英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season16 第3話「銀婚式」

2017-11-01 23:04:53 | ドラマ・映画
(私の好きな太田愛氏の脚本なので、甘いレビューかもしれない)
夫の殺害に至る聖女の悲しみや怒りの心の動き、さらに、家政婦や介護士に対する優しさなど、細やかに描かれていた。


殺人という罪の重さを感じながらも罪を犯さずにいられなかった……

「25年間ずっと信じてきた愛情を法律で裁いてほしくなかったんです」
「これは瀬川(夫)と私の問題でしたから…(夫の浮気相手への報復しようとは思わなかった)
 それに、その人が瀬川のことを本当に愛しているのなら、彼のことを失うこと以上に悲しいことはないでしょう。
 私にはもう、悲しむものもない…」
「それでも、あなたの行為を悲しむ人はいると思いますがね」(by右京)

 楓の手を握りしめ、見つめ、嗚咽する家政婦の声が切なかった。


単純な仕掛けだが、トリックは簡単なものほど優れている。
 夫に状況録画を取らせる行為が、事故偽装工作になっており、さらに、妻の潔白を立証するものとなっていて、実に巧妙!(ただし、ビデオカメラで録画しようと言ったのは夫というのが減点。まあ、妻が発案したなら、視聴者が妻を疑ってしまう可能性があるからかもしれない)
介護士も程よいフェイクとなっていた
“暇か課長”のアップリケも夫殺害トリック解明の程よいヒントだった


ただし、“後出しジャンケン”ぽいドラマの構成だったのが減点ポイント
・作成依頼していた招待状の宅配の到着前後の妻の心境の変化がポイントだったが、その原因が終盤で明かされた
・青木が提示した車いす大破事件の際の妻の表情(頼みもしないのに青木が情報提供したというのも面白くない)

みすみす妻に夫殺害をさせてしまった右京
 事件の予兆をリアルタイムで察知しながら、殺害が為されてしまったのは右京の失態。そのことについて、右京は責任を感じてもいない
 制作依頼した招待状受け取り前後の妻の心境の変化の原因をもっと早く究明すべきだった。



【ストーリー】番組サイトより
銀婚式を控えた夫婦の周囲に不穏な影が…
壊れかけた幸せの先で切ない思いが交錯する


 大手商社の専務・瀬川(川野太郎)の家の玄関に灯油がまかれる騒ぎが発生。「エスカレートしないうちに犯人を見つけてほしい」と峯秋(石坂浩二)から内々に頼まれた亘(反町隆史)は、右京(水谷豊)と連れ立って瀬川家に向かう。
 その道すがら、車いすが大破した事故現場に遭遇。車いすに乗っていたのは瀬川の妻・楓(菊池桃子)で、瀬川がちょっと目を離した隙に坂道を滑り下りてしまったらしい。幸い楓は軽傷で済んだが、右京は車いすに細工がされていた可能性を感じ、灯油の一件との関連を含めて調べ始める。
 すると、楓が銀婚式の招待状配布を急きょ取りやめていたことや、顧問弁護士の事務所を訪ねていたことが判明。右京たちは、楓が離婚を考えているとしたら、娘婿として現在の地位を手にした瀬川が、先手を打って妻の謀殺を狙っているのではないかと考えるが…!?

車いすの令嬢の命を狙う犯人は、地位に固執する夫?
送られなかった銀婚式の招待状に謎を解くヒントが!?
小さなトラブルが、やがて思いがけない運命を導く!


ゲスト:菊池桃子 川野太郎

脚本:太田愛
監督:内片輝
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