
沢木耕太郎
12 MAR 2020
岩波書店
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「ジャズが音によって会話するように、対談は言葉を用いて自由に話のやりとりをする。そのやりとりの中で、より多く「話し手」になるか「聴き手」になるかは、そのときの二人の状況や気分や流れによる。私は、どちらかといえば、対談の場において「話し手」になるより「聴き手」になることを好んだ。」
という本を読みました。この人の本は装丁が良いんだよね。特にシリーズものだと、揃えたくなってしまう。このシリーズは、やはり4冊揃えて並べたいところ。残り3冊買っておこうかと思う。
一応専門分野ということで、磯崎新とのセッションは、ちょっと他とは違う読み応えがあった。タイトルの「時の廃墟」というのが、いやはや20年前のテーマだなあという気はするけど。それから、井上陽水、羽生善治とのセッションが興味深かった。羽生善治は、著書も読んだことがあるけど、その独特の世界観が魅力的である。まさに達人といった感じ。
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