Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

人生で初めての脳検査

2019年12月19日 | 日記

 皆さんの街でもそうでしょうが国民年金の高齢者は、年に一回公費負担で定期健康診断を受検でき、ありがたい世の中になったものです。高齢になれば身体の悩みは尽きないものだけど、私の場合やっぱり頭の中身が一番の心配です。

 最近物忘れが増えたし、やたら怒りっぽくなった。これは認知症の前兆なのではと気になって、何時か機会があったら脳の検査を受けたいと思っていた。

 そんな折り、3年ほど前に「たちかわ脳神経外科クリニック」という病院が、我家からそう遠くない場所に開院した。そこでは定期健康診断もやってくれるというので、今年の定期検診はこの病院で受ける事にした。

 初めて訪れた「たちかわ脳神経外科クリニック」は最近オープンしただけに施設は綺麗で整備され、医師や看護師の応接も親切丁寧で好感が持てた。マニュアルどおりの検査を受けて、3週間後に検査結果を聞きに病院を訪れた。

 診察室に呼ばれ、年齢は若いが誠実そうな院長先生から説明を受けた。「特に大きな問題はありませんが、コレストロールが一寸高めなので、脳のMRI検査を受けてみますか。」と言われた。

 「オ~、渡りに舟だ。」と一瞬思ったが、金額が幾らになるか心配だ。料金を訊ねると2割負担なので5400円程で済むという。それじゃぜひお願いしますと頼み、その日の内に脳と脊髄のMRI検査を受ける事になった。

 検査を終えて診察室へ呼ばれ、ディスプレイに映された自分の脳ミソ画像を生まれて初めて見た。もしやスカスカになってるのではと心配だった私の脳ミソが、吉野家の牛丼大盛みたいに頭蓋骨から溢れんばかりに満ちているではないか。(一寸大袈裟ですが。)

 「腫瘍もありませんし、今のところ特に問題は無いでしょう。一部血管が細いようなので、年に一度脳の検査を受けられた方がいいですね。」というのが先生の説明だった。

 「アノー認知症の心配は・・・?」と訊ねると、「認知症より脳梗塞の心配をした方がいいですよ。」という返事だったので、こりゃ年に一度の脳検査は欠かせなくなった。

 最大の懸念であった「認知症」の心配は取りあえず回避されたので、まずはホッと安堵の心境でした。医療行為で検査を受ければ意外とリーズナブルな金額なので、私と同様の不安を抱える中高年の方は、是非とも一度脳の検査を受ける事をお勧めします。

 万が一運悪く「イヤー、これは見事に委縮していますね。スカスカになったところには、マルコメ味噌でも入れときましょうか。」何て、最悪な結果を告げられる方も中にはおられるかも知れませんが、それはそれで運命と諦観し、どうせなら極上の特選味噌でも入れてみては如何でしょうか。

 たちかわ脳神経外科クリニック(感じの良い病院です。)

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