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ギリギリの幸運

いつもの正月の様に、仕事をいくつか抱えたまま過ごし、だからといって子供たちに振り廻されてあまり進展しない
不効率な日々だった。


まぁ正月ってこんなものだろうと思う。




良かったのは天気、雪予報だったのに我が家の周囲はずっと好天だった。

その分なのか、昨日今日と、大雪と強風で外は酷いことになっている。







今年は、移植から10年目を迎える。

もう10年、あっという間の10年だった。



今もやはり、いつ何処で、何かで、しかも突然、病院のお世話になるという、入退院していた頃のトラウマから逃れる
ことはできず、何か始める時には必ず、最後までやり通せるか、という意識が働く。


というのも、10年経っても3年目くらいの頃とそう状態は変わっておらず、むしろマイナス要因が増えたりもしている
からか。



そこの所が免疫抑制していることに起因しているのだろうし、色々なリスクが年々高まっていることもある。






時々、調子に乗っている自分を戒める為、昔のブログ記事を見直してみることがある。

記事として読むと、やっぱり凄まじい闘病の日々だったと思う。


よく乗り越えられたなぁ、とも思う。



ギリギリのライン、と言えば、あの時からずっとその上を這いずって生きているような気もするが、なんだか複雑な気持ち
が常にある。




たぶん、2、30年前ならそもそも生き残れなかっただろうから、あれから10年も生きてこられたのは幸運以外の何ものでも
ない。

ギリギリの幸運、という感じか。





世の中、ギリギリだらけなんだなぁ。

病気もそう、事故もそう、倒産や犯罪や、予期せぬ幸運だってきっと、どれもこれもギリギリのラインの上で成り立って、
どっちに転ぶか、幸か不幸か、誰にも分かりゃぁしない。






年が明けると、節分、バレンタイン、ひな祭り、ホワイトデー、子供の日にゴールデンウィーク・・・

行事は続く。

ごちゃごちゃ考えていると、老いて枯れる。置いてかれる。
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