1月3日(日) 天気=晴れ
08:45筑波山神社→ 09:41~48男女川源流水→ 10:09~23御幸ケ原10:31~40男体山→ 11:03~11女体山(筑波山最高峰)→11:18~56休憩→ 12:00御幸ケ原→ 12:18男女川源流水→ 13:10筑波山神社
私の人生黄昏時でこの先さほど良い事も無さそうだが、日本人の性としてやはり初詣の願掛けには出掛けたい。有名神社は混み合いそうだし何処か山中の神社は無いものかと考えて、そうだ「山全体がご神体となっている筑波山なら初詣と登山が同時にできる」と思い立ち今年の初詣は筑波山に決めた。
外出自粛の影響でガラガラの園王道を走り、朝8時半頃筑波山の麓に着いた。筑波山神社周辺の駐車場はほぼ満杯だったが、運よく端っこのスペースを確保する事ができた。
登山の準備を終えるとまず最初に筑波山神社をお参りし、今年の無事息災と金運アップ&コロナ退散を願う。お参りを終えると神社から山頂目指して出発する。前回登った時は白雲橋コースを歩いたので、今日は御幸ケ原コースを登る。
筑波山神社本殿
御幸ケ原コースの登山口(右手の鳥居を潜る)
筑波山ケーブルカー宮脇駅傍の登山口から出発する。最初は緩やかな樹林帯の道だったが、登るにつれてだんだん傾斜が増してくる。岩や木の根の多い道だが、整備されているので歩き難くは感じない。蜜を避けて山へ来たつもりだったが、道沿いは老若男女が数多く行き交い、歓声をあげて登って行く元気なちびっ子軍団もいた。
山麓のケーブルカー宮脇駅
緩やかな樹林帯の道
だんだん急になる登山道
途中の休憩ポイント
登山口から30分ほどで、ケーブルカーの線路脇に着く。そこはケーブルカーの中間地点で、ゴトゴト音がして赤と緑のケーブルカーがすれ違った。更に急坂を登って行くと左へ曲がって緩やかなトラバース道となり、その先に岩の合間から清水が湧き出ている「男女川源流湧水」に着いた。
すれ違うケーブルカー
更に急になる登山道
男女川源流湧水
源流湧水の先から再び急登となり黙々と登って行くと、やがて頭上の視界が開きロープウェー山頂駅や売店・食堂などが在る御幸ケ原の広場に着いた。広場は観光地の装いで様々な服装の人達で賑わっている。
最後の急登
御幸ケ原の広場(奥は女体山の山頂部)
御幸ケ原から北側の展望(白い峰は那須連峰だろうか)
広場から最初に西の男体山山頂(871m)へ向かう。10分足らずで着いた狭い山頂には小さな神殿が建ち、溢れんばかりの人達がいた。写真を撮り終えると山頂を後にし、今度は東側の女体山へ向かう。
男体山山頂
男体山山頂から西側の展望
女体山へは緩やかな登りで二か所の電波塔の横を通り、筑波名物のガマ岩の下を抜けてご神殿の奥にある女体山山頂に着いた。こちらは男体山より更に狭い山頂だが、標高876mで此処が筑波山最高峰となる。
筑波山名物「ガマ岩」
女体山山頂
女体山山頂から南、霞ケ浦方面の眺め
山頂から北側の眺め
山頂付近では休める場所が無く、御幸ケ原付近まで降りベンチの一隅でお湯を沸かして休憩した。行き交う人が多過ぎて山に居るという風情は無いけれど、冬晴れの陽射しの中で飲むコーヒーが美味い。
ケーブルカー山頂駅
休憩を終えると御幸ケ原から来た道を降って行く。下山の道も次々と人が登って来る。その賑わいは高尾山を思わせるが、百名山だけあって登山道の険しさはこちらの方が遥かに上だ。妻は買ったばかりの登山靴が足に馴染まず歩き難そうだったが、御幸ケ原から1時間余で登山口の筑波山神社へ戻って来た。
ケーブルカーを利用すれば山麓から山頂部の御幸ケ原まで僅か8分で行けるけれど、やはり自力で登れねば神様のご利益も薄かろうと歩いて山頂まで往復した。この汗と努力が報われて、「コロナ退散」「オリンピック大成功」そして我家の健康&金運アップの1年となれば万々歳です。