3月7日(土) 天気=曇り後雪
早朝我家を出発する。週末にしては中央道下りは意外に空いていた。伊那インターで降りて王滝村までの一般道がけっこう遠い。王滝村に入ると車の往来が殆ど無く、スキー場は営業してるのだろうかと不安になる程だ。
王滝2240スキー場は御嶽山麓の標高1600~2240mに広がり、ゴンドラや高速リフトもあってけっこう大きなスキー場だ。今日はゲレンデにガスが漂い御嶽山の姿は拝めない。
王滝2240スキー場ゲレンデ
御嶽山の立入制限が緩和されて、ゲレンデは2月末にオープンしたばかりだ。リフト券を買った時、「非常時の防災対策」というチラシを貰った。それには、御嶽山が噴火した際の避難要領が書かれていた。
休業中の施設も多いせいか週末なのに客の姿が少ない。ゴンドラも空いているのでガンガン滑れる。しかし雪質が硬く脚に衝撃が直撃するのでやたら疲れる。せっかく二日券を買ったのに妻はロクに滑りもせず殆ど食堂で休んでいた。
午後3時過ぎにはゲレンデを離れ宿泊先の「おんたけ休暇村」へ向かった。ここは名古屋市が運営する公営の宿で3階建ての大きな建物、クライミングウォールや天文台も併設され、天体望遠鏡の観望を期待していたが、雪の舞う天気で残念ながら叶えられなかった。
3月8日(日) 天気=曇り後晴れ
朝、外は新たな雪が積もっていた。朝食後スキー場へ向かう。昨日より天気はイイものの相変わらずゲレンデはガスに覆われている。新雪のお蔭で昨日より雪質が良くスキーを楽しめる。時折陽も差し一瞬御嶽山の山頂部が見えたが、晴れていれば御嶽や中央アルプス、乗鞍岳の大展望が眺められるのに残念だ。
早朝のおんたけ休暇村
王滝2240スキー場ゲレンデ
同 上
同 上
今日は暖かくて午後からグズグズ雪に変り、滑り辛くなった。妻は再び休憩モードに移行、私も嫌気が差し午後3時過ぎには宿へ引き上げた。
夕刻には上空の雲が払われ、初めて御嶽の山頂が見えた。又は東には中央アルプスの山々が眺められた。フロントに見学を申し込んでいたので、夕食後の午後7時半、天文台へ向かう。
部屋から眺める中央アルプスの山々
同じく御嶽山頂部
見学者は我々を含め10名程、天文ドームには60㎝反射望遠鏡と20㎝屈折望遠鏡が設置されている。どんな具合に見えるかワクワクしていたのに、ドームが凍りついて回転出来ないので観測は無理との担当者の説明にガックリ、しかし開閉部から見えた木星だけは覗かせてくれた。
大型天体望遠鏡
私のチッポケな望遠鏡とは違い、大型望遠鏡の威力は流石で素晴らしい木星像だった。接眼部にデジカメを付けて写真を撮ったけれど明るすぎて模様が飛んでしまった。
手ブレでハッキリしない木星像(左にガリレオ衛星が2個写っている。)
3月9日(月) 天気=曇り後雨
今朝は今にも雨が降りそうな空模様なのでスキーは諦め、一般道をドライブしながら我が家へ戻る事にする。途中、道の駅や高遠城址を見物し、雁坂トンネル~秩父経由で夕刻我が家へ辿り着いた。
高遠城址
高遠城址から中央アルプス
今回はスキーが目的の旅だったが、スキーを楽しむよりも初めて大型天体望遠鏡で観望できた事が一番印象的で嬉しい事だった。