4月13日(木) 天気=晴れ
08:24帯那山登山口→ 08:59~09:12下林道出合→ 09:31帯那山→ 09:43~50奥帯那山→ 09:56~10:27帯那山→ 10:47見越山→ 11:07無線中継塔→ 11:29~32林道出合→ 11:51~55太良ヶ峠→ 12:05帯那山登山口
黄砂で霞がかった空の下、山梨百名山の一つ「帯那山」へ行って来ました。早朝我が家を出発し、中央道の勝沼インターで高速を降りると、山梨市街地を通過して帯那山へ車を走らせる。
春の花々が咲く山里を走っていたら、「北朝鮮がミサイルを発射、北海道に落下の怖れ有り、住民の皆さんは丈夫な建物に避難して下さい」とラジオの緊急速報が流れた。
「こりゃまた、エラいこっちゃ」と思いつつも、山梨県は関係ないのでそのまま車を走らせ太良ヶ峠下の登山口に着いた。近くの空地に車を停め、準備を終えると登山口から沢沿いの道を登って行く。
帯那山登山口
緩やかな道を登ってソロソロ休憩でもと思った頃に舗装された林道が交差した。林道を横切り越えてしばらく登ると山頂直下の林道に達し、そこから僅かな時間で帯那山の山頂に着いた。
沢沿いの道を登って行く
下の林道を横切る
時間が早いので、脚を止めずに最高峰の奥帯那山へ向かう。緩やかな樹林の道を10分ほど歩いて標高1422mの奥帯那山に着いた。平坦な山頂は樹林に囲まれて展望は無く、記念の写真を撮っただけで帯那山へと引き返す。
奥帯那山手前の登山道
奥帯那山山頂
草原の帯那山山頂は、富士山や奥秩父の山々の展望が素晴らしい。(黄砂が無かったらもっとクリアだったのに)暖かな陽射しの中、我々夫婦だけでこの風景を独占するのは申し訳ないほどだ。又山頂一帯にはアヤメの群落地が広がっているが、時期がはやいのか蕾すら無く単なる草原だった。
帯那山山頂(奥の山は奥秩父主脈)
山頂から富士山と甲府盆地
山頂の避難小屋(頑丈なコンクリート造りで雨露凌げそう)
下山は太良ヶ峠経由の尾根道を降る。車道はなるべく歩きたくなかったので、尾根沿いの薄い踏み跡は進んで行く。帯那山から15分ほどで着いた標高1347mのピークは2万5千分の一地図に山名は無いが、「見越山」と書かれた小さな標識があった。
見越山山頂(ここにカメラを忘れた)
見越山から少し降った所で写真を撮ろうとしたら「アレッカメラが無い!」、慌てて引き返したら山頂の木の枝にカメラがポツンと残されていた。見越山からしばらく降ると明るい伐採地に出て、鹿除けの柵沿いに降って行く。
鹿除け柵沿いに降る
やがて前方に三角屋根の無線中継塔が見え、塔の横を抜け更に鹿除け柵沿いに降ると緩やかな樹林の尾根道になった。無線中継塔から30ほどで林道に出てしばらく行くと車両止めのゲートが有り、看板に4月28日から開門すると書かれていた。
前方に無線中継塔が見える
登山道から帯名山方面
車道間近の尾根道
尾根道から車道に出る
車両止めゲート
ゲートから数分で、車道が三叉路になった太良ヶ峠に着いた。峠の南面からは雪の南アルプスの白嶺三山が白く輝いて見えた。峠から車道を10分降ると車を停めている登山口に戻って来た。
峠から南アルプス白嶺三山方面
登山口に戻って来た。
帯那山は登山道が緩やかで眺めが良く、ハイキングのモデルコースのように楽しい山だった。今日は誰にも遭わなかったが、太良ヶ峠の車両止めゲートが開門すれば大勢の人が訪れるのではないだろうか。その前の静かな帯那山を登る事ができて、ある意味ラッキーだった。
下山後、山梨市のフルーツ公園内にある日帰り温泉「山梨フルーツ温泉ぷくぷく」で汗を流したんですが、館内施設や眺めも良くて、気持ちのいい温泉でした。
山梨フルーツ温泉ぷくぷく
温泉から甲府盆地の眺め(露天風呂からも絶景の眺めです)
・・「黄砂追い、怖いミサイル飛んで来た」・・