英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

1票の格差

2010-01-28 22:10:13 | 時事
一票の格差2倍強、広島高裁も「違憲」 09年衆院選(asahi.com)より引用

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 「一票の格差」が最大で2.30倍あった昨年8月の衆院選は憲法に違反するとして、広島市の男性が地元・広島1区の選挙無効を求めた訴訟の判決が25日、広島高裁であった。広田聡(さとし)裁判長は、法の下の平等を定めた憲法の観点から、格差が2倍超あるのは「容認できない」と指摘。格差2倍未満の1.47倍だった広島1区も含め、「選挙全体(小選挙区)が違憲、違法」とした。選挙無効の請求は、混乱を招くとして棄却した。
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 確かに、不公平かもしれませんね。
 でも、選挙無効の請求は棄却ですね。これも、実際問題を考えると、仕方がないところかもしれません。

 「あんた(原告)の言うことはもっともだ。正しいと思う、認めるよ。でも、実際問題として、選挙を無効とすると、いろいろ大変なんだよ。まあ、大目に見てくれ」
ということなんでしょうか。


 まあ、それはともかく……
 私の住む福井県も、人口が少なく、2008年10月時点での推定人口では約81万2千人で5番目に少ない県です。(高知県は77万4千人で3番目に少ない県)

 確かに、意表の価値が半分だとしたら、すごく不公平と感じます。
 でも、人口に比例するような議員定数にしたら、都道府県単位で考えると、すごく格差がつくはずです。となると、福井県のような弱小の県の意見などほとんど無視されてしまいそうです。
 逆に考えると、人口比以上に、議員や予算が優遇されている現状をありがたく思わないといけないのでしょうね。
 しかし、数字的には保護されているのですが、実際は人口の少ない(有権者が少ない)福井県はないがしろにされている感覚が強いです。

 この感覚は、経済(商業)的や文化的な観点で捉えると、さらに強くなります。
 まあ、人が多くて密集していればいるほど住みにくいので、こちら(田舎)も文句は言えないのかもしれません。

 と言うわけで、1票の格差については「堅いことは言わずに、大目に見てくれよ」です。
コメント
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