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恋仲

今クールのTVドラマの視聴率が伸び悩んでいるとかいないとか。


「特に期待外れ」

なんて言われているのもあって、期待ってなんだ?と思うのと同時に、制作側の苦労が目に浮かぶ。

そんな中、個人的に大絶賛なのが、「民王」。

池井戸潤さんの原作を読んでいた事もあり期待して見ていたら、これが面白いったらありゃしない。

たぶん、1分に1回は、次男くんと一緒に大笑いしている。

おかしいんだけど、政治家にも見てほしいな、なんて。





今日最終回の「恋仲」。

いわゆる「月9」。

そもそものハードルが高い。


ネットの意見を見ていると、超賛否両論。



では我が家では、というと、

ハマってしまっているんですよ、これが。

自分も妻も、次男くんまでも。



いい加減、警察ものや病院ものに辟易していたところにハマってしまったんです。

いいじゃないですか、「王道ラブストーリー」ってヤツ。


若い人の好きだ嫌いだ、一喜一憂、いいじゃないですか。






そんな中で、一つだけ気になったこと、

「100年続く家」の回。


葵くん設計のあの家と最後のスピーチ、理想としては何ら文句はない。

自然との共生、空間の連続性、将来の対応、そして「建物が終わるときは、必要とされなくなる時」

すべてその通りだとは思いますが、

だからと言って、他の受賞者の重視する「耐震、耐火性」を決して軽視してはいけないのです。



意匠的な理想と構造の完全性の、言わば両極を求めるのが本来の建築側の仕事であって、だからこその

優秀賞ではなく、審査員特別賞だったのだと思うのだけれど、まぁでもドラマの中の世界だから。





流し台がぁ、吹抜けがぁ、とか、柱がぁ、窓がぁ、エアコンがぁ、って、より良い家を建てようと思うと、普通の人は

どうしても「見た目」「感触」に思いが行ってしまう。




そんな時は、どうか「この家、いつまで持つのだろう」と考えてほしいのです。

この地震、災害多発国日本で。





「建物が終わるときは、必要とされなくなる時」

が、

「必要としているのに、建物が終わる時」


にならないように。
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