英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『相棒season10』 第18話 「守るべきもの」

2012-03-09 00:16:07 | ドラマ・映画
 「守るべきもの」というタイトルだったが、警護の対象となった男は、最低の人間だった。

 普段と違う2つの事から、射殺された警備会社の土方(合田雅吏)の人物像が浮かんできた。
 さらに、焦点となったのは、
・SPの仕事が怖くなって退職した土方が、警護の仕事をしているのは何故か?
・SPも民間の警護も仕事内容は同じ、違いは何か?
信頼関係が結べない対象者の警護は出来ないという土方の信条だった。

 事件の真相は、研究費の使い込みを隠ぺいしようとした所長が計画した狂言襲撃だった。襲撃されたことで、研究を中止する理由ができるというまるで小学生が宿題を忘れた時の言い訳のような発想
 さらに、警護対象者の泊(今井朋彦)も研究成果を上げることができず、自分の保身ばかりを考え、命を張って守ってくれた有能な土方を、「逃げた」と証言する最低な奴だった。
 これでは、土方も浮かばれない。警護対象者を選択するため民間に移ったというのに、皮肉でやるせない死の真相だった。

★どうでもいい突っ込み・感想
・脅迫状まで送りつけられた対象者なのに、警護はたった一人なの?
・ミスリードのための胡散臭いNPO法人(名前も日本丸って)の代表・三橋(手塚とおる)、篠井英介さんと生瀬勝久さんを足して2で割り、バタ臭さを加えたようなキャラだった。「記憶にありません」とかとぼけるし。
 それにしてもこのふざけたNPO法人、まじめに活動しているNPO法人の方が見たら、激怒しそうだ。


【ストーリー】(番組サイトより)
民間警備会社の土方(合田雅吏)が銃弾を受けて死亡した。
土方は、ある研究をしている学者・泊(今井朋彦)を警護している最中だった。
尊(及川光博)と警察学校で同期だった土方は、閣僚警護の経験もあったが「SPという仕事に恐怖を感じるようになり警察を辞めた」と言われていた。その土方が民間の警備会社に入り、再び警護の仕事についていたことに、尊は違和感を感じる。
米沢(六角精児)によると、銃撃は2発。防犯カメラの映像には土方が1発目の狙撃の後、逃げ出すように走り出す姿が残されており、2発目が命中した。一緒に居た泊も、土方が逃げ出したと証言しているという。
泊は事件前に「研究を中止せよ」という脅迫状を受け取っていたらしいが、命を狙われるほどの研究とは一体どんなものだったのか?
興味を抱いた右京(水谷豊)は尊とともに調べ始める。

土方は本当にSPの仕事が怖くなって辞めたのか?
なぜ土方は銃撃されたとき逃げ出したのか?
疑問が膨んでいく中、土方が命を落とすことになった背景に意外な事実が隠されていたことがわかる…


ゲスト:今井朋彦 合田雅吏 手塚とおる
脚本:ハセベバクシンオー 監督:近藤俊明
コメント (10)
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