英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season23 第3話「楽園」

2024-10-31 20:07:20 | ドラマ・映画
多数の要素が絡み合い、右京が先行、亀山が後を追う……
 …登場人物が、隠遁側、悪人側、捜査側が入り乱れ、けっこう複雑であったが、右京の瞬時の推理を、亀山がそれを懸命に考え捜査してくれたので、逐次、謎が提示、明かされていったので、楽しめて面白かった。

 ペンションに集う?幾組かのグループ……“金田一少年”風味も興味が高まった。
 こういうパターンは、『相棒』においても幾つかあるが、『招かれざる客』(season9)を思い出す。右京の後を追った神戸が、咄嗟に「杉下右京、逮捕状が出ている!」とか言って、自分の健康診断書をチラッと提示したシーンが印象深い。

転落死――
・残されていたPCにより、死亡した古瀬彰人は世界有数のハッカー・バジリスクと考えられる…50億円の仮想通過を所有
・古瀬のスマホは持ち去られ、六本木で電源を切られた  
・密売グループと関係? ビルを見張っていた
・右京の指示で、池袋のコインロッカーの映像を調べる土師
鮫島……素性不明の詐欺、恐喝の大物 女好き
・六本木にはフィッシング詐欺の疑いがあるIT会社が存在(鮫島が関与) 鮫島からの指示《バジリスクにPCの罠を仕掛けろ》
 ……偽メール「バジリスクの正体が分かった。明日、6時、新宿オウシンビルにて」で、バジリスクをおびき出す
 ……《古瀬のスマホのデータを解析して、居所を探せ》→ペンションを特定  スマホはコインロッカーに

楽園――(俗世間から隔絶したペンション……ネットがつながらない)
ミステリー作家・岸みどり編集者……氷を綾乃に所望し入手
らしき二人……納屋を探り、スマホで撮影 その納屋には使用後と思われるガソリンタンク 小火の現場からもガソリン臭
起業家とその彼女……小火を発見(原因は、よく消さなかった煙草の火が引火したものと思われた) 林に何かを埋めていた←オーナが目撃
ペンションオーナー・樫村陽介従業員女性・志田綾乃……勝手口付近に床にエプロン(塗料が付着)が落ちていた
 

・亀山は右京の捜査をたどり、右京のいるペンション・楽園を突き止め、電話を掛ける
・右京が電話口に出たところで、停電
・従業員・彩乃が消える ベランダに彩乃のエプロンが
・配電盤を調べる右京、床には停電の細工をした痕跡(水たまり)……氷が解けるとスタンドが倒れ、スタンドに繋がれていたロープが引っ張られもう一方の先のブレーカーが落ちる
・彩乃のエプロンに付いていた蓄光塗料が編集者の袖にも付着していた

右京に追及されて編集者は白状
「3年前に美人局に引っかかり、鮫島に恐喝される。
 2年前から脅迫がなくなっていたが、鮫島からペンションに行けと指示された」
「あの女を傷つけろ」という指示も

・こっそり毛布を持ち出しどこかに行くペンションオーナー
・その様子を見てほくそ笑む起業家の彼女
・尾行していた父娘を右京が問いただす
「放火の証拠の煙草を保管、納屋で現場を記録するように写真を撮り、自分を尾行していましたよね。刑事のように
「あんたが鮫島だろう!」……鮫島を追っている六本木署の刑事だった
〔刑事の言葉〕
「鮫島の会社のビルに偽の清掃員(バジリスクと思われる)が侵入」
「ゴミ箱を漁って個人情報を盗み(トラッシング)」
「パスワードを推察し、PCに侵入。鮫島に狙いを定めた標的型攻撃。これまで、無差別な愉快犯だったので、何者かに雇われたのでは?
「”何者”かというのが彩乃?」
鮫島の復讐の標的が彩乃だと考え、鮫島を右京と思い込み、見張っていた」
鮫島の部下を見張っていて、ペンションにたどり着いた
鮫島の部下は、若いカップル
・古瀬と綾乃は施設の仲間だった、古瀬はオーナーの恩人だった
・彩乃が働いていた喫茶店で、鮫島と出会い、つきまとわれた
バジリスクは彩乃を鮫島から逃がすために、鮫島の財力を奪った
・ペンションには立て続けに3件の予約が入っていた。鮫島の手下の可能性がありそう
彩乃には《停電の瞬間、逃げろ》という指示が右京から出されていた
 
 オーナーが毛布をガレージに持っていたのを見た起業家の彼女は、《彩乃は起業家に倉庫にいる》といい、ふたりで彩乃を始末しに行く
 待ち構えていた右京が、彼らが埋めていたガソリンの染み込んだ軍手を証拠品だと追及
六本木署刑事たちと駆け付けた亀山加勢し、確保

・バジリスクはペンションオーナーだった
・古瀬の部屋にあったレジ袋の結び方と、オーナーの結び方が同じだった・ 鮫島のビルの防犯カメラの映像に映った偽清掃員の腕のアザと同じアザがあった

鮫島は、バジリスクに財産を奪われ、絶望し、樹海で死亡(自殺)
作家の岸みどりは鮫島の母で、息子の復讐の為、バジリスクを探していた
・PCの罠におびき寄せられた古瀬を岸が殺害したが、古瀬はバジリスクでなかったと思い、鮫島を装って六本木の詐欺会社にバジリスクの居場所を突き止めさせた。編集者をはめたのも、若いカップルに指示したのも岸だった

 オーナーが鮫島から金を奪ったのは、彩乃と古瀬を守るためだった

 何となく、ペンションオーナー・樫村と小説家・岸には裏(真犯人)がありそうだとは思ったが、ダブルのどんでん返しは面白かった
 ただ、鮫島・本名:田村一郎と岸みどりの親子の行動は少し不自然。
 田村が50億円取られたまま、報復せず自殺する男とは思えない。
 岸の行動力・実行力(腕力)も凄すぎ。
 バジリスクの映像(偽清掃員姿)は、古瀬と体格が違い過ぎ。


 古瀬彰人を演じた草野イニ(いに)さん、芸名は草野仁氏に、あやかったのだろうか?


第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)



【ストーリー】番組サイトより
薫の休暇中、謎の行動を取る右京
陸の孤島で不穏な事件が続発する!


 右京(水谷豊)は、携帯の電波さえ届かない、山奥のペンションにいた。宿泊客は、小説家の岸(ふせえり)とお付きの編集者など、右京を含めて7人ほど。思い思いに過ごしている様子を見る限り、いずれもくせ者揃いのようだ。いっぽう、オーナーの樫村(福士誠治)は、黙々と仕事をこなす誠実な人物の様子。ただ、その表情にはどこか陰があって…。
 同じ頃、温泉宿で休暇を満喫中の薫(寺脇康文)は、美和子(鈴木砂羽)に促され、気になる映像を目にしていた。たまたま撮られたと思われるその映像には、ビルから転落する男と共に、右京らしき人物の姿が映っていた。
 翌朝、残りの休日を返上して出勤した薫は、自分の留守中、右京が違法薬物の摘発を手伝っていたと聞く。その捜査過程で浮上した怪しい人物の自宅を訪れると、男はすでに不審死を遂げていたという。そんな中、右京が滞在中のペンションでは、不穏な出来事が次々に起きて…!?

山奥の宿に逗留する右京の目的とは?
その足跡を追い、事件の背景に迫る薫
点と点が繋がるとき、予想外の真実が浮かび上がる!


ゲスト:ふせえり 福士誠治

脚本:光益義幸
監督:橋本一
コメント (2)
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鬼ブロック 第10期叡王戦(2024~2025年) 段位別予選・九段戦

2024-10-31 18:25:49 | 将棋
叡王戦 段位別予選
 九段戦A組    B組      C組
阿部 隆 九段  久保 利明九段  佐藤 天彦九段
南 芳一 九段※ 福崎 文吾九段※ 中村 修 九段※
脇 謙二 九段※ 井上 慶太九段※ 屋敷 伸之九段
森内 俊之九段  島  朗 九段  豊島 将之九段
先崎 学 九段  深浦 康市九段  谷川 浩司17世
佐藤 康光九段  郷田 真隆九段  行方 尚司九段
鈴木 大介九段  木村 一基九段  藤井 猛 九段
富岡 英作九段※ 森下 卓 九段※ 広瀬 章人九段
高橋 道雄九段※ 塚田 泰明九段※ 渡辺 明 九段
三浦 弘行九段  丸山 忠久九段  羽生 善治九段
 ※は1回戦から
 青字は順位戦B級1組 または 竜王戦2組以上または現役永世名人
 太青字は順位戦A級
 
 本当は勝率や各棋戦の活躍度を加味して、色分けしないといけないのだが、余力がない……
 行方九段や鈴木九段は青字にした方が良いのかもしれない。


 将棋界では、「平均実力は九段より八段の方が強い」と言われている……
 年齢的に棋力がやや衰えても、段位は落ちない。A級昇級で八段になるなど、脂の乗った棋士が多い。(七段昇段後に勝ち星を重ねて昇段した棋士もいるが)
 九段の中には、九段昇級してから長く棋力を維持している羽生九段(最近は…)、渡辺九段、八段昇級後にすぐ九段の条件をクリアした豊島九段、永瀬九段もいる。(藤井現七冠も当然九段)
 が、やはり、九段棋士でも……(お察しください)

 という事情はあるが、今期の九段戦のC組は例外で、異常に実力者が集まってしまった。
 特に、羽生九段の山は、一回戦から渡辺ー広瀬戦。その勝者の広瀬九段と羽生九段が二回戦で激突。(羽生九段が勝利)



 本来なら、「“ぐう”の詳細 その3 ……2024順位戦 羽生九段-近藤七段戦」の続きを記事にすべきなのですが、さぼりました。
 なので、この場でご報告。
 近藤戦(10月17日)の後、王将リーグで菅井八段に敗れ(10月21日)、直近成績が1勝11敗……
 10月25日の王将リーグ対広瀬九段戦は流石に暗い気持ち……というか、《負けてもいいじゃないか》という気持ちで観戦。……そこで、ようやく勝利。
 この一局、羽生九段が優勢だったのだが、《まだまだ難しい。そのうえ、最近の羽生九段は……》と不安だったが、広瀬九段があっさり投了。まだまだ、ドキドキが続くと覚悟していたのが、拍子抜け。まあ、良かったんだけど。
 そして、昨日(10月30日)の叡王戦予選九段戦で、再び広瀬九段と対戦。これも、難しい将棋だったが、終盤の入り口で、広瀬九段が飛車の逃げ方を誤り、敗勢。そのまま、羽生九段の勝利。
 飛車の逃げ方は2通りで、どちらもありそうだった。それに、広瀬九段は連続対局。なので、ちょっと運が良かった気もする(羽生九段、ごめんなさい)

 そして、本日(10月31日)、王将リーグ・近藤七段戦。なんと、二日連続の対局。短時間将棋で1日2局は珍しくないし(昨日の広瀬九段もそう)、それよりは条件が楽なのだが、珍しい日程だ。
 近藤七段には、最近2局ほど、最終盤に“会心の一撃”を食らっているので、借りを返しておきたい。


…………負けました。う~ん。
 終盤の入り口の辺りで、攻められる手を嫌がって、無理気味に攻めて、届かない。
 敵陣に遊び駒を残し、駒不足で攻めが息切れした時に、一気に攻め込まれ、持っていかれてしまう……
 そんな負け方が、多いような気がする。
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【アニメ所感】烏は主を選ばない(2024年4月~9月)

2024-10-30 08:49:04 | アニメ
原作は『八咫烏シリーズ』(小説) 著者:阿部智里
【番組サイト Introduction】より
八咫烏の一族が住まう異世界・山内
美しくも風変わりな若宮に仕えることになった八咫烏の少年・雪哉が、
日嗣の御子の座をめぐる陰謀の渦に巻き込まれていく――

山内…山神さまによってひらかれたと伝えられる世界。八咫烏の一族が住まう。族長一家「宗家」のもと、東西南北の大貴族「四家」によって四つの領(東領、西領、南領、北領)が治められている。
金烏…族長一家「宗家」の長として山内を治める者。金烏の后にどの家の姫が選ばれるかは、常に政争の具となっている。何十年かに一度、他者とは異なる圧倒的な力を持つ宗家の八咫烏は「真の金烏」と呼ばれる。
八咫烏…三本足の烏。烏から人、人から烏に「転身」することができる。貴族階級は烏の姿を卑しい姿だと考えており、一生のほとんどを人の姿で過ごす。
八咫烏には身分の差があり、貴族階級を「宮烏」、町で商業を営む者を「里烏」、地方の庶民を「山烏」という。
烏の姿のまま家畜として使役される者は「馬」と呼ばれる。


【皇居?や朝廷?一帯】
紫宸殿(金烏の正殿で、政治を行う場)、招陽宮(皇太子・若宮の住まい)、桜花宮(登殿した姫たちが住まう宮殿。藤花殿を中心に、春殿、夏殿、秋殿、冬殿が並ぶ)、明鏡院(若宮の兄・長束が統括する神寺)などがある。

【世界観】(Wikipediaより)
人の姿に転身できる八咫烏(やたがらす)を中心として物語が進行する。彼らは人間界とは隔絶された山の中に創られた山内(やまうち)と呼ばれる世界に住み、人間同様の暮らしを営んでいる。そこは平安朝を彷彿とさせる世界で、八咫烏の長である金烏(きんう)を中心とする朝廷が民を統治する。八咫烏たちは各所に寺院や神社を建て、山内を開いたとされる神・山神を信仰する。

【アニメと原作小説との相関】(私の推測)
アニメ第1話~第13話――原作 第一巻『烏に単は似合わない』、第二巻『烏は主を選ばない』
アニメ第14話~――第三巻『黄金(きん)の烏』~




 山神さまによってひらかれたと伝えられる世界――八咫烏の一族が住まう……と言っても、《“山神さま”って何だよ?》《“八咫烏”って何者! 烏?人間?》
 平安朝を思わせる朝廷の宮殿、下町は江戸時代っぽい……まあ、ここらはいいんだけど。
 “金烏”は山内を治める者…“天皇”に当たると考えられるが、“真の金烏”って何? “シン・ゴジラ”?(いえ、『シン・ゴジラ』も観ていないからよく分からないんだけど) じゃあ、普通の金烏は“偽者”?
 この“真の金烏”の若宮だが、主人公・雪哉の相方(設定は主人)と対を成す“主人公コンビ”と考えられる。

 ……だが、この若宮のキャラをなかなか明かさない(物語としては当然の展開だとは思う)。
 非常に有能で、一見冷たそうだが、実は優しい(まあ、ひとつのパターン)。ただ、ストーリーの都合上、勿体ぶったところ(本心を明かさない)があり、“真の金烏”としての凄さが、なかなか分からない。
 聡明さや武術などは秀でていると感じられるが、陰謀をめぐらす輩に先んじるよりは、どちらかというと後を追う感じ。後れを取って大ピンチもあった。……《普通の人?じゃん》…“真の金烏”としての特殊能力は出現しない(後に、“山内”と異世界の結界を張るという役割が明かされた)
 第一部相当『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』の桜花宮で后争いでは、ほとんど桜花宮には足を運ばない。そのおかげで、4人の后候補は焦らされっ放し。まあ、この4姫の対抗意識や共振やそれぞれの思惑・事情が絡み合うのが、第一部の見所なのだが。
 
 この后選びの決着が凄かった。
《ああ、そういうことだったのかぁ!》の連続。


 決着後の第14話からは新展開で、おどろおどろした惨劇などミステリー色が強くなった。
 “山内”の外の世界との繋がり、“真の金烏”の役割や能力もほのめかされ、世界観や設定も明らかになってきた。
 でも、個人的には“後付け感”を感じてしまう。第一部が素晴らしかったので、期待し過ぎたのかもしれない。けれど、もう少し違う世界の広がりを見たかったなあ…《これなら、第一部で終了した方が良かった》と我儘を思ってしまう。
 第二部での敵が、欲望のままに動く邪悪なだけの存在というのも不満。ただし、狡猾さもあるので、裏に潜む存在もあるのかもしれない。
 細かいところをつつくと、謎を解明するため洞窟を探検するシーンで雪哉が奮闘するも危機に陥った時、若宮が出現し助けるのだが、《いったい、どこから出現したんだ?》《真の金烏能力(テレポーテーション)?》としか思えなかった。
 こんな風に出現できるのだったら、雪哉の奮闘は何だったんだあ!


個人的嗜好得点……828点(1000点満点)
 第一部(第13話まで)だけだと880点ぐらい
 キャラは皆、魅力的だ。
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2024衆議院選挙 雑感

2024-10-29 16:48:55 | 時事
1.なんで、解散したのだろう?
 結果論になってしまうが、自民党に逆風が吹いている中で、解散総選挙をしてもいい結果が得られないことは予想できたはず。では、何故?…となるが
①裏金問題に決着をつけたかった
 おざなりの政治資金規正法改正案や政治倫理審査会など裏金問題の対応では、国民は納得していない。
 それで、衆議院解散・選挙をして、その中で、主だった裏金議員を非公認、他の裏金議員には比例への重複を認めないというペナルティを与えて、批判の声を沈静化させようとした。
 で《当選=民意(と言っても、地元限定)を得られれば、ある程度は裏金問題を沈静化できる》と考えたのだろう。
 《自民党は選挙に強い》という自信があった。これまでも、消費税アップや防衛費増額、その他、安倍元総理の「桜を見る会」「森友・加計問題」などの諸問題後の選挙でも勝利している。
 《多少、苦戦しても、それほど大きくは負けないはず》と考えたのだろう。
②最速解散
 野党共闘が成立する前に、公示したかったのだろう。
 野党候補が乱立すれば、自民党候補への票が減っても、野党評も分散するので戦える……はずだった
 それと、以前も書いたが、《予算委員会で新閣僚が答弁に立つと、(閣僚としての経験が少ない議員が多いので)失言をしてしまう可能性が低くない》と考えた
③新内閣発足のご祝儀(支持率アップ)
 「支持率アップした今が選挙のチャンス」という党内の議員の声(圧力)が大きかった。

2.2000万円問題
 これが、致命傷
 「“党勢拡大のための活動費”として支部(支部長)に送った」と言うが、選挙区の支部長は通常、在籍議員か時期候補者なので、疑惑は晴れない。
 この時期に、“党勢拡大”と言ったら“選挙資金”としか思えない。“選挙で当選する”ことが“党勢拡大”の大きな要素となっており、「非公認議員には党の支援はない」のなら、一律、2000万円というのは不可解である。
 純粋に“選挙以外の党勢拡大”費だとしたら、この時期に送る必要はないし、《政治と金》で批判されている選挙中に送るのは、その事実が公になれば、“火に油を注ぐ”様なものだ。
 実際そうなってしまった。“党勢拡大”とは真逆の作用が起こってしまった。
 仮に、純粋に“選挙以外の党勢拡大”費だとしたら、その使い道を領収証などで証明して欲しい。
 そもそも、どのくらいの期間を想定しての2000万円だったのか?
 党勢拡大のための項目を明示し、その期間中の領収証を支部は提出すべきだ。もちろん、不記載議員以外の支部も同様に提出して、不自然さがないかの証明をしていただきたい。

3.投票率の低さ
 《裏金問題》《経済対策》など国民の関心は高いと思ったが、3番目に低い53.85%だった。
 最速のスピード解散だったため、慌ただしく投票日が来てしまった印象がある。
 (地域にもよるが)投票所入場券の発送が遅れたことも一因かもしれない。投票所の確保も大変だったようだ。(他のイベント、競技会などと重なり、駐車場が確保できなかった所もあったようだ)
 一番の要因として考えられるのは、「自民党には投票しないが、他の党にも入れたくない」→「今回は棄権」というパターン。
 いや、《選挙に行っても、大して変わらない》と考える人が多い……これが主因?
 ここ数回、与党が大勝していたので、与党の好きなように政策がすすめられていたので、そう感じるのは仕方がない。
 今回、与野党のバランスが逆転した。今回、その成果が政策に反映されなければ、日本の民主主義は形骸化してしまうだろう。出来れば、消費税廃止(税率を下げて)して欲しい。
 少なくとも、政治資金規正法をもっと厳格化する。政策活動費廃止、調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開(余剰金は返納)ぐらいは実現してほしい。

    「領収証公開10年後→5年後」などでお茶を濁すなんてことはないだろうね……

 石破総理は会見で「制作活動費の廃止、旧文通費の使途公開、残金の返還へ、政治とカネを抜本的に見直す」と述べた(ただし、《企業団体献金の禁止》は言っていない)

4.期日前投票の疑問
 今回、投票日に行ったのは、家族では私だけ。(家族の人数は多い方だと思う)
 投票日に皆忙しいという訳ではなく、日曜日に投票に行くのが煩わしいみたいだ。それと、投票所の厳粛さが好きじゃないというのもあるらしい。
 まあ、そういう理由があってもいいと思うが、私が問題に感じるのは、公示日から期日前投票が可能だということ
 これでは、選挙活動(選挙カーで名前を連呼するだけはやめて欲しいが)や政策討論、政策提示が意味のないモノとなってしまう。投票日3日前ぐらいに期日前投票者が9割をこえていて、候補者の熱弁もほとんど意味のないモノとなっていたりして……

 “2000万円問題”が明らかになったのが選挙戦終盤だったので、今回の出口調査は実情とズレたものとなってしまった。
 出口調査に応じたのは、当然、当日に投票した人だけなので、自民党に対する批判が強い。期日前投票前半は、2000年問題が発覚していなかったので、批判の度合いは低い。よって、出口調査は、実際より自民党に厳しいモノになっていて、出口調査が当てにならなかった選挙区もあった。

5.立憲民主党が支持されたわけではない
 小選挙区で自民批判票が立憲民主党や他の野党に流れただけ。比例では立民票は増えていない。
 「政権交代こそ政治改革だ」と声高らかに主張していたが、政策をきちんと語ってくれないと、政治を任せる気にはならない。
 獲得議席ほど支持されていないことを忘れないで欲しい。
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【歳時メモ】セイタカアワダチソウ(花) と 花水木(紅葉)

2024-10-28 15:41:23 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

セイタカアワダチソウ
(セイタカアワダチソウの今年の関連記事)
「セイタカアワダチソウ と コスモス」(10月7日記事)
「セイタカアワダチソウ と コスモスと蕎麦の花」(10月17日記事)

 10月9日から19日まで最高気温は、ほぼ夏日(24.9℃が2日間)以上、しかも27℃前後から29.9℃(10月18日)と《秋が来ないのでは?》と思うほど暖かな10月でした。(最低気温も18℃以上の日が多かったです)
 その後も。20日に最高気温が19.2℃と一時的に寒気が入ったものの、24℃以上の日が続き(23日は29.2℃)、寒さが苦手な私としては嬉しいです。(来月(11月)に入ると、平年並みに戻るとのこと)
 ただ、20日に11.1℃、21日に9.7℃まで下がったので、ここで一気に、セイタカアワダチソウの黄色が濃くなった印象があります。
 先週の金曜(25日)土曜(26日)が最盛期で、今日(28日)はてっぺんの方が黒ずんできているものがチラホラ。
 
花水木の紅葉
「彼岸花、コスモス、花水木、イチョウ、セイタカアワダチソウ」(2023年10月13日記事)で、
 「例年、早いモノは9月に入ると紅葉を始めていたように思うが、今年はやや遅れ気味。今年は10月に入ってから、急速に色づき始め、現在、紅葉盛りのものが、あちこちで」と記しましたが、今年はそれよりも遅く、現在(10月28日)紅葉が最盛期のモノが多いです。
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【アニメ所感】魔王軍最強の魔術師は人間だった(2024年7月~9月)

2024-10-26 17:48:35 | アニメ
【番組サイト Introduction】より
『魔王軍最強の魔術師』と呼ばれ、単身で砦をも攻略する魔族、その名はアイク。
絶大な魔術で敵をなぎ払う様は、まさしく『化け物』そのもので、敵味方から畏怖される存在だった。
しかし、そんな彼には、他の魔族にはいえない秘密があった。

「――俺、実は人間なんだよね」

人間であることを隠しながら魔族と人間の共生を目指す、成り上がりダークファンタジー!


 人間が魔族(妖魔、妖怪)に育てられ、その種族として生きていくという設定は、今までにもあったように思う(作品名を挙げろと言われると、窮するが…)
 本作は、《人間であることを隠しながら魔族と人間の共生を目指す》というスローガンを堂々と挙げている点では珍しいかもしれない(ただし、こういう設定だと、こういう筋になりそうだが)
 で、登場する魔族は、性格も人間ぽい。どちらかというと、人間側の方に、非道な奴が多い。

 本作の場合、ストーリーを深く考えてはいけない。ぼ~と観るのが正しい視聴姿勢だ。
……とにかく、
・それぞれのエピソードが、《えっ、なぜそうなる?》《なぜ、そうする?》ということが多い
・画はさておき、戦闘、戦術が“ちゃち”


 例えば、
・海賊に“魔王軍最強の魔術師”の主人公が手を焼く
・貿易都市ゼノビアの盟主の娘と婚姻話が進み、そのお披露目パーティまで開かれ、後戻りできないという状況に陥る。
 《どうなる?》と思ったところに、魔王が現れ、「窮地のセフィーロを救え」という指令と共に、主人公を強制瞬間移動で強奪?
 そのまま、救出作戦(戦闘)になり、セフィーロを救出、敵軍を退け、めでたしめでたし……《お~い、婚約話はどうなったんだぁ?》
 
 評価できる点は少ないが、何となく、最後まで観てしまった。不思議である。
個人的嗜好得点……598点(1000点満点)
コメント (2)
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相棒 season23 第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)

2024-10-24 21:11:20 | ドラマ・映画
クライマックスの
右京・亀山vs利根川幹事長の激論は見応えがあった

と同時に、不可解な点や、不満な点もあったので、(説明部分を含めて)大よそを再現

このストーリーの主題のひとつとして
1.『警察手眼』(警察官心得)がある―――
【以下は、右京が語った事件の顛末】
芦屋事件の後、利根川が美彌子を呼び、「“お涙頂戴”を語らせる」という処方箋を授ける
処方箋の内容は《藤原総理に芦谷議員との友情を語らせ、国民の同情を煽り、支持率回復》
内閣支持率上昇に乗じ、解散総選挙を行い、党の勝利を狙った

利根川にとっては、党が政権を握り続けることが最優先事項だった

芦屋事件後のスピーチで、内閣の支持率はわずか数パーセント上昇したに過ぎない
勝負(解散総選挙)に踏み切るのは、もう一押し必要だった
爆破事件!…その後、支持率が飛躍的に上がった

犯人の狙いは、無差別事件の犯人の死刑を執行させることだった
生活困窮者の犯行に見せかけ、(無差別事件を模倣して)、SNSを通じて、死刑執行する世論を煽った

……そして、解散総選挙が始まるの直前に、死刑が執行された


【ここからは、会話を再現】右京…藍色 利根川…クリムゾン色(濃く明るい赤)
「批判を避けようとしたのでは?」
「そもそも、何か問題があるの?
死刑は判決から6か月以内の執行が原則でしょう」

「ええ、しかし、万一、政局と党利党略の為に使われたのなら、正義と言えるのでしょうか?」


「思いあがるなよおっ!
そもそも警視庁は、政府を守るために創られたんだぁ!
正義ぃ~、末端の兵隊の考えることじゃない!
おとなしく、上に従っていりゃあいいんだぁ!」


「権力ってのはなあ、口で言ってわからない馬鹿を、従わせるためにあるんだあ!」
「どういう意味でしょうか?」
「全部の力を使って、キミらを消すって意味だよ」

「世に凶悪の徒、なきを得ず。
人に凶悪の心、なきを得ず。
ただ、警察の手
ただ警察の手眼をもって 是を抑制するのみ」

(ゆえにいわく 賊を 汝為さんと欲せば為せ
汝が為さんとするところは我が眼ことごとく視る
汝が為さんと欲する心は 我 ことごとく知れり
汝よく何をか為さんや)


「どうぞ、お好きになさってください。
どこまでも追いかけて、必ず、真実を明らかにして見せます」



利根川の《警視庁は政府を守るために創られた》に対し、さらに、《力で消し、潰してやる》という恫喝に、
『警察手眼』(右京)は、《国民を悪人から守るためにあり、そのために、視て調べ、訊いて調べ、すべてを見通し、追及する》と抗弁


と、このまま、主題などに関して続けたいところだが……
上記の事件の流れ、右京の解説で《時系列がおかしい》点があるように思える。
★番組の途中ですが(番組ではないけれど)疑問点
【実際の時系列】
①芦屋殺害事件の後の会見で、総理は芦屋議員と懇意の仲であることを否定
②利根川と美彌子が密談をかわす
③総理が爆破襲撃を受ける。それ後の会見では、芦屋議員とは盟友関係だったことを明かし、それを否定したことを詫びる
④総理の本意は、計算はなく芦屋の為にも最善を尽くすというモノで、支持率など考えていななった(下がると思っていたようだ)。ところが、謝罪に誠実さが感じられたのか、支持率は若干回復
⑤美彌子の進言もあり、総理は解散総選挙に踏み切る
だったはず。

 先述したように、右京が利根川を追及する最初の方では、
芦屋事件の後、利根川が美彌子を呼び、「“お涙頂戴”を語らせる」という処方箋を授ける
(上記の②)
処方箋の内容は《藤原総理に芦谷議員との友情を語らせ、国民の同情を煽り、支持率回復》
内閣支持率上昇に乗じ、解散総選挙を行い、党の勝利を狙った
で、おおよその流れは合致しているが、その後……

芦屋事件後のスピーチで、内閣の支持率はわずか数パーセント上昇したに過ぎない
勝負(解散総選挙)に踏み切るのは、もう一押し必要だった

爆破事件!…その後、支持率が飛躍的に上がった
 ……この説明が、おかしい!
 芦屋議員殺害事件後の会見では、議員との関係を否定(疑惑の多い芦屋議員殺害で、総理のダメージは大きい。それで、関係を否定したが、“ドツボ状態”(支持率の話はなかったが、回復したような描写はなかったはず)
 総理が芦屋議員と盟友関係だったことを明かしたのは、総理爆破襲撃後。
  《支持率、若干回復》《勝負(解散総選挙)に踏み切るのは、もう一押し必要》→《総理爆破襲撃》
   ……時系列がズレている



★ついでに利根川引退について、疑問点
 利根川の恫喝に、右京は『警察手眼』(警察官心得)で反論(反撃)したが、警察出身ではない(たぶん)利根川に、その精神が響くものなのだろうか?
 利根川の引退は、唐突過ぎて、尻切れトンボの感が強い

 利根川が引退しても、彼の罪を許さず、見逃さず、追及していくだよね、右京さん!


(『警察手眼』に関連した主題として)
1-2 芦屋殺害真犯人の怒り
―――

 6年前の無差別殺傷事件では、恩人とも言える同期警察官が、その事件がもとで身体を壊し、死期間近になっている。
 その事件時には、当時の国家公安委員長の芦屋が開いたパーティによる、都知事出席のイベントの警備体制が手薄になっていた。その件を、上申したその同期警察官は退職に追い込まれた。
 しかも、その犯人は死刑が確定しても刑が執行されない。

 国民を政治家を守るために命を懸けた警察官が、身体も職も失うというのに、犯人は守られるのか!……という怒りだった

 とは言え、殺害しても良いということはなく、さらに、特命係の捜査が迫っていることを知り、亀山と後輩の高田創を閉じ込め、酸欠で亡き者にしようとしたのは、トチ狂っているとしか思えない!(右京は、その辺りをスルーしていたが)


(もう一つの主題)
2.相棒はいいぞ!(右京&亀山の実感)
―――

 閉じ込められた亀山は、《必ず右京さんが見つけてくれる》と信じる
 右京は、高田創に対して「キミも相棒を見つけなさい」と奨励。
 さらに、正義について迷い、悩んでいる亀山に
「信じていたものを、見失ってしまいそうな瞬間は誰にもあります。
 ……そんな時の為に、“相棒”がいるんじゃありませんか?」


★いいシーンだったが……
「正義って、何なんでしょうね?
 時代とともに変わって、人それぞれで…
 正義と正義がぶつかり合った時、一方が悪に見えることもある」(亀山)
「正義は一つだと思いますよ」(右京)
「強っすねえ、右京さんは……」(亀山)
「信じていたものを、見失ってしまいそうな瞬間は誰にもあります。
 ……そんな時の為に、“相棒”がいるんじゃありませんか?」
(右京)
「…あぁ……そうでした」(亀山)


 右京の「正義は一つだと思いますよ」には危険さを感じる。
 「正義って、時代とともに変わって、人それぞれで…
 正義と正義がぶつかり合った時、一方が悪に見えることもある」
と悩む亀山の方が正常に思える。
 この会話に、イスラエルの凶行が浮かんだ。

 


第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)


【ストーリー】番組サイトより
総理大臣を狙った爆破テロが発生!
議員殺害事件との意外な接点とは!?


 総理大臣の藤原 (柴俊夫)が、遠隔操作の爆弾で襲撃されるという不測の事態が発生。
 議員殺害事件から続くこの状況は、1900年代初頭、当時内務卿だった大久保利通と、時の総理大臣・伊藤博文が相次いで暗殺された歴史的大事件に通じるものがあったが、警察は犯人の狙いすら掴めずにいた。
 いっぽう、臨場した右京(水谷豊)は、現場の痕跡から、テロ実行に闇バイトが使われていた可能性に気づく。その推理は的中し、手掛かりをたどっていくと、一連の事件にある人物が深くかかわっていることが判明。警察はその線で捜査を進めるが、右京は一人、違和感を覚えていた。

 そんな中、高田(加藤清史郎)が勤務する交番を訪れた右京と薫(寺脇康文)は、高田から「議員殺害事件の現場に同行してほしい」と頼まれる。右京の捜査手法を肌で学びたいのだという。
 改めて現場検証を行う一行。すると、残されていた血痕から、思いも寄らない事実が浮上。ところがその直後、手分けして捜査にあたっていた薫と高田が絶体絶命の窮地に。
 さらに、政界を裏で操る利根川 (でんでん)の周囲でも不穏な動きがあり…。

警視庁150年の歴史に刻まれる重大事件
狡猾な罠に落ちた薫と高田の運命は?
右京の推理が巨大権力の闇を暴き出す!


ゲスト:加藤清史郎 でんでん 柴俊夫

脚本:徳永富彦
監督:橋本一
コメント (2)
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アニメ視聴状況(2024年10月~12月) 【追記】【再追記】あり

2024-10-23 20:37:36 | アニメ
 今期(10~12月期)もアニメ視聴の取捨選択に悩んでいます。
 前期(7~9月期)は、五輪視聴という事情がありましたが(「取捨選択に悩む」「その後」「一応の結論」)、今期は観るドラマが多いので、アニメを絞ろうと思ったわけで、やはり、“しょーもない”悩みです。
 この記事は、考えを整理するために書いています。それに、後で見ると、けっこう便利です。


『嘆きの亡霊は引退したい』
 仲間たちは最強だが、主人公のクライは才能がなく(らしい)、努力もしない(らしい)。
 パティを抜けたかったが、引き止められたうえ、リーダーに祭り上げられてしまった。
 パーティはどんどん名声を高め、そのパーティのリーダーということで、《目茶苦茶強いに違いない》と思われている。
 クライは宝具を買い集め、そのおかげで、面目を保つことはできているようだ。それと、《ポーカーフェイスで平静に見える》ことと、《何とかなってしまうという運の良さ》、《周囲が良い方に解釈してくれる》……そんな感じでストーリーが進んでいく。
 こういう展開は嫌いではないが、周囲の勘違いと宝具によって《上手くいく》のが繰り返されるのは、視聴するのは辛いかも。あまり主人公に魅力を感じないし、第3話登場のリィズが暴力の極致。
 後輩ハンターのティノは頑張り屋のうえ、クライを神のハンターと勘違いして、苦労をすべて負うという悲劇?のヒロイン。
 ティノも結構強いが、リィズの強さは、まさに神の領域に感じられるほどの強さ。そのリィズにシバかれる(ど突かれる)のを見るのは苦痛に近い。
 ……ということで、視聴離脱かな

『甘神さんちの縁結び』
 主人公・上終瓜生が、甘神神社へ居候することになったが、その神社には、夜重、夕奈、朝姫の巫女三姉妹がいて、居候の条件が姉妹の誰かと結婚して、神社を継ぐことだった……
 ……漫画やドラマにはよくあるパターン(うらやましい…)

 第4話では……
北白川は神社の協賛相手で、近年の参拝客と収益の減少を理由に、なんと神社を売りに出すように迫ってくる。
なんとしても神社を守りたい三姉妹と、彼女たちの想いを感じた瓜生は『例大祭で参拝客を5000人集めたら、
神社売却の話を撤回してほしい』と北白川に申し出る。
こうして瓜生と三姉妹は神社を守るため、参拝客を5000人集める案を必死で考えるのだが…。


 いきなり、話が現実的になった。
 私としては、もう少し、神秘的な展開を期待していたのだが、ラブストーリー(ラブコメ)としては好きな方。視聴継続


『Re:ゼロから始める異世界生活』
 まず、タイトルの頭の「Re:」がよくわからない。
 「Re:」はメールの返信をする時に、メールの件名の先頭に、自動的に表記される。《返信》の意味を表すラテン語というのが通説らしい。
 で、この小説(アニメの原作)のタイトルについているので、「Re:ゼロから始める異世界生活」は何かの小説(物語)に対する返信(続編)なのか?……と思った。
 ウィキペディアによると、2014年からゼロ外伝『ゼロから始まる英雄譚』が始まったそうなので、この『Re:ゼロから始める異世界生活』を書き始める時には、『英雄譚』のストーリーもある程度、出来上がっていたのかもしれない。

 それはさておき、私が視聴し始めた10月スタートは第3期。普通、こういう場合は、視聴しないのだが、第3期の第1話が2時間枠だったので、これは、《局も力を入れているな》と思った。
 この“初回拡大スペシャル”(←『相棒』みたいだな)は、登場キャラの紹介の意味合いが強く、初見の私には、ありがたかった。それでも、世界観や人物や国の敵対関係などは、なかなか掴めない(顔が似通っているキャラが多いのと、多人数なので、大変)
 ストーリーは、いきなりクライマックスのような、激動の展開(ちょっと激しすぎる気も)。面白かった。キャラについては、そのうち、理解が深まると思う。
 ただ、“死に戻り”(死亡と同時にセーブポイントまで時が遡ることができる能力)は釈然としない。偶発的なモノならともかく、ストーリーを自由にやり直せるので、「物語」としては邪道(ごめんなさい)のように思う。

 視聴は継続

『Fate/stay』
 前クールから継続して放送。面白いと思う。ただし、もう少し、短くまとめて欲しい。
 視聴継続

『アオのハコ』
 タイトルの意味が分からなかったので、取りあえず録画。
 青春スポーツラブストーリー……ちょっと、私には眩しすぎる。
 でも、キャラに好感持てて、「みんな、頑張れ!」と言いたくなる。
 一応、視聴継続。

『君は冥土様。』
  ある日突然、メイドさんが営業に来た――。
高校生・横谷人好の家に突然の来訪者が現れた。黒髪で清廉、丁重な言葉使いが特徴的なメイドさん。第一声は「私を雇って欲しい」。
彼女は前職が“殺し屋”、特技は“暗殺”、家事は全くの初心者で“ドジっ子”
(番組サイトより)

 殺し屋の腕は超一流だが、家事は全くダメ。犬は苦手。
 極端なキャラが主人公の生活を揺さぶる(←悪い意味ではない)。
 冥土のギャップ萌え的要素は面白いが、それだけで、ストーリーが続くのか?
 あと、《ソースにメロメロになる》シーンもギャップ萌えの別パターンだが、何度も繰り出せる技でもなさそう。
 ヒロインのキャラは魅力あるが、これまで何人も人を殺めてきたのなら、法的には大丈夫なの?(彼女の記憶が人為的に操作された可能性もあるが…)
 いや、主人公もそれを受け入れていいのか?
  視聴離脱間近…次話でがヒロイン・雪の学校生活が始まるので、それを観てから判断

『村井の恋』
 昭和末期のハチャメチャギャグの風味。
 《脳内の小人?妖精?が、ヒロインの自制心などをぶった切る》などの破天荒さについていけない……かも。
 面白いところもあるが……
 ……視聴離脱

『七つの大罪 黙示録の四騎士』
 第1期は2023年10月8日から2024年3月31日まで連続2クールで放送。
 ストーリーを広げ過ぎ。キャラも多すぎる。
 強さも『ドラゴンボール』並に、段階的差があり、その一段一段が大き過ぎ。
 第3話も録画したのみで、まだ未見(観る意欲が…)
 視聴離脱かなあ

『来世は他人がいい』
 キャラも設定も受け入れ難くて、第1話で離脱
 
『異世界失格』(再放送)
 前クールでは第1話のみで離脱。
 ただ、巷では《面白い》と評判だったので、気になっていた。
 再放送していると知り、第2話から録画(ただし、まだ未見)
 面白いんでしょうか?……誰か教えて!

【追記】
『ダンダダン』
 ちょっと趣味に合わなかったので…迷わず、第1話で離脱

【再追記】
『精霊幻想記2』
 第1期も視聴。
 主人公・リオは不遇の少年期を過ごしたが、ある日、日本の学生・天川春人の記憶が蘇る。転生(アニメでは異世界に飛ばされるという設定が多い)ではなく、前世の記憶としてリオは考えている。
 偶然、王女を助けたことで、王立学園に招かれ、頭角を現す……濡れ衣を掛けられて王都を去り、旅に出る……いろいろな女性に出会い(もちろん、男性にも出会うが)親密になる。
 どの女性も魅力的で、リオはハーレム状態(恋愛シミュレーションの主人公みたい)だが、本命は学園で世話になったセリアと、日本での初恋の女性・美春。この美晴は、第1期の最後に登場し、リオに助けられる。
 第1期は、障害はあるものの、割とサクサク進み、セリアが魅力的だったので、最後まで視聴。疲れた夜に、楽に観ることができるので重宝した。
 第2期は、ストーリーがシリアスで深刻になる。深みが出てきたが、設定などを凝ると、その分面白くなくなることも多い。
 第2期では、転生者が続出。異世界から勇者を呼ぶというのが急に流行り出した?私としては、その世界のみのキャラで物語を展開してほしい。
 第2期は、期待薄……一応、視聴
コメント (2)
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【アニメ所感】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(2024年7月~2024年9月)

2024-10-22 10:02:22 | アニメ
【番組サイト Introduction】より
久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。
けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて……。
その言葉を政近も聞き逃しはしない。
なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!!

気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。
そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。

ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?

 (上記の)シチュエーションも、主人公ふたりのキャラクターも魅力がある。
 アーニャ……努力家でクールを装っているが、内面は直情型
 政近……有能だがそれを表に出さないようにしている。他人にやさしく、アーニャをさり気なく支えている。

 《一見クールなアーニャは、政近に惹かれているが、それを表さないようにしているが、本心をボソッとロシア語で洩らす。政近は実はロシア語に堪能で、そのアーニャの本心をまともに聞いてしまい、激しく動揺。
 動揺するが、ロシア語が堪能なのを今更明かすわけにはいかないので平静を装う》…………
  …………そういうドキドキの展開が面白いのだが、このシチュエーションだけでストーリーを展開していくのは難しい。
 それで、生徒会選挙という山を作って、ライバル・周防有希(実は政近の実妹)との競争を繰り広げさせた。
 だが、この《生徒会長になることが第一》という気持ちが今一つ理解できないし、選挙活動(競争)が面白くない。
 心理戦や細かい駆け引き・戦略がストーリーの売りなのかもしれないが、すっきり納得できない。
 有希にしろ、マーシャ(アーニャの姉)にしろ、個性も魅力も抜群なので、そんな選挙の駆け引きなどを持ち出さなくても、普段の生徒会活動だけでいろいろストーリーを展開できると思う。(他のキャラも魅力十分)

個人的嗜好得点……695点(1000点満点)
 キャラや選挙以外の普通のストーリーだけなら高評価なのだが(800点ぐらい)……
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「ぐう」の詳細 その3 ……2024順位戦 羽生九段-近藤七段戦

2024-10-21 13:46:00 | 将棋
「ぐう」の詳細 ……2024順位戦 羽生九段-近藤七段戦
「ぐう」の詳細 その2 ……2024順位戦 羽生九段-近藤七段戦 の続きです。

【前記事末にて】

 羽生九段は直前の▲5八銀で8分考慮していて、残りは21分(近藤七段は△6七歩成に8分使って、残り24分)。残り30分のうちの8分は大きく、ここで腰を据えたと思われる。
 当然、次の一手は……


…と書いたが、羽生九段の指し手は▲6七同銀だった。
 自玉の守備駒を維持した手だ。飛車取りも残っている。
 実際、後手は飛車を△8一に逃げ、手番は先手で先手陣も火の手は上がっていない。一見、これで良さそう。
 しかし、《8筋の屈伏》が見た目以上にマイナス。
①壁形で玉の逃げ場がない
②△8七歩成とされると、先手玉の危険度が一気に高くなる


 ②の要素を考慮すると、自玉の金駒1枚より、後手飛車の排除を優先すべきだった。
 それに、5八の銀を6七に移動させたことにより、馬取りが外れてしまった。第6図で飛車馬両取り状態だったのが、△6七歩成によって、二つとも解消されてしまった。

 第6図で▲8二馬だと、△6八と▲同銀に△5六馬(変化図1)がけっこう厄介。

 ▲6七歩と受けて何でもないようだが、△8七金(変化図2)の強攻がありそう。また、タイミングは難しいが、△4五馬と飛車を取り△8四飛と打つ筋もありそうだ。(馬取りは▲8一飛の王手で一応受かるが、けっこう大変)
 ▲6七歩の受けは固く見えるが、玉の逃げ道がないので、▲6七銀右とした方が良いのかもしれない。《馬取り》と《逃げ道作成》の利がある。
 しかし、この手にも△6七同馬▲同銀に△6六銀!(変化図3)の強攻がある。

 ▲6六同銀だと△6七金が厄介。▲6八飛と頑張る手はあるが、指す気になれない。そこで、銀を取らずに▲6八歩と受ければ、互角。(個人的には先手持ち)

 実戦は△8一飛に▲4四桂。この桂打ちが厳しそうで先手が良さそうだが、意外にこの桂打ちは刺さっていなかった。
 手抜きで△5七金(第7図)が強打!(弱点①が祟っている。馬取りが外れているのもこの金打ちを可能にしている)

 この金打ちに対して、受けが難しい。先手玉は3枚の金銀の守備駒がいるが、見た目以上に耐久力がない。
 ▲5八歩(おそらく最善)と受けたが、△6七金▲同金△5八馬と摺り寄られて受けが難しい。
 ▲6八金打と受けたが、△7八銀!が炸裂。

 タダだが、金で取ると△6九金の1手詰。
 実戦は▲7八同玉としたが△8七金が強烈。以下▲同歩△同歩成で投了。

 以下▲7九玉の一手に△6七馬で必至。先の△8七金を取らずに▲7九玉と逃げても△6七馬で同様。
 △5八馬の時、▲6八金打ではなく▲6八金と引いて受ければ、この寄せ筋はないが、△6七金と絡みつかれて受けが難しい。▲6九金打と頑張る手はあるが、△8七歩成と加勢されると持ちこたえられそうにない。取れた飛車に活躍されるとは……


 非常に難解な将棋、互いに深く読み、拮抗した戦いだった。
 残念だったのは、第2図での夕食前の長考、第4図、第6図で踏み込み切れなかったこと。

 もちろん、私が残念がるより百倍深く考えて末の羽生九段の指し手なので、文句は言えない(…言っているが)


 順位戦は2勝5敗と芳しくない状況。
 他棋戦を含めた最近の成績は1勝10敗と試練の時期。
 私は一時的なモノだと考えているし、仮に、仮に…負け続けても、私は応援するし、復調を信じる。
 心配なのは、B級1組を陥落して、引○なんて考えや声が大きくなること。
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