大雪taisetu の 掬いし水の 響きかな
馬糞 Bafun
旧暦11月3日は、二四節季の大雪である。
顔を洗う水が冷たい。
雪にはまだ遠いが、博多の街にもクリスマスツリーが飾り山のよう
に人目を引いている。
いっそのことクリスマスツリーも山笠のように走ると、博多らしくて
よいのではないか。
『博多祇園クリスマス』なんてのができんかいな、と思う。
日本の神様もクリスマスは楽しみにしていると思うのだ。
袋を抱えた大黒天がサンタになって、クリスマス山笠で走り回る。
冬場の山笠として楽しめそうだ。
【走らんか!福岡・博多のスポーツ都市戦略】
発展のためには一芸に秀でる必要がある。
坂本竜馬も北辰一刀流千葉道場の免許皆伝という一芸によって
世に出る道を拓いたと言える。
世に認められたのである。
地方都市の発展戦略も同様であろう。
博多が世に知られているものに博多祇園山笠がある。
伝統美の走りが魅力である。
さらに、今年はオリンピック候補地への名乗りで、スポーツ都市福
岡が注目された。
しかし、海外では福岡を知る人はほとんどお目にかかれないという。
語るべき個性がないと言うことでもある。
世界に価値ある福岡のまちづくりが、子供を育て、企業を活性化し、
都市の活力を生んでゆく。
福岡に発展の必然性はあるか。
これを発見することこそがカギとなる。
そこで提案するのが、「走らんか」生涯スポーツ都市戦略である。
プロスポーツ、スポーツイベント、市民スポーツを身近に楽むこと
ができるという都市計画である。
施設は、都市の中心になければならない。
シンボルでもあり、高齢者への利便と言う配慮もある。
そうでなければ、生涯スポーツの文化は普及しない。
スポーツ都市福岡計画の目玉は、天神にある福岡市役所を体育
館に改造し、市役所は人工島に移ってもらうという計画だ。
人工島問題は、現場で考えてもらうとよい。
また、現状での問題点として、市役所前広場の利用は、「公益法人」
でないと貸し出さないと言う原則があるらしい。
しかし、主催団体が企業であっても、イベントの趣旨が公益にかう
ことであれば、市は積極的に協力する職責があるはずである。
こうした、市役所の先例主義、事なかれ主義は改めていただきたい。
発展的改革課題として、新市長に期待する。
梅士 Baishi
※ オリンピック推進委員会と共にオリンピック招致活動の先頭に立った、
ヒューマンアカデミー福岡校の学生たち。