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平均年齢80歳のコーラス隊“ヤング@ハート”の活動を追った音楽ドキュメンタリー。年に1度のコンサートに向けて、ソニック・ユースやボブ・ディランの曲を練習するメンバーたちの様子を、ドキュメンタリー作家として活躍するスティーヴン・ウォーカー監督が映し出す。
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映画の前半ははっきり言って申し訳ないけど、
まるで「老いの毒気」にあてられたような気分になります。
しわしわの顔、よろよろした歩き、
口が回らず何回やっても歌詞が唄いきれない、
音程もいきぎれしながらふらふらと・・・
どうにも、うまくなるとは思えない。
メンバーは皆、クラシックが好きとかオペラ鑑賞が趣味とか言ってるのに
選曲されたのはドラムやエレキがガンガン鳴り響くもので、耳や目をふさいでいる状況。
そのうち、メンバーの二人の死にも直面してしまう。
だけど、そんな状況で彼らは、ばっちり「長生き力」を発揮するんです。
めげない、あきらめない、
冗談飛ばして、笑って楽しく乗り越える
年の功というか、励ましあう言葉はカラッとしていながら深い思いやりがある。
そんな中では、友人の死も、なんというか、
丸飲みしてしまうような、糧にしてしまうと言うか、
この世でもあの世でも、たいして変わりはないとでも言うように。
yes,you can can・・・という早口言葉の念仏みたいな歌詞の曲を
とうとう最後にやり遂げたときは、
オバマ氏の同じセリフの演説とはまったく違う次元の感動がわき起こりました。
★★★★★
長く生きてきた彼らだからこそ伝えられる歌詞のもつ深い意味。
彼らの歌は、心の琴線に触れまくりです。
監督: スティーヴン・ウォーカー
訳:戸田奈津子