気候変動があっても何ともない人と、そのたびに体調を崩す人がいます。
インフルエンザが流行っても罹らない人と、すぐ罹患してダウンする人がいます。
すぐ体調を崩す人の多くは「気虚」体質です。
中医学でいう「気」には「衛気(えき)」と呼ぶものがあります。これは皮膚や粘膜のバリアの力です。
「衛気虚」だと外邪が体内に侵入しやすいのです。
皮膚のしまりが悪いので、少し動いただけで脇などが汗ばみやすく、それがもとで体が冷えて、カゼを引いたり花粉症のようなくしゃみや鼻水がでたりします。
漢方薬では「黄耆」や「人参」が配合されているものが「補気」作用があり、コツコツ続けるとしだいに元気になります。
夜更かしせず十分な睡眠をとることも必要ですが、疲れるからと言って休んでばかりだと「気」を増やすことはできないので、少しずつ毎日運動して代謝をアップすることです。
外に出て外界の変動に体を同調させるようにすることも大切。
昔は、夏に海で泳ぐと冬にカゼをひかないとか、冬は乾布摩擦がいいとか言われましたが、それも外界と体を同調させる方法だったのでしょう。
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