明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第27節
2017年9月23日(土)16:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(DAZN)
浦和レッズ 2 - 2 サガン鳥栖
興梠
高木 矢島 武藤 駒井
阿部
槙野 マウリシオ 遠藤 森脇
西川
前節の磐田戦もそうだったけど、いまひとつピリッとしませんなあ。そんな愚痴の一つも言いたくなるような内容である。いきなり先制点が入った鳥栖のフィッカデンティ監督の采配は、関心してしまうくらい徹底していて、がっちり引いてカウンターという戦術を貫いた。最後にイバルボと豊田を並べることをしなかったということは、鳥栖にとってアウェーでドローという結果は、十分受け入れるべきものであったのだろう。非常に手堅いカルチョの国の監督ならではの采配と言える。
ズラタン
矢島 興梠
梅崎 阿部 長澤 武藤
槙野 マウリシオ 遠藤
西川
一方、ボール支配率が70%を超えていた浦和にとってはどうだったのか?今日も堀監督は、十分魅力的な戦術を披露していた。4-1-4-1の右ワイドに駒井を配したスタメンから、長澤を投入して3-4-2-1へと移行するあたり、かなりマニアックな選手交代と布陣構成である。狙いも明確で申し分ない。試合自体は点を取られては取り返すという、後手に回った感は歪めないが、それほど悲観するものでもない。しかし、勝てなかった。最後に何かが欠けている。そこが今後の課題である。
柏木君のけがの影響もあるけれど、堀監督になってから矢島や長澤が積極的に使われている。まだまだ十分な働きができているとは言い難いが、それなりの可能性を感じることができる。しかし、実はこの布陣になって最も重要な役割を担っているのは、武藤ではないかと思う。本来のポジションであるシャドー以外に、サイドに開いたり後ろに下がったり、その状況に合わせてチームに足りない部分を補っている。こういう選手がいると、監督は助かるだろうなあ。