平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
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自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

穀雨/初夏の花

2010-04-20 16:25:27 | 二十四節気
今日4月20日は穀雨(こくう)。
二十四節気の1つで、この日から立夏までの期間。
田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。
穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。
暦便覧には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。
穀雨の終わりごろに八十八夜がある。
以上、Wikipediaより。

今日もまた天気は芳しくは無く、曇り空で時折小雨交じりといった状況。
雨は確かに“穀雨=恵みの雨”と言った面はあるものの、やはり植物に限らず生育には日照は不可欠。
あと半月もすると立夏。
早く晴れの続く爽やかな晩春となって欲しいものです。


庭には“もうすぐ初夏”を思わせる花も咲き始めています。

<木香薔薇 (もっこうばら)>
薔薇(ばら)科
4月から5月頃に咲く

八重咲きで江戸時代から栽培されているそうで、枝には薔薇特有の棘はありません。
花色は白と黄があり、白の方が黄より香りが良いとのこと。
黄色の方を「黄木香薔薇(きもっこうばら)」とも呼ぶ。


<大紫躑躅(オオムラサキツツジ)>
躑躅(つつじ)科
学名 Rhododendron pulchrum(大紫躑躅)
   Rhododendron : ツツジ属
   pulchrum : 美しい、優雅な

「大紫躑躅」は、躑躅のなかで花が一番大きく、通常「つつじ」と言えばこの種類を指すそうで、赤紫色の大輪の花を咲かせるところから「大紫」となったそうです。

躑躅は万葉集の時代から親しまれており、花が連なって咲くことから「つづき」、また花が筒状であることから「つつ」などと呼ばれていて、次第に「つつじ」になったらしい。
英語では、つつじ、皐月など全般を「Azalea(アザレア)」と呼ぶ。

◎水伝ふ 磯の浦回の 岩つつじ もく咲く道を また見なむかも  万葉集
◎つつじいけて其陰に干鱈さく女 松尾芭蕉
◎百両の石にもまけぬつつじ哉 小林一茶
◎近道へ 出てうれし野の躑躅かな 与謝蕪村