goo

劇症肝炎、その後

区役所に受給者証を取りに行った帰り、庁舎の隣のSEIYUに寄って買い物をしていると、背後から小さな
男の子の叫ぶ声、

「母ちゃん、ハラ減った。選ぶの後にして!」

振り返って見ると、小学校に上がるかどうかの小さな子。



久しぶりに聞いた、「母ちゃん」の声。

おまけに、あの幼さで、「選ぶの後にして」の」主張。

日本の将来は、明るい!?




さて、その区役所。

「『劇症肝炎、重症急性膵炎』の受給者の方」という下記の注意書き付で受給者証を受け取ってきた。







改めて、

現在受給者証を持っている人は、とりあえずは助成の継続はそのまま。

一応、「3年間は、」という前提付きだが、厚労省の担当者の、あまり頼りにならない話しとしては、余程の事が無い限り
はずっと継続、らしい。



そこを信用していいものか、難病指定を外されることをどう受けとめたらいいのか、増税と社会保障がどう絡むか、等々
考えれば切りがないが、

それにしても、

波線部分、

「平成27年1月1日以降は、新規の申請を行うことはできません」

という部分。



改めて思う。

こういう不平等があっていいのだろうか。

ちょっとおかしくないか。



おかしい、と言えば、2004年を境に、保険適用となるかならないかという移植の問題もあるけれど、そういう意味で言えば、
2005年に移植を受けて、保険にも医療費助成にも該当する自分は、その面では幸運と言える。


だからこそ、と思う。



こんな所にまで「格差」が生じていいものか、と。



これが将来大きな問題にならない保証はないし、第一、もし今受給者証を持っている人が更新手続きを忘れたら、その時は新規扱い
になり、つまりは申請ができなくなる、ということだ。

どうなだよ、これ。




少なくとも自分には、今まで一度たりとも、

「特定疾患受給者証の更新期日が近付いています。忘れずに更新申請を済ませてください。」

などという、「親切」な連絡が来たことがない。


年金とか税金とか、ほんの少しでも納付が遅れたら、まるで鬼の首を取ったかの如くの、「親切」な郵便の雨あられなのに、だ。





なんだかなぁ。

何度も何度も言うけれど、原資は確かに税金、でも、こういう時の為に、決して安くはない健康保険料とか各種税金とか、
苦しい生活の中から苦面しているんだよなぁ。


色んな意味で、変な「医療格差」だけはないようにお願いしたいものです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする