Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、物見山~日和田山ハイキング

2019年12月16日 | 山歩き

12月15日(日)      天気=曇り後晴れ

 

09:13武蔵横手駅→ 09:40五常ノ滝→ 09:50~59登山道分岐→ 10:27~39物見山→ 11:10~50日和田山→ 12:20日和田山登山口→ 12:46~13:00高麗神社→ 13:20高麗川駅

 

 山歩きを看板に掲げるブログなのに、膝の不調もあって最近トント山はご無沙汰になっている。坂の登り降りがチョット不安だが、これじゃいかんとリハビリのつもりで奥武蔵の小さな里山へ出掛けた。

 向かったのは埼玉県日高市の西に聳える物見山と日和田山です。いずれも東京タワーと丈を並べる低山だが、世界最高峰エベレストの女性初登頂者である登山家の田部井淳子さんが、ガン闘病中の晩年に何度も訪れた彼女の愛した山々でもあります。

 電車を乗り継いで午前9時過ぎに出発地点の西武秩父線、武蔵横手駅へ着いた。小さなローカル駅だが、休日とあって駅前はファミリーやトレラングループなど多くのハイカーで賑わっている。

 武蔵横手駅を出発

 駅を出ると、国道299号を渡って物見山へ向かう沢沿いの林道に入る。林道を進むと車が数台路肩に停まっており、銃を担いだオジサン達が猟の準備をしていた。更に奥へ進むと神社のような建物がある。数年前ここを歩いた時は無かったのに一体何だと思ったら、五常の滝を見物する人から料金を受取る受付所だった。

 五常の滝の料金所

 言っちゃ悪いが五常の滝何て落差10m位のチッポケな滝で、有料(200円)で見せるような代物じゃない。自然のまましときゃいいのに、セコイ施設を造ったものだ。

 五常の滝からしばらく進むと林道は左右に分岐し、右手の道を行くと直ぐに物見山へ向かう登山道があった。樹林帯の登山道をしばらく進むと、山間の合間にポツンと一軒家ならぬ2軒の家があり、周囲に畑が広がっていた。

 物見山登山道の分岐

 樹林帯の登山道

 ポツンと2軒家の手前の畑

 ポツンと2軒家を過ぎると樹林帯の尾根道となり、やっと山歩きの雰囲気が味わえた。しばらく行くと鎌北湖からの登山道が合流し、更に植林帯の尾根を進むと、物見山(375m)の山頂へ着いた。

 登山道沿いにあった馬頭観音の石碑

 物見山山頂

 東側に展望はあるものの眺めはさほどでもない。三方からコースが合さるので、山頂を行き交うハイカーは多く、大勢で来たグループの中に妻の友人が居て、思わぬ遭遇に二人は大喜びだった。

 物見山の山頂を後にユルユル降って行くと、再び車道と合流した。そこには茶店のような休憩所と立派なトイレがあった。更に進んだ車道の終点が高指山の山頂直下で、そこから再び登山道となり、樹林の尾根を日和田山へ進んで、鞍部から急坂を一気に登ると日和田山(305m)だった。

 日和田山へ向かう登山道沿いに建つ小さな社

 茶店(隣接して立派なトイレがある)

日和田山への最後の登り

 山頂からは東面に関東平野の大展望が拡がる。この山は展望とアクセスの良さもあって人気が高く、今日も幼稚園児から高齢者まで大勢の人が狭い山頂に溢れんばかりだった。

 日和田山山頂

 山頂から関東平野の大展望

 我々は山頂の一遇でお湯を沸かしてコーヒータイムとし、50分程滞在する。山頂を後に降り100m程行くと、登山道が男坂と女坂に分岐する。ここも展望が良い地点なので、多くの人が休んでいる。

 男坂と女坂の分岐地点からの展望

 多くの人は傾斜の緩い女坂を歩いているが、我々は急な男坂を降って行く。チョットした岩場歩きの気分が味わえて、こちらの方が面白い道だ。やがて細々と水が流れる沢を越え、その先で再び女坂の登山道と合流し、整備された遊歩道を少し降ると、日和田山の登山口だった。

 男坂の降り

 男坂(左)と女坂(右)下の合流地点

 日和田山登山口の看板

 ここから西武秩父線の高麗駅まで僅かな距離だが、時間が早いので高麗神社を経由してJR八高線の高麗川駅まで歩く事にする。登山口から日和田山山麓の里道をノンビリと北へ30分程進むと、高麗神社境内へ着いた。

 高麗神社へ向かう里道

 高麗神社の鳥居

 高麗神社は1300年の歴史を誇る由緒ある神社で、皇族方を始め多くの有名人が参拝する霊験あらたかなるお社です。妻と二人で社殿に並び、「この膝が早く治りますように、&来年も平和で安らかな1年でありますように」と祈りを捧げた。

 高麗神社本殿

 神社を後にすると、高麗川に架かる橋を渡って住宅街の道を20分程歩いて、ゴールの高麗川駅へ到着した。小さな里山なれど、やっぱり山歩きをした後は気分がいいもんです。程々に疲れて良い一日を過ごせました。

 ゴールの高麗川駅

 高麗神社の効能で膝の不調が早く治ればいいんですが、しばらくはこんな里山歩きしかできそうにありません。でも歩く事ができるだけ、まだ幸せというものですね。

コメント
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