football smile

the days turn into months and years

薩摩今和泉

2008-06-05 | smile
JR九州の路線図を見ていて気がついた。鹿児島中央駅から南下する指宿枕崎線というのがあって、どうもそれが海岸線をなぞっているようなのだ。想像するだけでもさぞかし魅力的な風景が広がっていそうである。というわけで、試合開始までの時間を使って行けるところまで行ってみようかと、前日の市電の旅に味を占めて思い立った。目指すは指宿。

鹿児島中央駅から坂之上駅までは満員状態。どうやら鹿児島国際大学の学生さんたちらしい。車内が一気に空いたころから車窓には期待通りの絶景が映り始めた。海を見ながらおよそ1時間、結局は指宿駅の3つ手前の薩摩今和泉駅で下車した。2両編成の列車が到着した無人駅は、まあとにかく何もないところだった。頭に日本地図を思い描いて考える。特にこれといった用もなく、日本の南の端っこをひとりで歩いている自分は一体何なのだろうか?しかしまあ、これ以上贅沢な時間の使い方はちょっとないような気もする。暑い、暑い。考えることといったらただそれだけ。幸せ。

やっぱり人生には無駄な時間というものがあって、実はそれはとても大切なものであるような気がした。
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