風邪(ふうじゃ)には、外風に対して内風があります。
多くは五行の「肝」に由来し、肝の季節の春に多くなる症状です。
肝の陰血が不足していると、例えれば、潤い不足で空焚き状態をおこしやすく、急な気温上昇や強風などが引き金となり体内から風が舞い上がるが如くにかき乱されるのです。
その主な症状は、イライラや不眠、めまい、痙攣性の症状、かゆみや蕁麻疹などです。
肝鬱、肝陽上亢、肝風内動、血虚風燥などといった言葉があります
まず肝の消耗を防ぐ養生をします。
疲労やストレス、睡眠不足、目の使い過ぎで血虚を助長したり、お酒の飲み過ぎなどで肝を痛めつけてはいけません。
血虚の人は積極的に漢方薬で補血しておきましょう。
「肝は血を蔵し、疏泄を主る(つかさどる)」
疏泄とは「気のめぐり」がスムーズであること。
肝の色は青(緑)ですから、緑のものを種類多く味わうことです。
春の若い緑の持つ独特の香りや苦みが気をめぐらせ、脳をスッキリさせ興奮をさましてくれます。
コツは朝。
朝食時に良い香りの野菜を食べたりハーブティーや漢方薬を飲むと、一日を穏やかに過ごせるでしょう
コロナストレスの中、香りや苦みや酸味をうまく取り入れて、気のめぐりを改善しておきましょう
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