Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

泣けて笑えた、映画「男はつらいよ。お帰り寅さん」

2019年12月31日 | 映画・コンサート

 12月30日(月)

 マンネリだなあと思いつつも寅さん映画が好きだったので、過去の「男はつらいよ」シリーズ作品は殆ど見ている。おそらくラストを飾るであろう50作目の「男はつらいよ。お帰り寅さん」は主役の渥美清さんが不在の中、どんな映画に仕上がったのか、ソコントコにも興味があって映画館を訪れた。

 物語りは吉岡秀隆さん演ずる寅さんの甥っ子、満男を中心に懐古調に展開していきます。寅さん存命の頃は頼りない学生だった満男も、今や新進気鋭の小説家となって活躍中、妻を6年前に亡くし現在は娘と二人暮らし・・・こんなシチュエーションからストーリーは流れていきます。

 物語りの詳細は実際にご覧になって楽しんで頂くとして、過去の「男はつらいよ」シリーズ作品の映像を随所に散りばめた映画は、昭和の良き時代を懐かしく描き、思わず笑いそしてホロリと泣ける場面もあり、見所満載の楽しい映画でした。

 それにしても妹サクラ役の倍賞千恵子さんや、歴代マドンナを演じた女優さん達の何という可憐な美しさ、これが見られただけでも、映画館を訪れた甲斐があったというもんです。

 88歳の山田洋次監督渾身の作品、「男はつらいよ。お帰り寅さん」は寅さんシリーズの総決算とも言える素晴らしい映画でした。ぜひ観覧される事をお勧めします。

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