英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

嗚呼

2023-10-26 20:31:10 | 将棋
嗚呼……

  ………嘆きの理由が分かった方は、放電日記通です。
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相棒 season22 第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」

2023-10-26 17:54:42 | ドラマ・映画
反転する真相が主題
①恋人を探していたのではなく、恋人のを追っていた
②鶴見(元?公安捜査員)の行動、その真意(正義)
③教団・微笑みの楽園の性質
 これらの反転とそれらを構築した脚本は大いに評価!
 ただし、その反転を成り立たせるために多少の無理があったようで、いくつかの疑問点もある。

 脚本家が見せかけた表面の事実とその裏にあるモノをカムフラージュしていたので、ややこしくて分かりにくい(これからレビューを書くのに苦労しそう……)。

①恋人を探していたのではなく、恋人のを追っていた
1年前の爆破事件の裏にあるモノ
……実行犯は教団信者・平井翔だが、共犯者(主導者)がいたが、捜査していた公安はこの情報を無視。翔の単独犯と結論、終結。
 爆破現場となったレストランのオーナシェフとその爆破で死亡した客の恋人が共犯者(主導者)を目撃していた。
 その恋人が上原阿佐子だった。阿佐子は首謀者(恋人の仇)を見つけ出すため、右京たちにはその首謀者を阿佐子の恋人であるように見せかけ、恋人(実は仇)を探させた。
 《牧村克実(本名・鶴見)は教団を調べていた》というのも、阿佐子による偽情報。どうりで、どの出版社も牧村のことを知らなかったはずだ。
 右京は、鶴見が使用していたと思われる2つの部屋の様子が、別人のように感じ、鶴見に関する真相を推測した。
【ちょっとした疑問点】
 通常の右京なら、捜査対象の被害者周辺を調べるのに、今回はほぼスルー。→阿佐子の真意を隠すため
 
②鶴見(元公安捜査員)の行動、その真意(正義) 
犯人がクソ過ぎ
 鶴見(公安捜査官)は教団へ潜入捜査。
 けれども、テロなど悪事を働く様子はない。そこで……

1.1年前のレストラン爆破事件
 そこで、爆破テロをでっちあげた。
 《爆破の被害者の命・生活など、国家に比べれば塵ぐらいのモノ》と懺悔の心はなし

 しかし、翔が「教団の指示だった」という供述をせずに、逮捕時に自ら建物から投身してしまい、教団摘発には至らなかった。
 レストラン爆破に関しては、“最小の被害で済んだ”と言い切る

2.平井蓮、殺害
 弟の翔の死の真相を探っていた蓮を爆弾テロ犯に仕立て上げ、殺害

3.社美彌子、銃撃事件
 教団信者に襲撃を指令(←ちょっと、あやふや)

4.教団のテロ、でっちあげ
 大量の拳銃を教団に持ち込み、鶴見の上司(ボス)の公安部長・御法川が教団を強制捜査して、拳銃を押収。テロ集団として、“微笑みの楽園”を摘発、逮捕。

③教団・微笑みの楽園の性質
気の毒な“微笑みの楽園”
 前身の“神の国”は凶悪なテロ集団であったが、改心し“微笑みの楽園”として宗教活動に励んでいた模様。
 それが、鶴見によってぶち壊されてしまった。テロ集団の濡れ衣を着せられて、逮捕……気の毒。
 教団幹部の坪内が、余裕で笑みを浮かべて応対していて、少し不気味だったが、やましいところがなかった故の、余裕の表情だったのか……

【気になる疑問】
 第1話で、鶴見がボイラー室のようなところで、写真のようなものを見ていた。裏から少し透けて見えたのが、男女が二人並んで写っているように見えたが、何の写真だったのだろうか?

【大いなる疑問】
 この教団摘発の顛末はどうなったのか?
 公安トップの御法川が罷免されたが、それだけで済むのだろうか?
 鶴見が自殺してしまったので裏工作は惚けられるかもしれないが、あれだけ大々的に拳銃押収、教団幹部らを逮捕してしまったというのに……
 鶴見の自殺も本当に自殺だったのかという疑惑もあるが、今回登場した公安メンバーは、御法川以外はキャラが立っていないので、実行キャラがいない。
 (拳銃を売りさばいた暴力団幹部が《教団に売った》と供述したと伝えるのに、廊下を猛スピードで疾走した御法川の部下はいたが)


今seasonのラスボスは社美彌子?
「トップの罷免だけ(実際はトカゲのしっぽ切りに過ぎない)
隠蔽と捏造を知りながら黙認していた衣笠副総監はじめ上まで追求すべき事案だ」(右京)
「警察組織を改革するには、私自身が中枢に立つ必要がある」(美彌子)
「副総監に歌詞を作っておいた方が得と判断したのでしょうが、
 人の命に次はない あの爆破で亡くなった人たちは戻ってこない」(右京)
「真相は闇の中 はもう飽き飽きだ
 あなたがやらないのなら、我々がやる」(右京)

(細かいやり取りや言い回しは省略)

 season(シリーズ)を追うごとに、徐々に黒くなってきた美彌子だが、ついに闇落ちか…
 自分の命が狙われた(結構、重傷)というのに、それも含めて、今回の公安の件で、副総監を脅す。神経が太いというか……



【その他の感想、疑問】
・公安部に噓をついた捜一トリオは大丈夫?
・第2話冒頭の右京と甲斐峯秋のやり取りは、巧い状況説明(第1話の経緯)だった
・御法川の「うがぁぁっ」の半狂乱は面白かった
・御法川への右京の激高……いつもよりプルプルが長かった


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)

【ストーリー】番組サイトより
危険な宗教団体と警察に繋がりが!?
カギを握る元公安の男の秘密とは


 阿佐子 (栗山千明)が捜している失踪中の婚約者は偽名を使っていて、実は鶴見征一(市川知宏)という公安部の捜査員だったことが判明する。
 鶴見は3年前、自ら志願して『微笑みの楽園』という宗教団体に潜入。しかし、その後、『微笑みの楽園』側に取り込まれ、懲戒免職になったという。公安部長は、保身のため、それを隠蔽していた。美彌子(仲間由紀恵)が銃撃されたのは、その一件を掘り返そうとしたためと思われた。
 公安と『微笑みの楽園』をめぐる一連の出来事に、ただならぬ闇があると感じた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、カギを握る鶴見の捜索を続行。すると、潜入捜査員として様々な肩書きを使い分けていたと思われる鶴見に、驚くべき秘密があることが見えてくる。

一連の事件の首謀者は元公安の刑事!?
背後では警察サイドの大物たちが暗躍
右京を頼った女性にも命の危機が……
特命係が絡まり合った事件の真相に迫る!


ゲスト:栗山千明 市川知宏 田中美央 俊藤光利 伊東孝明

脚本:神森万里江
監督:橋本一
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