柔道と体操が日本スポーツ界のお家芸である事は分っていたが、スケートボードがこんなに強かったのかと今回のオリンピックで初めて知った。まだうら若い十代の日本人選手の活躍は、頼もしい限りで誇らしくもありました。
そんな日本にとっては希望溢れる競技ですが、正直に言えば私にとってあまり好きなスポーツではありませんでした。その理由なんですが、一寸した身近な出来事がありました。
何年か前に我家の近隣に3階建ての大きな駐車場が建てられた。そこは駅傍なので昼間は利用者も多いのですが、夜遅くになると駐車する車も減り静まり返ります。
そこにへ目を付けたのがスケートボードを愛好する若者達で、ある時期から夜な夜な駐車場の屋上でプレイを楽しむようになりました。ローラーの「ゴーッ」という回転音やジャンプした際の「ガシャッ」という音は、昼間はそれ程気にならないけれど、寝静まった夜に絶え間なくやられると、騒音公害とも言えるレベルの煩さです。
あまり煩いので2度ほど彼らに苦情を言った事もあります。若者達は意外に素直で、その時は「スミマセン」と言って立ち去ってくれますが、しばらくするとまた別のグループが来たりして中々収まりませんでした。最後は管理会社へ電話でクレームを入れて、その後スケートボードの騒音は聞かれなくなりました。
日本人選手の活躍で、スケートボード熱が高まるのは喜ばしいのですが、騒音問題が浮上してその熱に水を差すのではと気懸りです。スノーボーダーが安心してプレイできる環境を整えて、これからもスケートボード強国「日本」として盛り上がってもらえれば、これに越した事は無いんですが。