山形で旧県庁と旧県議会議事堂を見てきたので、新潟でも同じようなところがないかと探したら、新潟県政記念館(新潟県議会旧議事堂)が見つかった。
新潟市内まで走っていく間に道路脇の水田では今稲刈りの真っ最中だ。それは昔やっていたギザギザの鎌で一株ごとに刈り取るものではない。水稲用の乗用コンバインで数列を刈り取ると同時に脱穀して、籾を本体に残して稲わらは裁断してコンバインの後部から水田に散布していくという、効率的な機械農法だ。

こんな所では刈り取ってはさにかけて天日干し、それから脱穀なんて稲作農家の子供も知らないのではないかと思う。
それは別のことだが、新潟県政記念館(新潟県議会旧議事堂)についた。

建物の左側に数台分の駐車スペースがあるので、そこに駐車した。
この建物は新潟県議会議事堂として明治16年に完成した本物の洋風建築で、昭和7年まで実際に議会が開催されていた。議事堂が移転した後も博物館や県庁分館などとして使われていたため、そのままの姿で残されている。現在では府県議会開設期の唯一の建物として重要文化財になっている。


こじんまりとしているがいい建物だ。本物の洋風建築と書いたのは、明治期前後に日本の大工が伝統的建築技法を用いて西洋風の味付けをした「擬洋風」ではないという意味だ。何が違うのかここにきたら分かる。


これは議員の控え室だったと思うが、今は明治以降の新潟県の歴史を紹介する展示が並んでいる。

こちらが議長室だが狭くて質素だ。

こちらが議場を二階の傍聴席から見下ろしたもの。

議場は議長に対してコの字型に配置されている。議員の席は47ほどあったが、席は毎回抽選で割りあてられたようだ。議員と同列に知事や説明員の席もある。
この時代は政党としての議会運営ではなくて、個々の議員の政治活動がなされていたようだ。
ここを見学するに当たって、ちょうどいい季節だったようだ。

あちこちにうちわの入った箱がある。この建物に冷房はないので暑いときはうちわをどうぞということだそうだ。
箱物だけでなく、明治期の地方を造っていく気概のようなものを見せてもらったような気がする。
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新潟市内まで走っていく間に道路脇の水田では今稲刈りの真っ最中だ。それは昔やっていたギザギザの鎌で一株ごとに刈り取るものではない。水稲用の乗用コンバインで数列を刈り取ると同時に脱穀して、籾を本体に残して稲わらは裁断してコンバインの後部から水田に散布していくという、効率的な機械農法だ。

こんな所では刈り取ってはさにかけて天日干し、それから脱穀なんて稲作農家の子供も知らないのではないかと思う。
それは別のことだが、新潟県政記念館(新潟県議会旧議事堂)についた。

建物の左側に数台分の駐車スペースがあるので、そこに駐車した。
この建物は新潟県議会議事堂として明治16年に完成した本物の洋風建築で、昭和7年まで実際に議会が開催されていた。議事堂が移転した後も博物館や県庁分館などとして使われていたため、そのままの姿で残されている。現在では府県議会開設期の唯一の建物として重要文化財になっている。


こじんまりとしているがいい建物だ。本物の洋風建築と書いたのは、明治期前後に日本の大工が伝統的建築技法を用いて西洋風の味付けをした「擬洋風」ではないという意味だ。何が違うのかここにきたら分かる。


これは議員の控え室だったと思うが、今は明治以降の新潟県の歴史を紹介する展示が並んでいる。

こちらが議長室だが狭くて質素だ。

こちらが議場を二階の傍聴席から見下ろしたもの。

議場は議長に対してコの字型に配置されている。議員の席は47ほどあったが、席は毎回抽選で割りあてられたようだ。議員と同列に知事や説明員の席もある。
この時代は政党としての議会運営ではなくて、個々の議員の政治活動がなされていたようだ。
ここを見学するに当たって、ちょうどいい季節だったようだ。

あちこちにうちわの入った箱がある。この建物に冷房はないので暑いときはうちわをどうぞということだそうだ。
箱物だけでなく、明治期の地方を造っていく気概のようなものを見せてもらったような気がする。
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