母の日に 子宝連れし 母娘かな
馬糞 Bafun
小学生のころ、母の日のために、赤いカーネーションを学校から
配られたことがあった。
白いカーネーションは、亡き母に贈るものである。
赤いカーネーションでよかったと思った記憶がある。
それにしても、母子家庭がずいぶんと増えた。
家庭を営むのも、権利であって、責任ではなくなったので
あろう。
結婚というのがずいぶんと軽くなったことだ。
フランス料理の席に母娘連れの姿があった。
そういえば、母の日かと合点した。
娘が母をいたわっているのだろうと思った。
ところが、自分よりも背丈の伸びた娘を、お姫様を扱うかの
ように、その母が、娘の身なりを整えていた。
娘は何もしようとはしなかった。
それも母の楽しみなのではあろうが、娘はどのように育つ
のだろうか。
それほど、若くはない娘のようだったけれども・・・
ミャンマーのサイクロン、チャイナ国四川省の大地震で、
数万人の犠牲者が出ている。
しかし、現代日本の家庭の崩壊はさらに深刻である。
家庭崩壊の禍は、末代までたたって、国家崩壊へと連鎖す
るからである。
女のありようを、再教育しなければならないのではないか。
梅士 Baishi