漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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小さすぎる保険証・高齢者医療

2008-04-18 | 調剤薬
4月に医療保険制度の改定があり高齢者医療保険は大混乱中だ。

最近、各保険証が小さなカードタイプになり、家族単位から個人ごとに持つように変わり、国保の保険証は小さいうえに紙のカード。(これって私の地区だけ?)
仕事柄いろいろなタイプの保険証を目にしている私でさえ、自分の国民健康保険のカードが送られてきた時は、封筒のどこに入っているのか探してしまったほどわかりにくかった。
なぜなら送られてきた用紙と同じ紙面に、同じ柄でそこからはがす形で組み込まれているからだ。

そして、
これまでずっと小冊子サイズだった高齢者の保険証は、4月から一斉にこの小さな紙のカード1枚に変わったのだ。

後期高齢者の方々の声
「息子がいっしょに封筒を見てくれたからわかったけど、私ひとりじゃきっと捨ててた」
「カードに書いてある字が小さくて、自分の保険証なのに何が書いてあるのか見えない」
「こんな薄っぺらな紙じゃ、なくしてしまわないかと不安で仕方がない」
「次々といろんな書類が届くけど、何の事だか読んでも分からない」

そして前期(?)高齢者の場合
「2割負担のカードも来たけど、今のところは1割なの?」
「7月から2割になるの?看護婦さんの話じゃ来年まで大丈夫と言ってたけど、ころころ割合が変わって、もう気が気じゃないわ」

もしも、70歳前後からそれ以上年齢のご両親がいらっしゃる方は、保険証がしっかり届いているか、そしてわかりやすい大きめのケースに入れているか、一緒に確かめてあげてください。
もしも見当たらなかったら、早めに市役所などに問い合わせてね。