goo

暗闇から脱却

我が家のパソ子が復活だ。



正月早々調子がおかしくなったPC、なんとか騙し騙し使っていたが、今日
晴れて復活、CPUもHDも異常無く、電源ユニットの交換だけで済んだ。

コンピューター全盛のこの時代だが、コンピューターとはもうかれこれ26
年の付き合いだけに思い入れは強い。




そして、さくさくと進められるユニットの交換作業を見てるうちに、自分の
病気と重なってみえてきた。




人間の心臓部に当たるCPUはずっと元気に働いてくれている。

自分も術前術後、何度となく心臓を疑われ、色んな検査を受けたが、心臓
に関してはいつも何の異常も無し。


心臓が丈夫だったのが、助かった原因と言われたこともある。




ハードディスク、購入一年後に交換したもののなんとか無事に。

でも容量は一杯。
増設したくても予算が・・・

人間で言えば脳だろうか。

脳、今はもう色んなことで頭が一杯。


余計なことを考えることも、記憶する余裕も無い。

増設したくても、歳を取るたびむしろ「脳力」は低下するばかり。



そして電源ユニット。

なんだか交換しているのが肝臓の移植に見えてくる。

こんなに簡単に交換できたら、と思いながらも、ユニットのように簡単に
いかないからこそ貴重で大事にしなければならないものなんだ、と思ったり。





26年前、初めて使ったパソコンは、当時100万円以上するもの。

しかも黒と白だけの世界。

それが今や考えられないような高性能で、考えられない低価格。

これは全て技術革新と一般への普及の賜物。



今はまだ、保険が利かなければ2千万近くかかる移植。

それでも技術の高度化と薬の開発は進んでいる。


近い将来、誰もがお金の心配無く、安心して、いつでも移植ができる時代
が来ると信じている。




我が家の、愛着あるパソ子の復活を見ていて、そんなことを思ったのであ
りました。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )