夏にピッタリな推理小説。
しかも素直に推理してるとそれを足元から何度もひっくり返される。
すごく怪しげな雰囲気の末にとうとう死体が登場して、
このまま読み進めるんだろうかと怖がっていたら、
次の瞬間には、生まれ変わって(しかも虫に)ペラペラと
会話してるなんてすごいギャップだ。
そうねえ、やっぱ虫には生まれ変わりたくないなあ。
しかもごく近所の庭で虫になって再生するなんて、ねえ。
それに、しっかり前世の事件を覚えてるし、一方では平気で嘘ついたりして
その性格は虫っぽいのかいい加減だし(だんだん記憶があいまいになるらしい)
大変ですよ。
最近新聞などで目にする子供や動物を巻き込んだ痛ましい事件を連想する話が
いくつか登場して、心が痛む。
そんな環境では、問題解決のために
「死んでくれる?」とか「死ぬしかない」なんていう選択をしてしまうんだろうか。
それでも「気楽にリセット」感は、やっぱ許せんなあ。
道尾秀介 1975年 兵庫県生まれ
しかも素直に推理してるとそれを足元から何度もひっくり返される。
すごく怪しげな雰囲気の末にとうとう死体が登場して、
このまま読み進めるんだろうかと怖がっていたら、
次の瞬間には、生まれ変わって(しかも虫に)ペラペラと
会話してるなんてすごいギャップだ。
そうねえ、やっぱ虫には生まれ変わりたくないなあ。
しかもごく近所の庭で虫になって再生するなんて、ねえ。
それに、しっかり前世の事件を覚えてるし、一方では平気で嘘ついたりして
その性格は虫っぽいのかいい加減だし(だんだん記憶があいまいになるらしい)
大変ですよ。
最近新聞などで目にする子供や動物を巻き込んだ痛ましい事件を連想する話が
いくつか登場して、心が痛む。
そんな環境では、問題解決のために
「死んでくれる?」とか「死ぬしかない」なんていう選択をしてしまうんだろうか。
それでも「気楽にリセット」感は、やっぱ許せんなあ。
道尾秀介 1975年 兵庫県生まれ