Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

終戦記念日に思う事

2021年08月17日 | 日記

 8月15日(日)

 我々団塊世代は終戦の数年後に生まれたので、直接戦争を体験した訳ではありません。しかし戦争の名残りのようなものは、幼い頃の記憶に幾つか覚えています。

 例えば「市場へ行った時に、義足で白装束の傷痍軍人さんがアコーデオンを奏でつつ物乞いする姿」とか、「上空を#型をした米軍戦闘機P38が飛んでいたり」、「小学校で児童達が皆、蚤取り用の白い粉末消毒剤DDT(発ガン物質として今では使用禁止)を頭からぶっかけられたり」などなどです。

 終戦後は殆どの人が厳しい生活を強いられていたのでしょうが、それでも幼い記憶の中では、活力と明るさに満ちた庶民の生活があったような気がします。それはきっと、恐怖と絶望の戦争時代を生き抜いた人々が、平和と安心を取り戻して未来への希望を持てたからではないでしょうか。

「歴史は繰り返す」という言葉があるとおり、いつの世も争いの絶える事はありません。しかし「戦争ほど人類にとって愚かな行為は無い」と言うのも、これまた歴史の事実です。これからも戦前のように軍人が国を牛耳るような世の中にだけは、絶対になってはならないと終戦記念日が来るたびに思います。

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