英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

天空の城ラピュタ【補足あり……肝心なことを忘れていました】

2024-09-08 13:29:16 | アニメ
(“パリ五輪のベストゲーム”を書くのがしんどいので、他の記事で気分転換。でも、この『ラピュタ』を書くのも、けっこう難儀かも)

 横たわった少女・シータが、ゆっくり少年・パズーの前に降りてくるシーンしか、長年、知らなかった。
 今回、知人の「見なきゃあ損する」という言葉に押されて、視聴。
 録画をするのを忘れていて、テレビでやっているのを見て慌てて録画。録画を始めたシーンが、上記のシーンだった。
 《そうなんだ、本当に映画の冒頭だったんだな》と。(観ることができなかった冒頭部分はウィキペディアで補完)

 面白かった。
 一言で言うと、『ルパン三世』と『ブリブリ王国の秘宝』と『ジブリ』と『未来少年コナン』の要素が合わさって混じったような感じ。

 空中海賊団の連中はけっこういい奴らで、シータとの心の交流は心地よかった。
 シータの優しさと素直さに“うぶ”な反応をし、気を引こうとする。シータとパズーの会話を耳にして、邪心なく応援しようと思うシーンなど、こちらもほんわかした。
 試練に立ち向かうシータとパズーには、私も海賊団と同じ様に応援したくなった。
 それにしても、このふたりは『未来少年コナン』のコナンとララそっくりだ(『未来少年コナン』の方が先)
 天空の城ラピュタは廃墟になっていたが、そこに残っていた仕掛けは“ブリブリ王国”を思い出した。ムスカはブリブリ王国で登場する“ミスター・ハブ”っぽいし
あっ、でも、ブリブリ王国よりラピュタの方が先か!
 パズーは、ルパン三世の少年期のようなキャラクター「海賊王になるっ!」と言い出しそうな声だったが(笑)
 不思議な少女・シータ、飛行石、天空の城などの謎が、少しずつ明らかになっていくのも興味深かった(ただし、疑問は残る・後述)
  秘宝モノ(インディージョーンズ、ルパン三世、ブリブリ王国など)は、最後は崩壊・消滅していくのがお約束。今回もその例に倣うのかと思ったが、心臓部(巨大飛行石)と庭園(墓守)ロボットらが住む頂上部分が残って去っていくのは良かった。

【疑問点】
・ラピュタはなぜ滅んだのか?(ウィキペディアによると、「約700年前にラピュタの科学力でも克服出来ない疫病にむしばまれ、やむを得ず地上へ降りる事を決断した」らしい)
 住人がいなくなったので、ウィルスや細菌はも死滅したのか?
・大量の財宝が残されていたが、けっこう横暴なことをやっていたのだろう。なので、あるかないか分からない伝説となるのは不自然(700年前とは言え)。
 それに、シータの一族とムスカの一族が地上に降りる時、財宝を持っていくように思うが。
・シータに継承された飛行石のペンダ飛行は、王国に辿り着く道しるべ的な役割だったが、何のために残したのか、今一つ釈然としない(まあ、それがないと、物語は始まらないが)
・滅びの呪文(言葉)というより、「終結・再出発の呪文」だなあ。運よく、終結作用はムスカだけに作用。

【その他の感想】
・空中海賊団の船長・ドーラの声は初井言榮さん、ムスカの声は寺田農さんが担当。驚きと感動。
 ドーラの目は、『となりのトトロ』のカンタのばあちゃんを思い出した。
・ハラ・モトロ(ベテラン機関士)は、『千と千尋の神隠し』のカマ爺かと思った。
・ポムじいさんは、お助けキャラ(案内キャラ)というか、ストーリーの進行キャラかなあ。常田富士男さんの声も懐かしかった。
・モウロ将軍は傲慢で強欲なキャラで、永井一郎さんにしては魅力のないキャラで残念。
・チョイ役でTARAKOさん、端役で林原めぐみさん、関俊彦さん、大塚芳忠さんが出演されていて、びっくり。
・エンディングで、海賊団の連中の雰囲気が、『カリオストロの城』の銭形警部率いる警官隊に似ている

【補足】
 主題歌(エンディング)が素晴らしい!

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パリ五輪雑感 その17 パリ... | トップ | 棋士編入試験第1局 高橋佑... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ラピュタと言えば。 (こてくん)
2024-09-08 19:49:14
英さん、こんばんは。

『ラピュタ』いいですねぇ~~~~。

個人的には、
「ありゃ無理だ。ぜってーに生き残れない」
そんな感じですね。

わたしの場合。
「ラピュタ」見て、「カリオストロの城」
でしたからねぇ~~~~。
順序がそもそも変すぎます。(笑)

ドーラの
「40秒で仕度しな」



ムスカの
「3分間待ってやる」

はまさに白眉。

特に後者のムスカの方は、
パズー・シータとの駆け引き。

そして、けん銃に弾を仕込むという
行動で、
ムスカの心理までも、
表現してしまうという・・・・・。

いやぁ~~~~。でも、
あの後、ムスカさんはシータと
2人でラピュタに住もうと
思っているようだったけど・・・・・。

どーみても、サバイバルな展開は
イメージ出来ないよなぁ~~~~。
と数十年後のわたしは、そう思って
笑っちゃうのでした。
返信する
面白かったですね ()
2024-09-08 20:44:40
>こてくん さんへ
>ラピュタと言えば。... への返信

こてくん、こんばんは。

>「ラピュタ」見て、「カリオストロの城」でしたからねぇ~~~~。順序がそもそも変すぎます。(笑)

 いえ、よくあるパターンだと思います。
 私など、色々見たあと、ラピュタです。

 ムスカの「3分間」云々は、気がつきませんでした(そんなことを言っていたような…レベルです)

>あの後、ムスカさんはシータと2人でラピュタに住もうと思っているようだったけど・・・・・。

 シータの感情的に、あり得ません(笑)
 どうもこの頃(1970~85年)くらいの、悪役はこういう思い込みが強かった気がします。
返信する
自分は逆に、、、 (せぷ)
2024-09-08 21:28:33
英さんは『天空の城ラピュタ』、ご覧になったことがなかったんですね。
面白かったのであれば何よりです。

自分は逆に、ジブリが好き!と言いつつ、『ルパン三世カリオストロの城』や『未来少年コナン』を見たことがないという女の子に「見ろ!」と言っています。
ジブリに興味がない、だから『未来少年コナン』も見ないというならわかるのですが、ジブリは好き、でも『未来少年コナン』には興味がないというのはちょっと理解出来ないです。
返信する
分かるような気がします ()
2024-09-08 22:28:36
>せぷ さんへ
>自分は逆に、、、... への返信

せぷさん、こんばんは。

>ジブリに興味がない、だから『未来少年コナン』も見ないというならわかるのですが、ジブリは好き、でも『未来少年コナン』には興味がないというのはちょっと理解出来ないです。

 せぷさんの気持ちはわかります。同意率は75~79%ぐらいでしょうか。
 ただ、『ルパン三世カリオストロの城』や『未来少年コナン』はジブリ作品というよりは宮崎駿脚本作品と言った方がいいかも。
 私は、宮崎駿脚本のルパンは、本来のルパンとは少し違うという感触です。
 それと、本文で「パズーはルパン三世の少年版」という主旨の文を書きましたが、未来少年コナンは宮崎駿版ルパンの少年版そのものです。

 話を戻します。
 ジブリ好きの女性は、猫(動物)や魔女や妖精・精霊(妖怪)が出てこないと、ジブリ作品と認識しないのではないでしょうか?(あ、すみません。『風の谷のナウシカ』など未見の作品がいくつかあります)
 私自身、ジブリ作品は高評価M」低評価のばらつきは大きいです。
 
返信する

コメントを投稿

アニメ」カテゴリの最新記事