英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

不合理でナンセンスな北陸の梅雨明け

2024-07-23 19:09:44 | 気象
「危険な暑さ」「猛暑」という言葉が飛び交う日が続いている。
 7月15日から真夏日が続いているが、15日、16日、17日は30℃をわずかに上回る程度で、1日降水量も15日と17日は約30ミリ降り、降水量がなかった16日も雲が多かった。福井県より少し北に梅雨前線があり、そこに向かって暖かく湿った南寄りの風が吹いたためで、いわゆる“梅雨末期”の様相だった。
 現に、その梅雨明け間近状態が進行して、ここ数日で関東や近畿、九州など各地で梅雨明けが認められた。(この段階では、推定)
 そのあと、福井は18日…最高気温36.0℃、日照時間10.2時間、19日…35.8℃、6.0時間、20日…33.5℃、4.2時間、21日…36.5℃、11.6時間、22日…35.1℃、8.1時間、そして今日23日も18時現在最高気温35.9℃、日照時間11.1時間。21日の夜は雷雨があったものの、これは日中の暑さや強い日差しなどで大気の状態が不安定になったことによるもので、夏の天気の一種と考えられる。

 上述したように、日本各地で梅雨明けしたが、今回の梅雨明けは太平洋高気圧の勢力がぐ~んと強くなり梅雨前線を押し上げ、高気圧に強く覆われたというモノではなく、太平洋高気圧が何となく(相対的に)強くなってそれに伴い、梅雨前線が北上しつつ、活動自体も弱まったモノによるもの。
 とは言え、福井も同様な何となく夏の気圧配置という状況は同じ。そして、各地と同様に、晴れて滅茶苦茶暑い。
 猛暑が始まった18日時点で、その後の晴天と猛暑が予想されていたので、他の地域と同様に「梅雨明けしたとみられる」と発表されても良い。
 しかし、梅雨明けは推定されないであろうと、気象関係者も私も思っていた。
 それは、新潟が梅雨模様だからである。梅雨前線の北上具合が梅雨明けに直結する。直結するので、梅雨前線に近いと雨が降る。気象学的に“北陸地方”というのは福井県、石川県、富山県、新潟県の4県。南北差が非常にある。
 だから、福井~富山がどんなに夏状態でも、新潟が雨模様だと梅雨明けは認定(推定)されない。


 非常に不合理でナンセンスだ。
 と、こういう文句を、過去にも書いたことがあるなあ。
 いい加減に、北陸を一つに括って梅雨明けを推定するのはやめてほしい(4県を北陸と考えること自体は反対ではない)
 と言うか、“梅雨明け認定”自体がナンセンスだ。


 ぐずぐず梅雨明けを躊躇っているうちに、福井県の週間予報が雨マークが出て、曇りの日も増えてしまった(今日になって変更)

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