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20年

北大病院で肝移植が始まって20年が経過した。

1997、藤堂教授が着任して始まった肝臓移植。

今思えば、自分が受けたのが2005年だから、当時、たった8年しか経っていなかったことになる。


素人には「たった8年」なのか「8年も」なのか、どの表現が正しいのかわからないけど、一つだけ言えるのは、自分が発症したのが8年前ではなく

9年前だったら、たぶん、自分は死んでいる。



そもそも移植できることは、現在でもかなり条件が揃わないと叶わないわけで、時間、時代の問題と合わせたら、それこそ「奇跡的」なのかもしれない。




もし今だったら、といつも考える。

2005年当時のように事が運んだろうか。

自分の状況も変わっている。

周りの状況ももっと変わっている。


周辺も含めて、あの時の、移植に向かっていくエネルギーが、果たして今、あるだろうか。と、考える。




第一に、劇症肝炎が難病指定から外れ、特定疾患での新規登録ができなくなっている。

医師も、当時の先生はたった一人しか残ってはいない。

今の先生方は、自分の状態を書類でしか知らない。

移植待機患者も、移植後フォロー患者も、当時の数倍。

何よりみんな歳を取った...


今の自分に、生体移植を受ける資格があるのかどうなのか。




昨年末の定期検診、

やはり今の先生との温度差は感じる。



20年が経ち、透析を受ける方が増えてきたと言われた。

腎機能の異常だ。


そりゃこれだけ薬を飲み続けたら...



手指の痛み、痛み止めの服用を我慢するのと、透析に至るのと、

「選びようもないでしょ」となると、


喜んで我慢します。




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