とうとう12月になって今年もあと少し。
【店主からひとこと】
箱根山、芦ノ湖等々紅葉が始まりました。
朝夕めっきり寒さを感じます。
上着を一枚余分に持って出掛けませんか。
という「箱根/竹やぶ」のHPにつられて足を運びました。
大涌谷から芦ノ湖へ向かう途中の姥子にある、木や石、鉄やガラスを使ったユニークな装飾の、「これがお蕎麦屋さん?」というお店。
駐車場からこの石段をたどり
暖簾をくぐり
エントランス
店主の阿部さんと思しき方に、この席に案内されました。
窓からは終りかけの紅葉のパノラマ。
すぐ脇に10人ほどの団体さんがとても賑やかで、もう...。
待たされること約10分、メニューを見てこの二品に決定。
奥さんは「おろしそば」私は「とろろそば」
入ってすぐ正面のところに、予約のみと思われる部屋を発見。
暖炉があり、とても通常どこにでもあるお蕎麦屋さんとは思えない空間です。
あちらこちらに「こだわり」を感じさせる店内です。
店内をきょろきょろしながら、更に待つこと20分。
待ちかねた「とろろそば」
そばそのものには、十分な風味とこしがあり、そば湯もとても濃厚。
こだわりの絶品といえましょう。
しかし粋とは言い難い私らには、いかんせんそばの量が少なすぎました。
待ち時間30余分、食べるのに5分たらず。
極めて空腹な昼時、コストパフォーマンスとしては何ともねえ。
腹八分目というけれど七分にも達していない。
店主が著した本が置いてあり、そこに「初めてのお客には予約をお断りしている。
まず店にきて頂いて、その後に...予約を...」と書いてあった。
客に媚びない、これもこだわりなんだろうねえ。
お腹いっぱいという訳にはいきませんでしたが、そば好きの私はいつかまた来てもいいなと思う、「そば」ではありました。
終わりかけの紅葉を窓から眺めながら。
二人旅たぐる蕎麦から散り紅葉 (楓山人)
竹やぶに腹をへらした冬すずめ (楓山人)