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+ 磯遊び・・・ 長崎長太郎の思い出

2006年02月25日 09時21分25秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国


 如月の  潮干をたどる  子のはしゃぎ

      馬糞 Bafun

 

  

 

 冬の海は意外と暖かい。

 津屋崎の夕陽が浜は、穏やかな遠浅の浜である。

 夕陽が落ちる海であり、万葉時代から愛されていた浜

である。


 つけっぱなしだったテレビから、たまたま俳句の番組

が目にとまった。

 次のお題は、「磯遊び」だという。

 懐かしい光景が浮かぶ。


 通っていた高校の目の前は磯遊びに格好の浜だった。

 潮溜まりにはタコがいた。

 どんぽがいた。

 イソギンチャクやカラス貝、ワタリ蟹・・・。

 そういえば、わかめが採れる季節になったろうか。

 探しているのは子供心の自分かもしれない。

 

 高校の裏山にアル中の爺さんが一人庵を結んで住んで

いた。

 ボロ小屋だ。

 長崎長太郎と名乗っていた。

 授業を抜け出して遊びに行くと、夏みかんをくれたり

した。

 隠れ家だった。

 

 唯物論がどうの、史的弁証法がどうのとわけの分から

ない単語をしゃべっていた。

 授業よりは刺激的であった。

 落ちぶれたりとはいえ、知的片鱗に誘われた。 

 ふと、思い出の石をおこして走り出す蟹の子のように。


 あの世でも酒をかっくらっているのだろうか。

 「人生は一冊の問題集」。

 逃げてはいけなかったのだ。

 それでも、思い出に残された長崎長太郎である。 


 人生、捨てたものではないのだ。

 磯遊びのように、去年の俳句をひねりなおしてみた。

 馬糞俳諧はリサイクルにむいているのである。

 

 

⇒ 【記事改訂】 

虫下しの思い出

敵は己の内にあり

獅子身中の虫、己心の魔

⇒ http://blog.goo.ne.jp/fds31/e/a05ff9ff3f26c62f3576b0da910afb64

 

                           

 Bafun 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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