カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種の進展に伴い市中感染は大幅に減少していました。2月に入ってオミクロン株の市中感染が拡大しましたが、3月中旬以降ピークアウトし、死亡者数・新規陽性者数は低いレベルとなってきています。4月24日の保健省の発表によれば、死者は累計3056名(4月17日から1名増)です。累計陽性者数は13万6216名(同156名増)となっています。治癒数は13万2921名(同152名増)です。先週の新規陽性者のうち、市中感染は149名、海外帰国・入国者の新規陽性は7名でした。
カンボジアで初のオミクロン株の陽性者は昨年12月14日に確認されました。当初は海外からの帰国・入国者のみでしたが、1月8日にオミクロン株初の市中感染確認が発表されました。その後市中感染が拡大しましたが、3月中旬以降、ピークアウトの様相を示しています。4月24日発表で国内での市中感染は1万4413例(4月17日から149例増)が確認されているとしています。
4月21日、カンボジア政府は、ワクチン未接種・1回のみ接種の入国者について、隔離期間をこれまでの14日間から7日間に短縮すると発表しました。ワクチン2回以上接種済の場合は、入国時隔離は不要となっています。
4月14日~16日のクメール正月は、特段の規制なく実施されました。多くの人々が集まって密な状態となるイベントも数多く実施されました。また、タイ等の周辺国へ出稼ぎに行っている労働者もこの時期には多数帰郷しています。タイからの入国については、不法入国や偽の証明書類による入国があると報道されています。このため、クメール正月後に陽性者が増加する懸念がありましたが、クメール正月終了後1週間を経ても大きな増加は見られませんでした。ワクチン接種の進展の効果が大きいものと見られます。多くの国民が、コロナ前に戻ったと実感した模様です。
カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了していると言ってもよい状況と見られます。4月23日現在で、1488万7019人への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の93.0%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の102.8%に第1回接種を、99.4%に2回目を完了しています。また、世界に先駆けて、3歳~4歳児への接種を2月23日から開始しました。33万7423人への第1回接種を完了しています。
ブースター接種(3回目)も実施が進められ、4月23日現在822万8633人(うち成人604万5773人)が接種を完了しています。1月3日以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行っており、125万2200人が接種を完了しています。更に、6歳~12歳についても2月21日から3回目接種が開始され、92万4278人が完了しています。また、オミクロン株対策の一環として、4回目の接種を1月14日から開始しました。4月23日現在で136万5107人が接種済です。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために2021年はプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、秋以降、大幅緩和となっています。なお、入国規制を含めて各種規制が頻繁に変更されていますので、大使館等のサイトで最新情報をご確認ください。カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、クメール正月中のセントラルマーケット周辺。4月16日撮影)
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在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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カンボジアで初のオミクロン株の陽性者は昨年12月14日に確認されました。当初は海外からの帰国・入国者のみでしたが、1月8日にオミクロン株初の市中感染確認が発表されました。その後市中感染が拡大しましたが、3月中旬以降、ピークアウトの様相を示しています。4月24日発表で国内での市中感染は1万4413例(4月17日から149例増)が確認されているとしています。
4月21日、カンボジア政府は、ワクチン未接種・1回のみ接種の入国者について、隔離期間をこれまでの14日間から7日間に短縮すると発表しました。ワクチン2回以上接種済の場合は、入国時隔離は不要となっています。
4月14日~16日のクメール正月は、特段の規制なく実施されました。多くの人々が集まって密な状態となるイベントも数多く実施されました。また、タイ等の周辺国へ出稼ぎに行っている労働者もこの時期には多数帰郷しています。タイからの入国については、不法入国や偽の証明書類による入国があると報道されています。このため、クメール正月後に陽性者が増加する懸念がありましたが、クメール正月終了後1週間を経ても大きな増加は見られませんでした。ワクチン接種の進展の効果が大きいものと見られます。多くの国民が、コロナ前に戻ったと実感した模様です。
カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了していると言ってもよい状況と見られます。4月23日現在で、1488万7019人への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の93.0%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の102.8%に第1回接種を、99.4%に2回目を完了しています。また、世界に先駆けて、3歳~4歳児への接種を2月23日から開始しました。33万7423人への第1回接種を完了しています。
ブースター接種(3回目)も実施が進められ、4月23日現在822万8633人(うち成人604万5773人)が接種を完了しています。1月3日以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行っており、125万2200人が接種を完了しています。更に、6歳~12歳についても2月21日から3回目接種が開始され、92万4278人が完了しています。また、オミクロン株対策の一環として、4回目の接種を1月14日から開始しました。4月23日現在で136万5107人が接種済です。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために2021年はプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、秋以降、大幅緩和となっています。なお、入国規制を含めて各種規制が頻繁に変更されていますので、大使館等のサイトで最新情報をご確認ください。カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、クメール正月中のセントラルマーケット周辺。4月16日撮影)
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