Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№73、栃木、高原山(3百名山)

2019年12月24日 | 三百名山回顧

 東北自動車道を北へ向かい、宇都宮市街地を過ぎると左手に奥日光連山が見えてくる。その次左手に見えてくる山々が高原山です。高原山とは山々の総称で最高峰は釈迦ヶ岳だが、日光と那須の山々に挟まれてどちらかと言えば地味な山域と言えるでしょう。

 高原山へ最初に登ったのは多分40年以上昔の6月頃だったと思います。この時は職場の慰安旅行中で前日は鬼怒川温泉へ泊った。翌日はバスで那須の観光地へ向かったのだが、観光なんかしたくなかった私は日塩もみじラインの高原山登山口で一人降ろしてもらい、鶏頂山や釈迦ヶ岳を登った。しかしアルバムにはこの時の写真は残っておらず、何時登ったかも正確には判らない。

 次に高原山へ登ったのは平成21年の6月で、私の古いホームページにその記録があったので、それを下記へ転載します。

黄色の線が慰安旅行中に登ったコース、赤い線が妻と二人で登ったコース 

平成21年6月26日(金)   天気=晴れ後曇り

08:33小間々台駐車場→ 09:03~31大間々台→ 10:25林間コース分岐→ 10:351590m峰→ 10:46大入道分岐→ 12:04~59釈迦ヶ岳→ 13:50~14:01大入道分岐→ 14:41~49大入道→ 15:25小間々台駐車場

 

 梅雨の晴れ間を狙って、妻と二人栃木県矢板市の西に位置する高原山地、剣ヶ峰~釈迦ヶ岳へ出掛けた。矢板ICで東北道を降り、塩原温泉へ向かう八方ヶ原観光道路を通って標高1160mの小間々台駐車場に車を停めた。この辺りは八方ヶ原と呼ばれる樹林の高原帯で新緑が瑞々しい。

 小間々台駐車場

 準備を終えると出発する。約30分の歩きで大間々台駐車場に着くが、ここまで車で来る事ができる。ツツジの樹林越しに展望が開き、男鹿山塊や那須の山々、東北本線沿いに点在する集落が望まれた。

 この先で林間コースと見晴しコースに分岐し、見晴しコースを行く。樹林の尾根を登って行くと突然視界が開き、尚仁沢越しに高原山地最高峰の釈迦ヶ岳が姿を現した。

 見晴コースから釈迦ケ岳

 見晴コース、八海山神社手前

 ここから八海山神社と記された小さな祠があるピークまで展望の良い岩屑の尾根道を行く。真夏を思わせる陽光が、暑さに慣れぬ身体に容赦なく照りつける。天気予報が関東内陸部で気温35℃と報じている。

 八海山神社

 樹林に囲まれた1590m峰を越えて大入道からの道と合流し、西に向かって進む。展望の無い緩やかなアップダウンが続く。釈迦ヶ岳が近づくにつれだんだん急登になる。

 固定ロープが張られた急場では四肢をフル稼働して登って行く。猛暑の中、普段ロクな運動をしていない妻が黙々と登ってくる根性は、大したもんだと身内ながら感心する。私だって息が上がってけっこうきついのに・・

 12時過ぎに釈迦ヶ岳(1794m)へ到着した。3名程の人が休んでいる。山頂からの展望は良好だが、霞んだ大気で遠望は効かない。北に見える残雪の山々は飯豊連峰だろうか。

 釈迦ケ岳山頂

 山頂から鶏頂山方面?

 お湯を沸かしてラーメンやコーヒーで昼食をとる。山の食事は本当に美味しく、これで冷たいビールがあれば言う事は無い。1時間程休憩して山頂を後にする。

 下山の道は大入道越えのコースを行く。アップダウンの激しい道で、登山口の小間々駐車場に戻った時は「もう歩きたくない。」と思う程グッタリ疲れが残った。

 大入道ピーク

 帰りの道は妻の希望で、塩原温泉の元湯温泉に立寄り入浴する。山で疲れた身体に源泉の湯が何とも言えぬ心地よさだ。山間の秘湯には中高年の団体さんが大勢宿泊していた。私達夫婦も温泉三昧したいところだが、まだ足腰の動くうちは山&温泉セットで頑張ろう。

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