寝ておれば 夜這いの月が 覗くらし
梅士 Baishi
今日は秋分、昼と夜とがやじろべえになる。
お彼岸と言うほど、先祖のことを思うわけでもなく、
今日真っ先に頭に浮かんだことは、お萩を食べたいと言
うことだった。
そこで、初物の高下駄をはいて買い物に出かけた。
ところが、高下駄というのはバランスが難しい。
スーパーの床は滑りやすく、カランコロンいい音はす
るがおっかなびっくりであった。
そのせいもあって、お萩を買うのをすっかり忘れてし
まった。
お萩より優先したのはビールだった。
臥待月だが、もう待ってなんかいられねえ、プシュッ
とチェコ産のビールが名月色に注がれた。
昨日はネパールのエベレストビールだったが、これも
まあまあ苦味があってうまかったねえ。
そういえば、スーバーのレジで高齢の女性に声をかけ
られた。
はいっ?と見ると、二十年以上も前に一緒に幸福の科
学で活動していた近所の人だった。
おしゃれなおばさんだったのに、すっかりお年を召し
て、異郷の人のようであった。
支部を見限ってから20年がたつのだった。
今から思えば、神がかりのように活動したものだった。
世界宗教になるべきであることは分かっていたが、急
成長を遂げる組織には金がいった。
しかし、自営業を立ち上げるには智慧がなさすぎた。
金の切れ目が縁の切れ目、累々たる屍を重ねたであろ
う。
総合問屋業の玩具部門、食品メーカー営業、土木建設、
広告、食品機械、月刊誌取材営業、アパレル、文化事業、
そしてたどり着いたのが一番軽蔑していた教育だった。
ある意味多才で何でもこなせるが、これと言う決め手
がなかった。
今一番関心があることは、外国人教育と新しいメディ
ア事業である。
キーワードは伝道である。
必要なのは英語である。
頑張ろうと思う。
寝待ち月というのは、なかなか出ないものである。
缶ビールを二本へこませた。
そこに電話が鳴った。
だれかと思ったら、大学の法学部に行った教え子だっ
た。
国際私法のゼミで楽しそうにやっている。
今夜は大学対抗討論会に向けて、景気付けに超冷却ビ
ールを二本飲んだのだと言う。
「とってもおいしかったです。それで、ちょっとテン
ションあがってるんです。今月いっぱいだから行ってみ
てください」だなんて。
そんな学生と、国際私法談義ができるというのも楽し
いことだ。
どうも、自分の意識が学生感覚から抜けないのだが、
だから楽しいのかもしれない。
さて、来年は久しぶりのタイツアーにむけて、準備し
よう。
そのときだけ、バーツ安の超円高になってくれますよ
うに!
ジョージソロスさん、もう一回博打やってみない?
【 Japan as No.1は今でも通用するのか 】
1979年にTBSブリタニカ発行・エズラ・F・ヴォーゲル
著(広中和歌子/木本彰子・訳)「ジャパン・アズ・ナン
バー・ワン アメリカへの教訓」の著者が近未来について
警告的に語っていた。
中国は経済規模でアメリカを抜くことになるだろう、
その中国と尖閣問題でもめているが、できるだけ刺激し
ないようにすることが肝要であるという趣旨であると。
その前後の文脈がないので、断言はできないが、おそ
らくその予想は間違っている。
日本は脱工業化の時代を迎えることはない。
新未来に向けた工業化が進むだろう。
製造業を失って金融業にシフトすることは不労所得の
うまみがあるだろうが、金融は工業の手段に過ぎない。
経済の主力は工業である。
中国はまもなく雲散霧消する。
中国は狂気じみているが、見かけほど体力はないとい
うのが相場である。
所詮、張り子の虎である。
その虎が海を泳いで日本を攻めようとしても、形骸を
曝すだけで自滅することになろう。
日本人は、中国への嫌悪感を高めている。
日本を怒らせては、中国も韓国も、その未来はない。
アジアの盟主は昔から、日本に他ならないからである。
日本が立ちあがるきっかけを作るのが習近平である。
さあ、やってみろよ。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党