4月1日(日)
テレビで国会中継を観ていると、いつももどかしく思う事がある。それは数十年来変わらぬ愚直な議事運営の進め方だ。国会の予算委員会を舞台に例え話で説明すると・・・
質問席では今世間を騒がす「もり蕎麦問題」を追及せんとする野党議員の元辻清無氏が鋭く発言、「普通もり蕎麦はどう安く見積もっても800円はするはずでしょ。それが何でたったの134円何ですか。店のご主人、かものいけ氏も総理夫人、春江氏の強い勧めがあったからと言うてますよ。総理はこの件に関しどう思っておられるのか、又どのように責任を取るおつもりかお聞かせください。」
議長がダミ声で「あべ総理大臣」と指名する。・・・あべ総理大臣スッと片手を挙げ、ヨッコラショと椅子から立ち上がりシズシズ答弁席へ向かう。「エ~その件につきまして私は一切関わっておらず、妻もそのよう事は一言も話していないと申しております。」と答弁を終え、シズシズ自席へ戻る。
すると元辻議員は激高し、「総理、総理、総理、そんなこと無いでしょ。かものいけ氏はあべ夫人から店への支援金として百万円を受け取ったと証言してるんですよ。それでどうして無関係と言えるんですか。」
議長「あべ総理大臣」と再び指名・・・あべ総理再び片手を挙げシズシズと答弁席へ向かう。
この例え話で私が言いたいのは「もり蕎麦問題」では無い。それぞれの質問の都度、マイクがある答弁席へシズシズと行ったり来たりの繰り返し・・・この非効率な議事進行を何とかしろと言いたいのだ。
マイクの性能が悪かった一昔前ならいざ知らず、放送技術の進歩した現在はピンマイク何て便利も物もあるのだから、それを出席者全員に装着させ質問の都度その場でサッと答えりゃいいじゃないか。能の舞台じゃあるまいし、シズシズの行ったり来たりを無くせば、国会審議も随分と捗るのではないか。
それからもう一つ苛立たしく思うのは、小蠅のように煩いヤジの応酬だ。これも何とかならぬものか。そこで個人音声識別機能及び適正言語判別機能並びに高性能集音マイクを搭載した高度なA I ロボット「ジャッジ君」を議場に常任させては如何であろう。
酷いヤジを飛ばした某議員を感知するや、「〇〇議員イエローカード」と注意を喚起する。あまりに酷いヤジ及び複数回イエローカードを受けた議員についてはレッドカードで直ちに退場させる。
モウロク爺さんの議長が相手なら抵抗もできようが、120馬力の強力モーターを搭載した情け無用のAIロボット、ジャッジ君には逆らいようも無く、スゴスゴと退場するしかない。
国会審議は高い歳費(一説には一日3億円という。)を費やしてやっているのだから、国会は議事運営の効率化・迅速化を尽くす義務がある。それを実現する為に、私が提案した「ピンマイクの全員装着」及び「AIロボット、ジャッジ君の登用」の改正案を強く要望したい。