「浅間隠山」は角落山塊の最高峰ですが、群馬県の東吾妻村や中之条町方面から眺めると名峰「浅間山」を隠してしまう位置にある為、「浅間隠山」という安易な名前が付けられたそうで、チョット気の毒な山です。
浅間隠山の中腹を群馬と信州を結ぶ県道54号線が通っている為、県道最高地点の二度上峠から僅か1時間半のコースタイムで山頂へ登る事ができ、三百名山の中では比較的容易に登れる山の一つでしょう。
又、山頂からは360度の展望で関東甲信越の山々が見渡せ、何より西隣に聳える浅間山が圧巻の眺めです。
そんな浅間隠山へ登ったのは、平成9年11月初旬の頃でした。当時はまだ元気溌剌としていたので、二度上峠からでは物足らないと、峠下の軽井沢高原別荘地に車を停めて、そこから周回コースで浅間隠山を登りました。
二度上峠経由で山頂へ向かう道は容易に登れたのですが、山頂から別荘地までの下山道は殆ど廃道化した藪道で、藪漕ぎに難渋しながら降った事を覚えています。それも今では、懐かしい山の想い出の一つとなりました。
平成9年11月2日(日)
軽井沢高原別荘地→ 二度上峠→ 浅間隠山→ 鞍部→ 軽井沢高原別荘地
浅間隠山山頂
山頂から八ヶ岳方面
山頂から北アルプス方面
山頂から角落山(手前左端)、妙義山(奥)方面
山頂から浅間山