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不思議感覚

定期検診の間隔が延びてきて、ついには8週ごとになり、しかもK病院とH大病院を交互に行くので
それぞれの病院に行くのは16週も後になる。


喜ばしいことではあるけれど、診断書をもらうにも、定期検診のタイミングとは、必ずしもいかず、
先週末は、わざわざ診断書の申請だけの為にH大病院に行ってきた。





行く間隔が開いてくると、いざ風除室から待合ホールに入った途端、不思議な感覚に襲われる。

一つは懐かしさであり、一つは独特の違和感であり、居心地の悪さもある。



不思議な場所だ。




安心を求めて定期的に検診を受けにくる場所でもあるのに、そもそもは生死を彷徨いながら運ばれた
場所でもある。

CT検査に望む為の床のガイドラインは、入院当時は地獄への道しるべのように感じたものだし、
採決の注射針から命を吸い取られるようにも感じたものだ。




一つ言えるのは、およそ大学病院と名のつくものは、冷たい。雰囲気が。

K病院なんかと比べても、非常に無機質だ。



元々大学病院を毛嫌いしていたのも、そういう先入観があったからだと思う。





観葉植物をいくら置こうが、絵画を飾ろうが、手作り作品を並べようが、どうも馴染めない。



一応、建築に携わる身としては、常々どうにかならんか、などと考えてもいたけれど、でもきっと
そういうことではないんだな、と。

つまりは、建物とか、装飾とか、そういうのではなく、もっと違うタイプの・・・






最先端の技術と装備が集まる大学病院、ということは、そこに集まる患者もまた高度の医療を欲する
集まりで、時間を問わず命のせめぎ合いが繰り広げられる場所が故に・・・




救われる場所であったとしても、これからも、あそこに馴染むことの無いよう、在りたいものです。
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