や統一QRコードを導入したことは、世界的にも高く評価されてきました。
 カンボジアの中央銀行総裁が。こうした賞を受賞することは、カンボジアの国際的信頼性を高める等、大きな意義があるものと見られます。
(写真は、チア・スレイ総裁。カンボジア国立銀行のサイトより)

グローバルファイナンスの発表
https://gfmag.com/award/winner-announcements/press-release-global-finances-central-banker-report-cards-2024/


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カンボジアの休日2025

2024年09月03日 | 経済
 来年2025年のカンボジアの祝祭日です。カンボジアの休日数は、2019年は28日でしたが、2020年は6日間削減されて22日、2021年以降は21日となっていました。2024年はクメール正月の休日が1日増えて22日となっていましたが、フナン・テチョ運河の起工式(8月5日)が臨時の休日となり、平和の日も追加されたので24日となっていました。2025年は、クメール正月の連休がまた3日間になっていることもあり、22日となっています。
 休日数の削減は、2019年3月の政府民間フォーラムで、民間企業側からの「カンボジアは周辺諸国に比べて休日数が多すぎる」との意見を踏まえて、フン・セン首相(当時)が約束していたものです。また、2021年10月に労働法が改正され、休日が日曜・他の休日と重複した場合、翌営業日への振替は行わないこととなりました。
 なお、カンボジアでは中華正月と呼ばれる旧正月(2025年は1月29日水曜日)は、休日とされていませんが、前後併せて休業とする企業・職場が多いのが実情です。

1月1日 水曜 インターナショナルニューイヤー International New Year
1月7日 火曜 虐殺政権からの解放の日 Victory over Genocide Day 
3月8日 土曜 国際女性の日 International Women's Day
4月14日~16日 月曜~水曜 カンボジア正月 Khmer New Year
5月1日 木曜 国際労働者の日 International Labor Day
5月11日 日曜 仏誕節 Visaka Bochea
5月14日 水曜 シハモニ国王誕生日 King Norodom Sihamoni's Birthday
5月15日 木曜 王室始耕祭 Royal Ploughing Ceremony
6月18日 水曜 モニク前王妃誕生日 Queen Norodom Monineath Sihanouk’s Birthday
9月21日~23日 日曜~火曜 プチュンバン Pchum Ben Day
9月24日 水曜 憲法記念日 Constitution Day
10月15日 水曜 シアヌーク前国王追悼記念日 Commemoration Day of King's Father
10月29日 水曜 シハモニ国王即位記念日 King Norodom Sihamoni Coronation Day
11月4日~6日 火曜~木曜 水祭り Water Festival
11月9日 日曜 独立記念日 Independence Day
12月29日 月曜 平和の日 Peace Day

(写真は、2023年の水祭り)


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カンボジア入国手続きの電子化 9月1日から本格運用

2024年09月02日 | 経済
 8月29日、在カンボジア日本国大使館は、「カンボジア到着時の入国、税関、検疫手続きのオンライン化:本格運用の開始(9月1日~)」に関する通知を発出しました。
 カンボジア到着時の入国、税関及び検疫に係る手続きのオンライン化(Cambodia e-Arrival Card)については、カンボジア内務省から、カンボジア国内の国際空港において本格運用を9月1日から開始するとの通知があったとのことです。カンボジア内務省によれば、同日以降は、紙媒体のフォームによる手続きは行えなくなるとのことです。なお、紙媒体の代わりに、空港到着時に備え付けのタブレットで入力することも可能な模様です。
 カンボジア内務省は、カンボジア到着時の入管、税関及び検疫に係る手続きを「Cambodia e-Arrival Card」としてオンライン化し、2024年1月1日から試験運用を開始しました。紙媒体のフォームにより行われていたカンボジア到着時の入管、税関及び検疫に係る手続きが、専用サイト(www.arrival.gov.kh)またはアプリ(Cambodia e-Arrival: CeA))を通じて行うことが可能となりました。
 当初は、試験運用終了後の7月1日から本格運用の予定でしたが、これが、2025年1月1日に延期され、今般、9月1日からと変更されたものです。
 私もプノンペン空港到着時に利用済です。スマホでオンラインサイト(英文です)にアクセスして、氏名、パスポート番号、ビザ番号等を入力しました。顔写真、パスポートの写真も必要ですが、スマホのカメラで簡単に対応できました。アライバルビザが必要な方は、必要なビザの種類等を選べば良いようになっています。入力は特段引っかかるところもなく、5分ほどで完了できました。完了するとQRコードが出てきますので、スクリーンショットで記録しておきました。
 スマホでの登録は、到着7日前から可能となります。なお、アプリでは一度入力すると、次からはそのデータを利用できるようになっています。
 カンボジアの各種手続きのDX化は日本を上回る速度で進展しています。DX化は避けて通れない課題であり、カンボジア政府が地道に取り組みを継続していくことが期待されます。

日本の外務省のサイト
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=151462

Cambodia e-Arrival
https://arrival.gov.kh/


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