football smile

the days turn into months and years

EC 鹿島 vs 清水(国立)

2011-01-02 | cup

第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝
2011年1月1日(土)14:00キックオフ
国立競技場
鹿島アントラーズ 2 - 1 清水エスパルス


あ~あ、今年もまた負けちゃったなあと思って、そのままボーッと座っていたら、清水サポーターの方からオレンジのシートが配布された。ご協力をお願いします。言われるがままにシートを掲げて選手入場を見ていた。大嫌いな清水と超大嫌いな鹿島の決勝戦なので、別にどっちが勝ってもいいや!という投げやりな姿勢で臨む。願わくば、どっちも負けてしまえばいいのに!と、わけがわからないことを言い出す始末である。

そういう浦和サポーターは放っておいて、試合の方はなかなか白熱した好ゲームだった。勝った方がACL出場権を獲得するとあって、どちらもタイトル奪取以上に気合いが入っている。この試合を最後にチームを去る選手や監督もいたりして、そりゃあ盛り上がっちゃうわなあ。こういうシチュエーションに身を置くことができるというのは、選手もサポーターも本当に幸せなことなのだ。いろいろなものを失って初めてそういうことに気がつく。悲しい。そして惨めだ。

ここで再び浦和レッズを応援する日は来るのだろうか?

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LC I神戸 vs 浦和(国立)

2011-01-02 | nadeshiko

第32回全日本女子サッカー選手権大会 決勝
2011年1月1日(土)10:30キックオフ
国立競技場
INAC神戸レオネッサ 1 - 1(PK 3 - 2)
浦和レッズレディース

大晦日に自転車で実家へ帰る。そして、元旦から早起きして国立競技場へ向かう。昨年とまったく同じ行動を繰り返す。やはりお正月はこれだよね。今年はアウェー側だったので日が当たらない。日射がないと寒いなあ。もう元旦は他のことは一切考えずに、ただひたすら日射とサッカーのことだけを考える。こうしてまた1年が始まる。

トーナメントからベレーザの名前が消えた時、これはチャンスだと思ってしまったが、それは大きな間違いだった。なでしこの上位チームの差は、確実に縮まってきている。特にI神戸の急成長ぶりは特筆すべきものがある。クラブをあげてのチーム作りが確実に結果となって表れているようだ。開始からI神戸のプレスが早く、完全に相手ペースで試合は進む。フィジカルでも負けているような状態で、早々に先制点を奪われてからも、試合の流れは一向にこちらへ傾かない。危ない場面を何度か切り抜けて、何とか前半を凌いだ感じ。後半に期待するしかない。

後半はさすがにI神戸の運動量も落ちてきて、浦和のパスワークが冴えを見せ始める。村松監督は竹山に代えて西田を投入。これで熊谷を左サイドへ移して縦への攻撃を促す。その直後、左サイドを突破した堂園が、原口元気バリに中へ切れ込んでシュート!これでようやく追いついた。ただ、これで流れを引き寄せることはできず、ここからまた試合はこう着状態に入る。結局このままタイムアップをむかえることとなった。荒川に代えて松田を入れて勝負をかけても良かったのではないか?などど考えているうちにPK戦が始まった。

PKをとやかく言うのは止めよう。GK山郷がキッカーの1人1人へボールを手渡す。失敗した選手をキャプテン柳田が迎える。その美しい光景が全てであってほしい。それでも試合が終わると、そこには勝者と敗者が誕生する。それがサッカーというものである。優勝チームと準優勝チームの差は果てしなく大きい。表彰式を見ていて改めてそう感じた。でも、優勝しなければ意味がないとは思わない。準優勝の意味は必ず存在する。それを探すためにまた1年が始まる。

最後に、PKを蹴った選手達へ、ロベルト・バッジョの言葉を捧げてその健闘を讃えることにする。

「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」

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