11月22日(金)
私が小学生の時、理科の授業でハレー彗星が30年後にやってくると教えてもらい、「その時僕は38歳になるから、もうお爺さん何だなあ。」と思った記憶がある。そして38歳になった時の12月に、寒い奥多摩の山中で本物のハレー彗星を見る事ができた。おうし座のスバル星団付近に光る本物は前評判程では無く、小さく滲んだ星にしか見えず少々ガッカリさせられた。
その後幾つかの彗星を目撃したが、49歳の時夕闇の空に見たヘール・ポップ彗星は実に見事で、背後に流れるガスの尾もはっきり確認でき、これが本物の「ほうき星」何だと魅入ったものだった。
そして今回接近するアイソン彗星も巨大彗星になる可能性があると言われている。今日未明に痛む足を庇いつつ、東南東の方向を窓から覗いて見たけれど、それらしき星を確認する事はできなかった。私の見方が御座なりか、それとも市街地で見るにはまだ明るさが充分でないのかも知れない。
近日点通過後の12月初~中旬が一番期待できると言われている。朝早いのが辛いけど、久々に繰り広げられる宇宙の大天文ショーを是非とも拝ませてもらいたいものです。