Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、刈場坂峠~伊豆ヶ岳~子ノ権現

2017年12月22日 | 山歩き

 12月21日(木)     天気=晴れ

08:03正丸駅→ 09:15高麗川源流碑→ 09:35~55刈場坂峠→ 10:08虚空蔵峠→ 10:47旧正丸峠→ 11:00~11川越山→ 11:30正丸峠→ 11:48小高山→ 12:03男坂下→ 12:18~59伊豆ヶ岳→ 13:10古御岳→ 13:38高畑山→ 13:55中ノ沢ノ頭→ 14:10天目指峠→ 14:47~55子ノ権現→ 15:40西吾野駅

 

 12月に入って一度も山へ行っていない。山のブログなのに登山の記録が無いのは看板倒れなので、取りあえず奥武蔵の山々を歩いてきた。朝6時頃最寄りの駅を出発し、登山口の正丸駅に8時頃着いた。早朝の高麗川上流の山間は凍えるように寒い。

 西武秩父線、正丸駅

 冷えた身体を温めようと国道299号を秩父市方面へ向かって歩き始める。正丸トンネルの手前で右折して国道を離れ、刈場坂峠へ向かう林道を登って行く。クネクネ曲った車道歩きにアキアキした頃、高麗川源流碑が建つ地点に着いた。我が家の近くを流れる高麗川の源流が此処に在ったとは知らなかった。

 正丸トンネルの手前で右に曲がる。

 高麗川源流碑

 源流碑から峠へ直登する山道がありその道を20分程掛けて登り、奥武蔵グリーンラインの車道が走る刈場坂峠に着いた。峠からは堂平山や笠山等奥武蔵北部の山々の眺めが良好だった。

 刈場坂峠

 峠から山道に入り大野峠向かってしばらく歩くと、正丸峠への道が左に分岐しておりそちらの道を行く。しばらく進むと車道に合流し、その車道を数分進むと東屋が建つ虚空蔵峠だった。

 虚空蔵峠

 虚空蔵峠から車道を離れ山道に入る。いきなり急な階段道が続き、それを越えると樹林帯のありふれた山道を幾度もアップダウンしながら進んで行く。虚空蔵峠から40分程で、山越えの道が横切る旧正丸峠に着いた。

 虚空蔵峠先の急坂

 旧正丸峠から急坂を登って10分余で着いた川越(カンゼ)山(766m)は、さほど眺めは良くなかったが武甲山の姿が立派に見えた。ここから見ると刈場坂峠が随分遠くに見える。

 川越山山頂

 川越山から20分程の歩きで旧国道299号が横切る正丸峠に降り立った。ここには天皇皇后両陛下が拝謁されたという顕彰碑が建っている。峠茶店の駐車場料金は普通車1000円でヤケに高いが、伊豆ヶ岳登山等で利用する人もいるのだろうか。

 正丸峠の降り口

 刈場坂峠からここまでは初めて歩いたと道だと思うが、正丸峠からは幾度も歩いている。正丸駅からの登山道が合流する小高山の小さなピークを越え、伊豆ヶ岳名物である男坂の岩場に着いた。優しげな山の多い奥武蔵では珍しく、此処は標高差50mはありそうな岩場の道だ。飯能市は責任を問われるのを恐れて一応通行禁止の札を立て、右手の女坂を通るように書かれている。

 男坂下の通行禁止の立札

 男坂の鎖場

 しかし行くなと言われて「ハイ。さようですか。」では、九州男児の名が廃る。下から見るとけっこう凄そうだが、鎖が何本も架けられ実際には案外登り易く、むしろここを登るのを楽しみにしていたぐらいだ。

 男坂上から二子山方面

 男岩の上からは眺めが良く、奥武蔵の山々が広く望まれた。岩っぽい道をしばらく進んで、岩が点在する伊豆ヶ岳(851m)に着いた。ここには職場のハイキングや友人達と何度も訪れているが、明るい雰囲気の心地よい山頂だ。

 伊豆ケ岳山頂

 山頂から武川岳方面

 若いアベックが先着して仲良く休んでいたので、邪魔にならぬよう私は少し離れた場所で休憩する。まずは缶ビールで喉を潤し、カップヌードルやら饅頭やら調子に乗ってやたら喰ったらお腹が苦しくなった。

 40分程の休憩を終え山頂を後にしたが、ほろ酔いと喰い過ぎで気分が悪い。伊豆ヶ岳から古御岳や高畑山等を越えてだんだんと標高を下げて行く。歩いているうちに気分の悪さは徐々に解消した。

 古御岳山頂

 中ノ沢ノ頭を越えて車道が横切る天目指峠に降立つと、今度は子ノ権現へと登って行く。地図を見て甘く見ていたがこれがアップダウンの多い道で、けっこう厳しい道程だった。

 中ノ沢ノ頭山頂

 天目指峠

 天目指峠から40分足らずで着いた子ノ権現は、山上に一軒だけ建つ大きな寺で車道も繋がっているので観光客も多い。しかし平日の今は数人のハイカーがいるだけだった。本堂と名物の巨大ワラジをお参りしてからお寺を後にする。

 子ノ権現本堂

 本堂横の巨大ワラジと下駄

 お寺の広い駐車場から関東平野が広く望まれた。ここからしばらく車道を降ると、最初に吾野駅に向う山道が右に分岐し、その次の右への分岐が西吾野駅に降る下山道だった。この道を緩やかに降って、植林帯を通り小さな神社がある小床の集落に降立った。ここから車道伝い降ると国道299号に突当り、左へ曲って国道沿いにしばらく行くと右手の高台に西武秩父線の西吾野駅が見えた。

 子ノ権現駐車場から関東平野の眺め

 国道299号との出合

 駅に着いたのは午後3時40分、既に駅の周囲は日暮れの装いで、随分と陽の落ちるのが早くなったものだ。今日は標高の低い奥武蔵の山々を半日かけて歩いたが、アップダウンが多くてけっこう歩きでがあった。でもこの疲労感が心地よくて楽しい山歩きができたと思う。

 西吾野駅

コメント
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