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ロボット支援手術da Vinci Surgical System(ダ・ヴィンチ・サージカルシステム)

手術室に入って最初に目に飛び込んできたのはやっぱりこれ。



ロボット支援手術のロボット、ダ・ヴィンチ・サージカルシステム。


これから全身麻酔による手術を受けるというのに、思ったのは、

「記念写真を撮りたい。」

ずっと写真でみてきたものが目の前にある。

ニノのドラマ「ブラックペアン」にでてきたアレだ、と。




とはいえ、すぐに手術用ベッドに寝かされる。

この手術、頭部側が25度程度下がった状態で施術されるので肩への負担が大きい、

という情報を見ていたので術後の肩痛を心配していたけど、杞憂だった。


ベッドは、ウレタン状の細かいクッション材が敷き詰められていて、そこに身体を沈み込ませるような感じ。

身体を横たえた瞬間、事前に先生に聞いていたように、何の心配もなくなった。

「全身で支えるような感じになりますので、肩等部分的な痛みはないと思いますよ。」と。





ロボット支援、というのは支援、であって、術者はあくまで人間。




熟練の医師による遠隔操作だ。


後で聞いた話しで、執刀(?)してくれた主治医は過去約300例の実績があるという。



メリットとしてはなんといっても細かな作業の精度の高さ。

それと、6か所も開けるとはいえ、傷口の小ささ。




その、身体への負担の少なさを手術翌日には実感する。

そして翌々日、昼間は一人でシャワーをし、夕方には一人で普通に歩いている。


痛み止めが効いていることもあるけど、動かなければ痛みも弱く、むしろ尿管の痛みと違和感のほうが

ずっと気になってしまっていたほど。



日一日と良くなる、というよりも、時間単位で良くなって行く感じ。

これは、移植と再手術の時には考えられなかったこと。



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前立腺全摘出後の尿漏れ

尿管が外れて16日目。

昼間の自力排尿も少しはできるようになってきた。

でもパッドの数は減らない。


今日も60枚入りの尿とりパッドを二袋購入。

これがもし一年続くと...



この尿漏れ、簡単に言葉で説明できない感じ。

術前はもっと単純なものだと思っていただけにやや戸惑っている。


夜中、あまり動かず、腹圧もかからなければ尿は溜まる。

溜まれば尿意を感じる。


だからといって尿漏れしないわけではない。

昼間だと、漏れる感じもわかるので尚厄介だ。


溜まる感じと尿意と、同時に、漏れる自覚。不思議。



今後、これをどうコントロールしていけばいいのか。

正直、不安もあるけど、これはこれでしっかり受け止め、ある程度の改善を信じて、

経過や状況を発信していくのもまた必要と感じています。




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手術後の痛み止め

手術後、点滴での痛み止めをやめた後、錠剤の痛み止めを

処方してもらった。

その時は余裕など無いから、この薬についてググッってみも

せず服用したけど、これが効いた。

痛みに対して効く、っていうことは、強い薬ってこと?


なにせ今まで、外科ではカロナールしか処方してもらえなかったから。


そこは心配。でも効くから飲んでしまう。

止められないから調べもしない。



泌尿器科の先生の方針として、痛みは無理に我慢せず、薬が

あるから積極的に取り入れましょう、と。


傷のみならず、左脚も、テニス肘の右肘までもが

痛い時、

効く薬。


痛み止めはやめ時が難しい。

さて、肝臓のことを考えるとあまり飲みたくはない痛み止め、

いつ止めるか、16日の診察までは飲み続けるか。


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手術後16日目。

手術後16日目、退院後8日目、



手術の傷6か所は、表面に近い部分は今も結構痛い。

それでも充分我慢の許容範囲。

それよりも下腹の内部の違和感の方が気になる。

切って取って繋いでいるのでしょうがない。



問題はむしろ左脚。

やっぱりロボット手術時の体勢の影響だと思う。

今は付け根からひざまでが痺れと痛みと。

歩行にも支障をきたしている。

術前通っていた整骨院に通えればいいけど、尿漏れでパッドかおむつの状態。

さて、どうしましょう。



尿漏れは、自力排尿できる回数は増えてきた。

でも腹圧がかかる、姿勢を返る、立ち上がる、これらの時は全然ダメ。

当初、一日6枚程度必要だったパッドは、今は3~4枚。

少しずつ、少しずつ。



運動も散歩程度。

力仕事は、今はまだ全然無理。

今はできないことが、少しずつできるようになる、と信じて、それを噛みしめて、日々精進。





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不自由さを楽しみつつ。

夜中を中心に少しだけ自力排尿ができるようになってきた。

骨盤底筋体操は続けている。

できるだけ歩くようにもしている。


散歩程度以外の運動は禁止されているので、今まで当たり前だった力仕事を、

妻に頼る機会が増えてきた。


一番身近なのは買い物。

スーパーでの買い物は、一回当たりの買い物量が多くなる。


レジ袋に入り切らない時は段ボール箱。

そうなると、今の自分、ちょっと腰が引ける。


左脚が痛くて屈めないのもある。


妻は、「わたし、持つから」って張り切って持とうとするけど、ちょっとそれ、

こんな自分でも、こっちの方がまだマシ、なんて思ってしまう。



移植の時と違って、痛み方とか、術後の不便さとか、すごく中途半端。

移植の時は初めから諦めていたけど、今回の場合は、やろうと思えば多分できる、大抵のこと。



だから尚更見る目が違う。



焦らず慌てずゆっくりと、と自分を戒めつつ、できない不自由さ、ってやつを

少しだけ楽しみながら過ごす毎日です。






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ギリギリで生きてやる。

退院して最初の週末が過ぎ、この頃になって身体の色んな所に不具合が出てくる。

術後はそうでもなかった場所が痛くなったり、下腹に常に違和感があったり。

いくらロボット支援の手術とはいえ、腹を6か所も切っているので多少は納得。


ただ、癌を取り切った、という、安心感というかやり切り感というか、

なんかそういうのが無い。

3度目ともなるとこんなものか、っていうのと、術前より生活レベルが下がっているのと。



移植して、免疫抑制を始めて、いずれは罹ると覚悟していた癌。

ちょっと予想より早かったけれど、それが前立腺がんであった幸運。


思えば、15年前に始まった闘病生活、常にギリギリで生きてきて、

病気に侵される不運の中でギリギリで掴んで喜きた幸運。


宿命なのか運命なのか、振り回され。

でもそれもこれも、みんな、

生きててなんぼ、だ。



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若いんです、前立腺がん界隈では。


前立腺がんになって、たまに若さを感じさせてくれたこの一年。

今年初め、がんかどうかの検査段階から、

「若い」から進行が早い、「若い」から回復も早い、「若い」から経過観察より手術。

還暦目前になって、若い、若いと言われ続けてその気になって。


一昨日も、痛みの事で担当医と電話相談、そこでもまた「かんぞうさんは若いから…」

う、嬉しい。なんか。

前立腺がん界隈ではまだ自分も、小わっぱ。



病院内ローソンでの一番のお気に入り、
【濃い乳酸菌】


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左足太腿前部の痛み

22日、退院してきてから左足太腿前部が痛い。

普段はピリピリした痺れ感と、圧迫によるピンポイントの痛み。

我慢できない痛みではないけど、血栓とか内科的な痛みだったら嫌なので昨夕、

電話で担当医に聞いてみた。

おそらく内科的なものではなく、手術時の体勢からくるものではないかと。



今後症状が変わらないようなら、整形外科に紹介状を書いてくれることになった。



きっと、本来なら、今はまだ入院中で、こういったことや尿もれのこととか

その場で解決している時なんだろうと思う。


感染のリスクもあって、できれば病院に長居はしたくないけれど、

術後まだわずかで、身体の不具合には自分で注意していかなければならない。



それでもやはり我が家はいい。

どんな薬よりも効くかもしれない。


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目指せ尿漏れ改善

尿管が抜け三日目。

尿漏れは相変わらず。

忙しいったらありゃしない。パッドの交換。


傷よりも何よりも、こうなったら、【目指せ尿漏れ改善】ブログだ。



骨盤底筋体操はやってる。

できるだけたくさんやってる。

もうこれは頑張るしかない。



術後初めて、今日一人で外出した。

イオンのATMへ。

行き帰りの時間含めて1時間強。

限界だった。



やっぱ一人だとビビる。


まずは来月の検診まで。



一人虎の穴。


頑張るしかない。
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尿とりパッド

退院から一夜明け、傷等の痛みは、痛み止めさえ飲んでいれば苦にならない。

ただ、痛み止めが切れてきた時、傷の痛みよりも左脚外側の臀部付近の痛みが気になる。

特に、しゃがみ込んだ時、激痛が走る。

これ、放置してもいいものなのか...

続くようなら電話した方がいいのか...



医師にも看護師にも散々言われてきた尿漏れ、これが、自分の想像以上に厄介だ。

飲む水分の量にもよるんだろうけど、尿とりパッドは2時間程度しか持たない。

試しにずっと付け続けていたら、3時間40分で尿漏れ。

パッドの許容量の限界。


ということは、安全を考えれば、尿とりパッドだと許容外出時間は2時間程度。

もっと長く、と思ったら紙おむつにするしかない。



あとはもう、入院中、看護師さんに散々刷り込まれた「骨盤底筋体操」をやるしかない。

フルセットを、一日5サイクルくらいやろうかなぁ。

効果を期待して。



病院マニュアルだと、

一年後に90%の患者さんが、一日に尿取りパッド0~1枚になる、って、

単位が一年なんだって。



こうなるまで、尿とりパッド、何枚必要なんだろう??



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退院の朝

いよいよ退院の朝。

天気が良くて良かった。

たった2週間だったけれど、入院時はまだ暑い時で、

半袖1まいで来た。


窓から見える景色はずっと変わらないけれど、空気感は涼しげ。

色々な方々の情報だと気温的にはもう秋。



病院の方には本当にお世話になった。

この、コロナで大変な時期、本来の病気以外に気をつけることが多くて

、でもそんな中、ずっと不安なく過ごせたことに感謝!

絶対、自分にはできない仕事だと改めて思った。



帰宅したらまた、仕事に復帰、リフォームも再開、

そして尿漏れ等後遺症を克服していかなければならない。




それが日常、今は非日常。

普通の日常って、それが決して当たり前ではない。

健康って本当に大事。

そしてやっぱり、

検診って大事ですよ〜、皆さん。


ざっと片付けた。


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おむつに替えた初めての夜

尿管が外れ、おむつに替えて初めて迎えた夜。

これが想像以上に大変。


眠り始めて3時間ほどで尿意で目覚める。

待ち望んでいた尿意。

自分の意思でできるだけで幸せ。

やっぱり「普通のこと」が普通ではなくなって、でもまた

その「普通のこと」を取り戻せた時の喜びは格別なもの。



だからといって漏れがないわけではなく、同等量漏れてる感じ。

その後も数時間おきにこの繰り返し。


そして3回目にはおむつからも漏れてしまう。

看護師さんと相談し、おむつの中にさらに尿とりパッドを

重ねましょう、と。


う〜ん、難しい。

あとはもう慣れと、自分なりの工夫。

付き合いは、長くなりそう。


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身体に何も繋がれていない、という幸せ。

ついに尿管を外してもらえた。

と同時に、尿がだだ漏れ。

あわてて尿パッドを装着。





腹圧がかかると、さらにその度に漏れていくのを感じる。


尿管が外れた爽快感と同時に、これからは尿漏れとの格闘。


骨盤底筋運動とやらに励んで、少しでも早く通常に戻していくしかない。



それにしても、身体に何も繋がれていない、というだけで、

こんなに幸せを感じられるとは。


この感じ、もう15年ぶり。


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病理検査結果

今日、ようやく尿管が外れる(予定)。

やっと退院が見えてきた。


痛みにはある程度我慢できても、この尿管の痛み、違和感が

どうしても嫌っていう人は多いと思う。


痛みがかなり治まってきていた17日頃が一番辛かったと思う。


あとはもう、はずしてもらってきちんと排尿出来るか、

そこにかかってる。


昨日夕方、担当医が来てくれて、

「意外と早くて、もう病理検査の結果が出てますが、

見ますか?(それがねぇ)。」

って、なんか微妙な言い回し。


断層写真を見せられ説明してもらったが、やはり生検

とは違う結果に。


・当初1個と言われていたのが、14mm大と7mm大のが2個。

・がんの場所が下側、尿道にかなり近い部分だった。

・グリソンスコアは、3+3=6と言われていたのが、

4+3=7 だった。ということは、悪性度が、「低い」から

「中程度」に格上げ(「格下げ」?)ということになる。


当初は積極的経過観察の選択肢もあったわけだが、

まさに今のタイミングで手術して良かったことになる。


先生も、

「きちんと取り切れたし、浸潤もなく、今、手術して

本当に良かったと思います。」

と、言ってくださった。




思えば去年の暮れ、PSA値の異常に気づいてから10か月、

長かったような、あっと言う間だったような。


やっぱり、きっとずっといつも思うのは、


生きてて良かった、と。


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病院の枕


今年、ベッドマットとともに、枕も替えた。

自分の姿勢に合わせて調整してもらったら、高さが低いこと。

今の枕に比べたら、以前の枕は江戸時代の武士のものの様に

高かったんだなぁ、と。



で今回の入院にあたり、永遠のテーマ、

「病院の枕問題」

団子のように丸くて高いことは知っていたので、枕を持ち込もう

かなんて話しも出たけど、とにかく荷物は少なくしたい。


ということで、

バスタオルと、あとは普通の洗いタオルを多めに持ち、

その両者の組み合わせで枕代わりにする。


芯はバスタオルで周囲をタオルで包む。

高さ調整もタオルを挟んで。



これで快適。

手術後は強制的に病院枕で寝かせられていて首が痛くなったり、

寝心地が悪かったりしたけど、これに戻して昨晩、その前夜と

気持ちよく眠ることができた。



おすすめです。

でも、

病気にならないのが、もっと、おすすめです!


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