漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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六月病?・体の除湿対策でスッキリ:漢方家ファインエンドー薬局

2016-06-09 | 気持ち・眠り
仕事のストレスなど生活環境の問題もあるのでしょうが、
さわやかな初夏から一転どんよりした天候に入ると、
体も心もどんよりして、重だるい症状につつまれます。
そんな状態を最近、6月病と呼んだりしています。

こんな病名(?)を聞いてどう思いますか?
病名をつけて安心できるのならそれはそれでいいかもしれませんが、
あえて自分を病気にする必要はありません


湿気に勝つ漢方処方「勝湿顆粒(かつ香正気散)」
わが薬局のご常連さんたちは、梅雨に入る頃にこれを買いにこられます。
ちょっとした症状がでて、勝湿顆粒だ!と思い出すそうです。
常備しておき、天気がどんよりしていたら、まずこれを飲んで湿気払いするのです。朝からスッキリ活動できます。


▼梅雨時は体に「湿濁」がたまる
もともと水はけが悪く「湿」がたまりやすい体質の人は、梅雨時になると
次のような症状が悪化しがちです。

・舌の苔が多い、舌全体がべたべたしている
・体が重だるい、頭が重い、動きたくない
・ムカムカする、吐き気、胸苦しい
・腹部膨満感、下痢
・食欲がない、味がしない
・手足がむくみやすい、朝方顔がむくみ気味
・尿の出が悪い
・体全体がぷよっとしている、水太り、脂肪太り
・女性ではおりものが多い、生理時にむくむ、妊娠時にむくみやつわり
・皮膚炎では分泌物がありジメジメしていて長引きやすい

▼体の除湿を旬の食材と漢方で
水はけを促す食材は、緑豆もやし、緑豆はるさめ、そらまめ、とうもろこ
し、大豆、豆乳、きゅうり、メロン、昆布・わかめ・のり・ひじき・寒天
などの海藻類、冬瓜、こんにゃく、そばなど。

そして、香りのあるものを添えると、胃腸の動きもよくなり気分もすっきりします。
例えば、ミョウガ、シソ、ラッキョウ、ショウガ(皮付き)、わさび、香菜、ニンニクなど

これらは今頃が旬のものが多いですね。
自然の恵みはありがたいです。

体が重だるくなる梅雨の漢方養生

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