漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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ホルモンを運ぶのは血液

2013-04-04 | 生理・生理不順・生理痛
生理不順や生理痛、不妊対策などいわゆる「血の道」問題での漢方対策は、
必ず血流改善を目標とするのですが、それはなぜでしょうか。

生理周期=ホルモンバランス

では、ホルモンを必要な場所にはこんでくれるのは?

ホルモンを運ぶのは、血液です。

だから生理周期を元気に推進するためには血流が良い状態を保つことが必要です。

また生理出血時は、
子宮内をきれいに掃除して、損傷部位は素早く回復させ止血しなければなりません。
これも働きの良い血液がたっぷり存在することによって成し遂げられます。
その後リセットすると卵胞が大きくなり、子宮内膜が増殖します。
それらの細胞に栄養と酸素を運び、老廃物と二酸化炭素を掃除していくのも血液。

働きの良い血液がじゃんじゃん流れていることが必須条件。


ムラサキハナナ。かつてはハナダイコンと呼ばれていたのでてっきり大根の花だと思っていた。

では血流が悪化する原因は?
・疲れると血の流れは悪くなる(気虚)
・貧血だと血流量は減る(血虚)
・体が冷えていては血液は動きづらい(陽虚)
・潤い不足で血液がサラサラしていないと流れにくい(陰虚)
・太り過ぎやコレステロールが多くては流れにくい(痰湿)
・イライラする環境では血流が滞る(気滞)

というわけで、体質に応じた漢方対策も必要になってきます。
今、漢方対策されているみなさん、自分の体の中で
元気な血液がスイスイ流れるのをイメージしながら漢方を飲んでみてください。


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