12月10日(火)
16年前に胃ガン手術を受けた都内世田谷区の病院で、それ以降予後観察という名目で毎年12月にCT検査を受けている。今日も朝早く病院へ出掛けて、午前10時過ぎには検査が終わった。
時間がたっぷりあるのでブラリ街歩きでもしようと思い病院を後にした。玉川通りを歩いて道玄坂の喫茶店で朝食を兼ねて一休み、その後大規模再開発で賑わう渋谷駅前を抜けて青山通りを東へ進む。
ハイファッションなお店が軒を連ねる表参道の交差点を直進し、しばらく行くと「神宮外苑」と標識に書かれた道が左に分岐していた。そう言えば既に完成したという新国立競技場へどうなっているだろうかと気になり、神宮外苑への道に入る。
秩父宮ラグビー場を過ぎると神宮球場、そしてその奥に白い外観の新国立競技場があった。新国立競技場の向いには「ジャパン・オリンピック・ミュージアム」という建物があり、暇つぶしには良さそうです。
新国立競技場(ジャパン・オリンピック・ミュージアムから)
ジャパン・オリンピック・ミュージアム入口
館内は、看板通りオリンピックに関わるいろんな資料や品々が展示されている。1階は無料で見学でき、2階が有料展示コーナーになっている。料金は大人500円(シニア400円)とお手軽なので、2階の展示コーナーも見物してみた。
2階入口付近の聖火トーチの展示コーナー
有料だけに流石に展示品は豊富、オリンピックの歴史や由来、射撃やバスケットの体験コーナーもある。歴代オリンピックに参加した日本人選手の名前が大きなボードに書かれており、それを見て日本人で初めてメダルを獲得したのは、1920年アントワープ大会のテニスで銀メダルを獲得した熊谷一弥選手と柏尾誠一郎選手である事を知った。
自分のジャンプ力が体験できるコーナー
歴代オリンピック参加の日本人選手の名前
又有名選手を紹介するビデオコーナーもあり、今年7月北海道で出会ったスケートの橋本聖子さんも紹介されていた。彼女は今オリンピック担当大臣として活躍している。人柄の良さそうな彼女が海千山千の政界で職務を遂行するのは大変だろうが、是非とも東京五輪を大成功に導いて欲しいと陰ながら応援している。
ビデオ紹介コーナー
ミュージアムを出て外苑沿いの道を歩いて行くと、「御観兵榎」と書かれた小さな公園があった。案内板によると明治の時代ここは青山練兵場で、明治天皇がこの場所の大きな榎の下に立って、閲兵式や凱旋式を親臨されたという事です。
外苑のイチョウ並木
御観兵榎公園
公園を出て外苑東通りを北へ進むとJR信濃駅に着いたので此処をゴールにした。電車に乗ると池袋駅前の安い居酒屋で軽く一杯嗜んだ後、東武デパート地下1階の和菓子処「仙太郎」で、我々夫婦の大好物「おはぎと栗きんとん」を手土産に我が家へ戻った。都内の散策は思わぬ見所がアチコチあるので、とても楽しいウォーキングコースです。
信濃町駅付近から東外苑通り越しに六本木方面
池袋東武デパチカの和菓子処「仙太郎」