漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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就寝時刻が遅いと血圧上昇、末端冷え性、うつ傾向になりやすい

2021-05-24 | 気持ち・眠り

うつ症状は、特に朝方元気がなく、日中も精神症状より様々な不調のほうが目立つことも多い

就寝時刻が遅い人が多いのですが、

23時~3時は、肝胆の時刻で、この時間帯に横になると体中の血が肝に戻るのだが、それができないと肝血が不足して(血虚)、ますます眠りが浅くなったり、肝の疏泄がスムーズにならないので、不安や緊張感が増しやすく、血圧が上昇しやすく、血流量も不足して体温は同じでも末端に冷えを感じやすい

また24時からは、陰が満ちると同時に陽がどんどん生まれてくる。この時間に寝ていないと起床時刻になっても陽気が足りずに五臓六腑が元気に動けない

漢方対策は腎陽を養い肝血を補い疏泄を促し、夜は気持ちを落ち着かせる漢方薬を加えて眠りをスムーズにする。

これまでにも、たとえば生理不順や生理前の不快症状の改善で補血や疏肝の漢方薬を飲んもらうと、生理症状の改善だけでなく「よく眠れるようになった」と言われ、気持ちも前向きになる症例をいくつも経験している。

睡眠を改善することはとても重要ですね

 



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