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負けるが勝ち

今年のマーくんは本当に凄かった。

スポコンドラマでも、なかなか今年のような設定はできないのではないか、と思う。





7年前の再手術前日、忘れもしない夏の甲子園決勝、前日検査の合間を縫って、TVに釘付けになって見て
いた。

駒大苫小牧VS早稲田実業、田中将大VS斎藤佑樹。


斎藤佑樹が勝ち、田中将大が負け。

その後は駒大苫小牧の甲子園準3連覇そっちのけでまさに「ハンカチ」フィーバー。


北海道の人間としては、それでもマーくんが上だろう、とか、「ほぼ3連覇」の扱いが小さ過ぎる、とか、
病室でスポーツ紙を読みながら毒付いていたものだ。




その2人、今や楽天のマーくんと我がファイターズの佑ちゃん。

連勝記録のマーくんに対して、怪我で今シーズンを棒にふった佑ちゃん。



なんか因縁ですね。





あの場面、最後、斎藤投手が最後のバッター田中選手を三振に打ち取る場面。

「あの画像を何度も何度もTVで流されるのが嫌だった。」

というマーくん。


それ以降、特に今年の活躍の原点は間違いなくあの瞬間だ。


「勝つと負けるでは、間違いなく負けが自分を成長させる。」

ともいうマーくん。



本当にそう思う。

負け、の形がどんなものであれ、人それぞれであれ、負けは次のステップになる。

負けを自分の成長につなげるのは自分自身だ。


負けて終わるか、次の勝ちに結びつけるか。





病気だって、たしかに元気に越したことはないけれど、それをどうやって克服するか。

頑張れるか、頑張れないか。


気持一つでどうにもならないことも有ると思う。

でも、それでも、死期が迫ったとしても、負けっ放しでは終わりたくない。




最期、歌いながら死にたいなぁ。








斎藤佑樹、プロ入り後はマーくんに負けっ放しだ。

「高校時代からアイツに勝ってると思ったことは一度もない。」

という斎藤佑樹。


さぁ、これからだ。

斎藤投手が「勝ち」に向かって頑張る姿を期待し応援したい。全力で。


なんたって今や北海道の、ファイターズの「ハンカチ王子」だから。
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